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第7回おむすびミーティングを実施しました

ページ番号49705

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2008年10月20日

第7回おむすびミーティングを実施しました

1 概要

 京都市では,大学の研究成果や学生の活力を地域づくりに活かし,魅力あるまちづくりを促進するため,様々な取組を行っています。

 その一つとして,山科区清水焼団地では,京都橘大学の教員・学生が,清水焼団地協同組合と連携し,伝統産業・清水焼の活性化に取り組んでおり,10月18日,19日の2日間にわたり,京焼・清水焼に触れることのできる「第9回楽陶祭」が開催されました。

 この度,門川京都市長が同イベント会場を訪れ,実行委員会の学生,清水焼団地協同組合関係者と,伝統産業の魅力の発信や,大学と地域の連携などについて意見交換を行いました。

  • 日時  平成20年10月18日土曜日 午後1時から午後2時20分まで
  • 場所  第9回楽陶祭会場(山科区清水焼団地)
  • 出席者 京都橘大学教員・学生,清水焼団地協同組合関係者(13名)

2 ミーティングの内容

出席者の主な発言内容

■清水焼団地協同組合関係者の主な発言内容

○楽陶祭を始めた当初は,ノウハウもなく,集客も非常に難しかったが,地元の京都橘大学の学生たちに参加してもらうようになって,非常にレベルの高いイベントになってきた。今後も継続して取り組んでいき,将来的には,山科地域の祭りの一つとして定着させたい。

○大学に加えて,地域経済界や区役所等と連携し,皆で山科を盛り上げようという動きが結集してきた中に,我々,清水焼団地の動きもあるのではないか。まさに,市長の言う「融合」と「共汗」で,前へ動き出した時期だと考えており,今後も続けていけるように,皆が意識をもって動く必要がある。

○京焼・清水焼に関する情報発信が少なくなるにつれて,お客さんも減少している。まずは,お客さんに来てもらうことが大切。今年の楽陶祭が非常に盛り上がったのは,山科区全体で,いろいろな関連イベントが増えたことによる。お客さんに京焼を買ってもらうだけでなく,1日楽しんでいただくことで,清水焼団地の間口の広さ,奥行きを見ていただく機会になったのではないか。

○どうやって人を呼ぶかが課題。行政にはお金を出してくれとは言わない。楽陶祭も山科全体,京都市全体に対して,情報発信できるレベルになってきたので,広報面での協力をいただきたい。

○日本,世界に向けた情報発信も必要だが,敢えて,京都に向かって伝統産業を紹介することも必要。彫り,染め,木工,竹など,我々は知ってもらっていると思うのだが,まずは,足元の京都の人,特に若い人に向かって,こんなものあんなものもあるのだ,ということを改めて紹介する必要がある。

○なぜ伝統産業が売れないかというと,小さい子が触っていないから。先日小学校に陶器を寄附したが,こうした取組で変わってくる。頭で理解するのではなく,直接現物に触れてもらうことが大切。

○これまでの取組から,山科区内で横の関係ができてきた。来年の楽陶祭は,山科の産業展をしたいと思っている。いずれにしても縦割りをやめて,横のつながりを強化して,知恵を出して力を一つにして,山科産業・山科観光のレベルを上げていきたい。率先してやろうと考えているので,ご支援をお願いしたい。

■京都橘大学教員・学生の主な発言内容

○京都橘大学では,平成17年度から平成19年度の3箇年にわたり,文部科学省の現代GP(現代的教育ニーズ取組支援プログラム)の支援を受け,大学と地域の協働に取り組んできた。現代GPの終了後,今後,楽陶祭や清水焼団地とどのように関わっていくのかを考えていたところに,「大学地域連携モデル創造支援事業※」の話があり,応募したところ,採択していただいた。これまでの取組を更に発展させること,そして後輩にしっかりとつなげることを課題と考えている。

○ある来場者から,「陶器は楽しんだのだが,子どもの楽しめるスペースがない」と言われ,子どもが遊べるコーナーを企画し,立ち上げたところ,年々お客さんが増え,また喜んでもらえてもおり,充実感を味わっている。

