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第10回おむすびミーティングを実施しました

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2009年2月9日

第10回おむすびミーティングを実施しました

1 概要

 長寿社会が進展する中,介護の必要性はますます高まってきており,高齢者の介護に携わる職員の人材確保と定着が老人福祉施設等において大きな社会的課題となっています。

 昨年,国において制定された介護の日(11月11日)に,京都市老人福祉施設協議会から委嘱を受けた,施設職員によるハートメッセンジャーは,介護の仕事の意義や素晴らしさを社会に伝える役割を務める介護の広報担当として,大いに活躍が期待されます。

 この度,門川大作京都市長が,高齢者介護等に関わるハートメッセンジャーを激励するとともに,介護の仕事の魅力や尊さについて語り合いました。

  • 日時  平成21年2月6日金曜日 午後5時から午後6時まで
  • 場所  高齢者福祉総合施設ももやま 1階交流スペース
  • 出席者 ハートメッセンジャー(介護の広報担当)16名,京都市老人福祉施設協議会役員5名 計21名

2 ミーティングの内容

出席者の主な発言内容

■ハートメッセンジャーの主な発言内容

○ハートメッセンジャーは介護人材の確保・定着が社会的課題となっている中で,地域や学校に出向き,施設の案内役として介護の仕事の意義や素晴らしさを伝える橋渡しとなり,新たな人材の確保や社会的評価を高めることを目的としている。

○私が働く特別養護老人ホームでは,月に数回,生き方探求チャレンジ体験(中学生の職場体験学習)や高校生ボランティアを受け入れている。こうした機会や,学生対象の施設見学,また地元の中学校・高校に出向くなどして,介護の素晴らしさを生の声で伝え,若い人たちが将来,介護の仕事をしたいと思えるよう働きかけていきたい。

○知り合いのお子さんがたまたま,チャレンジ体験で来てくれた。その子が家に帰った後,「私,将来老人ホームで働く」と言っていたという話をお母さんから聞き,とてもうれしかった。

○介護の仕事の魅力は,自分に役割を持たせてもらえること。また,利用者さんから多くのことを教えてもらえること。それがあったから,続けて来られたのだと思う。

○就職フェアで介護の仕事の話をした時に,学生に真剣に耳を傾けてもらえ,うれしかった。「大変」,「しんどい」といったイメージを持つ学生が多いが,「介護は笑顔になれる場所,大変さはあるかもしれないが大切なことを学べる場所だ」と思っている。そういう思いを学生だけでなく,親や友人といった身近な人たちにも伝えていきたい。

○私が働く特別養護老人ホームには,児童館や図書館が併設されており,地域の方の出入りが多い。今の子どもたちはお年寄り,特に車いすに乗られている方と接する機会が少ないので,児童館などとの関わりを通じて地域との連携を深めていけば,子どもが介護に目を向けるきっかけになるのではないか。

○子どもの育成のためにも,子どもたちがお年寄りと接する機会が多いことは良いことである。お年寄りも「しっかり勉強しなさい。」と子どもを叱るなど,子どもがいることで今まで見せなかった面を見せてくれる。お互いに良い面があると思う。

■京都市老人福祉施設協議会役員の主な発言内容

○介護の養成校の学生が減ってきており,介護職員のなり手がないという深刻な問題がある。小学生の時くらいから,介護の素晴らしさを地道に伝えていくことで,介護の仕事を目指し,養成校に入学したいという意欲に結びつく。そのためにも施設は,これまでのようにボランティアを受け入れるだけでなく,自ら学校に出向いて子どもに介護について知ってもらう関係を作っていく必要がある。

○介護の仕事は何よりも現場が楽しい仕事である。また,現場から離れてしまうとその楽しさが分かりにくい仕事でもある。しかし,一度は現場を経験し,仕事の楽しさを知った職員が辞めていくという現実がある。職員が辞めてしまわないような様々な制度や仕組みを作っていかなければならない。

 

市長の主な発言内容

◆お年寄りをしっかりと支えて,生きがいや充実感を持って生活していただける社会を築くことが大事である。それと同時に子育てをしっかりと支えていかないといけない。これが地方自治体の大切な仕事の一つである。

◆みやこめっせで開催された就職フェアには私も足を運んだが,たくさんの学生が参加しており,皆さんも一所懸命頑張っておられた。先程の「介護は笑顔になれる場所」というフレーズは素敵だと思う。もちろん,就職フェアのような活動も大事だが,小学校・中学校,あるいは親子の会話の中で,人のために,世の中のために働くことが自分の幸せだと感じさせる教育が大事である。損か得か,楽かそうでないか,ということではないと痛感する。

◆子どもがお年寄りと触れ合う,また介護の仕事をする人と接することで,学校や家庭では教えられないことを学ぶことができる。上京区にある特別養護老人ホームと合築している幼稚園では,園児とお年寄りとの交流を重ねるうちに,園児が人の気持ちを理解するようになった。世代間の断絶がある現代では,理屈ではなく実際に触れ合うことにより学ぶことがたくさんある。

◆地域包括支援センターと老人デイサービスセンター,保育所と合築している御池中学校では,放課後,中学生が保育所やデイサービスセンターにボランティアに行く。そうすると,お年寄りは喜ぶし,中学生は学べるし,幼児はしっかりするというように,皆が良くなる。

◆「子育ては苦楽しい(くるたのしい)」という河合隼雄さんの言葉がある。苦しいけども楽しいという意味。また,大八木淳史さんは「子育ては楽苦美(ラグビー)だ」と言っている。楽しい,苦しい,美しいという意味だが,皆さんの話を聞いていて,こうした言葉を思い出した。楽しく,笑顔で,心のこもった専門性の高い仕事をされていると同時に,苦しさや厳しさもある。しかし,生き方として美しい,輝いておられるなと改めて感じた。頭の下がる思いである。

◆介護保険制度はまだ始まって10年足らずで,動き出したばかりである。皆さんと共に汗をかき,知恵を出して,皆さんが誇りを持って長く続けられる,また新しく介護の仕事を目指す人が増える社会づくりをしていかなければならないと実感した。少子長寿化が進展する中,京都が全国の先頭を走るよう,皆さんと一緒に頑張っていきたい。


お問い合わせ先

京都市 総合企画局総合政策室市民協働推進担当

電話:075-222-3178

ファックス:075-212-2902

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