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ユネスコ松浦事務局長との対談

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2013年3月15日

アジア初のユネスコ事務局長として世界遺産登録の取組をはじめ,無形文化遺産条約の設立に大きな役割を果してこられた松浦晃一郎氏が入洛され,8月30日(土曜日)午前9時から,門川市長と世界遺産や山鉾行事の魅力や京都文化について短い時間ではありましたが,歓談されました。

歴史ある祭りを後世に伝える仕組みづくりが行政の役割

松浦事務局長と対談する門川市長

 松浦事務局長から,ユネスコは伝統的な文化と現代的な文化の双方を重視し,本年からは無形文化遺産登録が本格的に動き出していると状況を話されました。
 これを受けて,門川市長が,「祇園祭の山鉾行事」を無形文化遺産に登録するため,諸機関の協力を得てユネスコに正式に申請する段階にきているとの現状を報告。「いくら大きな祭りであっても,時の政治や社会情勢によって祭が消滅することは歴史が証明している」という,祇園祭の関係者の話を引用し,「こうした祭を後世に伝えるための仕組みを作ることが行政の役割である」と指摘しました。
また,松浦事務局長から門川市長に対し,第1回無形文化遺産が決定する来年の世界遺産委員会には出席されてはどうかとの提案もありました。

世界文化遺産「古都京都の文化財」の追加登録に意欲

松浦事務局長と対談する門川市長

 門川市長は,1994年(平成6年)に世界文化遺産に登録された「古都京都の文化財」にも触れ,現在,京都市では14箇所の社寺が登録されているが,先に登録されてから10年以上が経ち,ここへきて新たに文化遺産登録を受けたいというところが出てきているという状況を述べ,是非とも追加登録に向け環境を整えていきたいとの意欲を見せました。
さらに,京都市では,世界遺産におけるバッファーゾーンに関連して,昨年施行した新景観政策について,建物の高さ制限はもちろん,屋外広告物の規制,優れた眺望景観・借景の保存など,国内で最も相当思い切った政策を実行していることを説明。
松浦事務局長からは,追加登録について,「既に登録されているものと同じ価値を持ち,保存状態の完全性と真正性が認められれば,追加登録自体はそう難しいものではなく,文化庁などと十分に調整されては」と述べられると同時に,日本でもパリ市の景観保全のような取組が積極的に行われていることについて,是非ユネスコに文章で紹介し,世界に向けて発信してほしいと希望されました。

以上のとおり,なごやかなうちに両者の会談は進み,最後に硬い握手を交わして終わりました。

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