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第3回おむすびミーティングを実施しました

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2008年7月24日

第3回おむすびミーティングを実施しました

1 概要

 東山区清水学区における「市民参加型合同防災訓練及び防災器材配備記念式」の終了後,防災訓練に参加した地域住民の方々や文化財関係者等と門川市長が,今後の地域防災のあり方などについて語り合いました。

  •  日時  平成20年7月23日水曜日 午前10時から午前11時まで
  •  場所  清水小学校ふれあいサロン
  •  出席者 地域住民,文化財関係者(12名)

2 ミーティングの内容

出席者の主な発言内容

○地域防災について

・文化財は盗まれることもあるが,大概は火災でなくなってしまう。学区で大々的に訓練をするのは初めてであったが,今日は非常にいい訓練ができたと思う。

・今回の訓練で使用した市民用消火栓は,ホースは細いのに大変な威力である。また非常に使いやすく,女性でも簡単に使用できる。身近にあれば心強いので,できればもう少し設置していただきたい。

・現在の清水寺は380年間大きな火災に遭っていないが,1200年の歴史の中では10回,100年に1回の割合で火災に遭っている。この地域一帯は,昔は夏の夕方になると水道水が出なかったが,寺の敷地を提供し,市がタンクを設置したことにより解消された。お寺として,今後も地域のために何かできることはないか。防火水槽を高所に設置すれば,自然流下で容易に送水できる。そういった部分でお役に立てればと思っている。

・7月12日に,町内会,門前会等の地元の方々と締結し,高台寺文化財市民レスキューを発足させていただいた。それに先立って行った防火訓練には,多くの地域の方に参加していただいた。火災発生時の被害を少なくするためには,消防車が到着するまで,地域が一体となって初動活動に取り組む必要がある。

・清水寺の自衛消防隊も長い歴史があるが,火災発生時には,まず水が大事である。今回,1,500tの防火水槽を設置していただいたが,まだ不足している。あと1,500t,合計3,000tあれば学区内を網羅できると聞いている。続けて整備してほしい。

○学校統合後の学区のあり方について

・学校が統合されても,現在の学区はそのまま残る。小中一貫校(※7小中学校統合により平成23年4月に新設開校の予定)の子どもたちは学区の子どもたちでもあるので,どう育てていくかは,これからの各学区の課題である。

・昨年度から実施している「清水ふれあい夏まつり」も,地域の「これから」を念頭に,各種団体に協力いただき,自治会連合会が学区を挙げて実施しているものである。学区の将来を見据えて,今後も続けていかなければならないと思っている。

・小学生の通学範囲は1.5キロが目安と聞くが,この度の統合により,これを超える学区も出てくる。交通局にもいろいろとお願いしてもらっているところである。

○交通問題について

・東大路から東は歩きやすい町並みではあるが,東大路は交通量が多く,歩道も狭い。毎年秋には,東大路で東山交通対策研究会による交通対策を実施しているところであるが,子どもたちが通いやすいよう,きちんとした歩道を確保することも考えていかなければならない。

○ その他

・市長は使い捨てが最も嫌い,物を大事にすると聞いている。今日はリユースカップでお茶を用意させていただいた。これまでから物を大事にしてきたからこそ,この京都の歴史があるのだと思う。環境モデル候補都市にしか入れなかったとのことだが,文化観光都市なら間違いなく1番目である。「文化環境都市」という打出しはどうか。

 

市長の主な発言内容

◆本日は朝早くから,防災訓練に御参加いただき,ありがとうございました。京都創生の取組で,「日本に京都があってよかった」という言葉を使っているが,京都を京都たらしめているのは,この清水学区の役割が大きいのではないか。数多くの文化財を初め,歴史と伝統があり,素晴らしい人を輩出してきた地域である。地域の皆様方と文化財関係者,消防団が心を合わせて,地域や文化財を守り,同時にしっかりと次の世代を育てていただいていると思う。まさに,この地域全体が文化財である。心から敬意を表する。

◆先日,トルコで世界歴史都市会議が開催され,156都市が集まった。そこでした話であるが,日本の文化財は紙,木,土,わらでできており,何年か経つと必ず朽ちてしまうので取り替える必要がある。そのためには,初めと同じ材料,道具,匠の技が必要なのだが,心が伝承されなければ,文化財を守っていくことができない。そういう意味で言えば,建物は有形文化財だが,心は無形文化財。それが良さであるとともに,危うさでもあり,皆で守っていくための教育や心が大事である。

◆東京の和田中学校の藤原校長が,5校の統合により開校した下京中学校を見学されて,次のように言っておられた。「和田中学校には全国から多くの先生方が視察に来られるが,その取組はほとんど実践されていないのが現状。しかし,下京中学校では非常に似た取組がなされていた。話を聞くと,単に和田中学校の真似をしたということではなく,元々同じような取組ができる土壌があったということ。良い取組というのは,場所が違っても心は一緒,目指すところは一緒。子どものために地域ぐるみで考えると,同じ結論が出る」と。

◆小学5,6年生くらいになると理科や数学などは,教科担任制のほうがいいのではと思える。更に,英語の先生が小学校に行って教えるといった取組も,小中一貫校ならできる。そういう新しい日本の教育改革のモデルとなる小中一貫校の新設が,地域の皆さんの御英断によって可能となる。同時に,学力も大事であるが,何よりも大事なことは,地域で子どもを育む,そして子どもが地域の皆さんに感謝するということ。文化財があり,地域のために努力している人々が数多くおられるこの地域では,新しい教育モデルを実践していけると確信している。

◆私が現在住んでいる学区の小学校も10数年前に統合され,病院関係の施設として跡地活用されている。しかし,5,6年前から,昔はなかった夏祭りや盆踊りが行われるようになった。学校の統合をきっかけとして,逆に地域がまとまろうとする力が働いている。

◆京都には,日本人が大事にしてきた「もったいない」,「しまつ」といった考え方や生活,文化が今なおある。こうした考え方を大事にしていくと同時に,世界中に発信していくことで,環境問題にもつながり,京都の街の誇りにもなる。日本の100万都市で港や飛行場がないのは京都だけだが,京都が発展してきているのは,そういう独自の文化,ライフスタイルがあったからではないか。

◆昨年,教育長のときに夏祭りにも寄せていただいたが,本当に感動した。新しい学校づくりも着々と進めていただいているし,また本日の地域ぐるみの防災訓練など,さすが清水学区と感銘を受けている。先頭を走るモデル学区の一つとして,「清水に学ぼう」という形で,京都市全域に,そして全国に広めていけるよう共々に努力して参りたい。


お問い合わせ先

京都市 総合企画局総合政策室市民協働推進担当

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