○大学には悩みがあって,学生は4年で出て行ってしまう。しかも,丸々4年間関われる訳でもない。今の4回生は,現代GPの強力な支援があったこともあり,この3年間,非常に深い取組ができた。ここにいる学生は,長く,濃く,苦労しながらやってきたメンバー。取組を次の世代にどうつないでいくかということが,非常に大きな悩みであり,課題である。

 ※「大学地域連携モデル創造支援事業」 

 魅力ある地域づくりや地域の課題解決に向けて,大学と地域が一体となって取り組む事業を広く募集し,優れた取組を認定・助成する事業。本市と財団法人大学コンソーシアム京都が協力して実施しており,平成20年度は10件の取組を採択している。

 

市長の主な発言内容

◆山科は私の第2の故郷である。小学校は町の中心部で自然がほとんどなかったので,毎月1回,山科郊外学舎へ校外学習に行き,いろいろな経験をした。「うさぎ追いしかの山」のメロディを聞くと,山科を思い出す。

◆京都議定書が発効した2月16日にちなんで,毎月16日を「DO YOU KYOTO?デー」として,京都タワーや企業などにライトダウンに取り組んでもらっている。また,レストランでもろうそくの灯りで食事をする。ろうそくの灯りには癒しの効果もある。清水焼を活用して何か商品開発できないか。

◆海外でも国内でも,旅行に行けばその地の名産品を土産に買うものだが,京都で清水焼を買って帰るということがなくなっている。ちょっとグレードが高いのかもしれないが,京都の「ほんまもん」の魅力をどう発信していくかということが大切。例えば,フランスから京都へ来られる観光客数だが,平成14年の1万3千人の宿泊者が,5年間で3倍以上の4万4千人になっている。こうした増加している観光客に,どこまでほんまもんに触れていただいているか。同じことが西陣織にも言えるが,京焼・清水焼の良さをもっと知ってもらう必要がある。

◆京都の老舗には,看板を上げず,一見さんお断り的な意識で,ほんまもんの良さを分かる人にだけ譲ってあげるというところもある。清水焼の作家の中にも,そのような意識の方がおられるかもしれない。外国人観光客も含めて,良いものの良さを知ってもらって,それを適正な値段で売る努力やシステムが必要。

◆先日,学生さんたちと話していて,「「大学のまち京都」と言うけれど,京都に来るまで全然知りませんでした」と言われた。数多くの大学があり,学生が人口の1割を占め,大学コンソーシアムや単位互換制度もあることなど,京都に来て初めて知ったという。「高校生に知ってもらわないと意味がないですよ」と言われたが,確かにそのとおりである。「大学のまち京都」は,京都の人は知っているが,よその人は知らないという最たるもの。学生を集めるためには,鮮度の高いホットな情報をきちんと伝える努力が必要である。

◆祭は,コミュニティの力である。祭が元気な地域は,全体に活気がある。もちろん道路などの社会基盤も大切だが,祭は最大の社会資本だと思う。歴史と伝統を感じ,学びながら,次の世代へ受け継いでいく縦軸。同時に,祭を成功させるには地域の皆で力を合わせる必要があり,地域や学校や様々な世代を結び付ける横軸も必要。この縦軸と横軸をつなぐのが祭ではないか。揉めることや落ち込むこと,しんどいことも一杯あっただろうが,よくぞ9年間続けていただき,また大学も参画していただいた。学生さんには,次につないでいただけるようにお願いしたい。

◆山科には,これだけの伝統産業があり,大学がある。会社,寺社,高速道路,JR,京阪,地下鉄と,足りないものがないくらい揃っている。しかし,行政も地域も縦割りになっていて,なかなか力を融合できていない。地域やボランティアの力が大切だが,そこに清水焼の専門性,大学の専門性が融合したら,いろいろなことが出来る。欠点ばかり指摘し合うのではなく,それぞれの長所や強みを互いに足し合って,課題に共々に挑戦していきたい。京都市も極めて厳しい財政状況ではあるが,夢を持って,力を発揮し合いたいと思っている。


お問い合わせ先

京都市 総合企画局総合政策室市民協働推進担当

電話:075-222-3178

ファックス:075-212-2902

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