伏見消防団総合査閲を実施！！

5月14日【日】の早朝，京都龍谷大学大日山グランドにおいて，392名の団員が参加し，規律厳正な通常点検及びきびきびとした活発な行動のもと小型動力ポンプを使った，消防訓練が行われました。

　日頃は火災予防活動，また災害発生時の警防活動等，各学区の防火・防災活動に御尽力頂いていることに感謝申し上げる。

　昨年は我が伏見消防団においても，日々火災をはじめとする災害に備えた活動に御尽力頂きましたが，伏見区での火災発生件数は59件を数え，残念ながら前年比15件増となった。

　伏見消防団においても，このことを真摯に受け止め，引き続き防火活動に取り組んでいく所存である。

　昨年4月に発生しました熊本地震や，日本各地で発生した大規模水害など，大きな災害が発生し，これまで以上に地域の消防団への期待が高まっているところである。

　伏見消防団では，積極的に女性や学生等，幅広い人材の加入を促進し，来るべき大災害に備えてまいる。

　今後も地域の皆様方の安心と安全のため，引き続き団員一人一人の更なるご活躍をお願いする。

　団員の皆さん，本日の伏見消防団総合査閲，誠に御苦労さまでした。

　本日の査閲に向けて，連日連夜厳しい訓練を積み重ねてこられたことに深く敬意を表します。

　ただ今，規律保持と団結力を高めていただく「通常点検」と災害対応活動の基本とも言える小型動力ポンプを活用した「消防訓練」を披露していただきましたが，各分団とも訓練成果を遺憾なく発揮され，節度のある行動と気迫に満ちた力強い訓練でした。

　まさに，自分たちのまちは自分たちで守るという地域防災への熱い思いが，団員お一人お一人からひしひしと伝わってまいりました。

　誠に心強い限りです。

　消防団員の皆さんには，平素から，火災予防活動や災害発生時の警防活動等，各地域の防火・防災活動に御尽力を頂いていることに重ねて敬意を表しますとともに，その活動をバックアップしていただいている御家族の皆様や地域の皆様の御理解と御支援に心から感謝申し上げます。

　結びにあたり，伏見消防団の21分団が，今後もより一層地域に根差し，まさに市民の消防の顔として活躍していただきますことを期待しますとともに，本日最後まで暖かい御声援を賜りました御来賓の皆様，地域の皆様，そして団員とその御家族の皆様の，今後益々の御健勝と御活躍を祈念申し上げます。

　伏見消防団総合査閲の開催にあたり，京都市長からメッセージをいただきました。

　『消防団総合査閲市長メッセージ』　

　本日は「伏見消防団総合査閲」が盛大に挙行されますことを心からお祝い申し上げます。

　消防団員の皆様におかれましては，それぞれお仕事や学業をお持ちになりながら，147万人の京都市民の生命と財産を，火災をはじめとするあらゆる災害から守るため，昼夜を分かたず厳しい訓練に励み，また，地域に密着した消防団活動に取り組んでいただいておりますことに，深く敬意と感謝の意を表する次第でございます。

　本日は，皆様の日頃の訓練の成果を十二分に発揮されますよう，御期待申し上げます。

　さて，昨年は，熊本地方で大規模な地震が起こり，多くの被害が発生しました。近年の日本では，地震のほかにも台風の影響や大雨による土砂災害など，多くの自然災害が後を絶たない状況にあります。

　本市でも過去に被害が発生していることから，今後も万全の備えを講じていかなければなりません。

　このような中，消防団員の皆様には，万が一の事態に備え，常日頃から「自分たちのまちは自分たちで守る」という高い志のもと，地域に密着したきめ細かな防火・防災活動を展開していただいているところでございます。

　今後も本市の地域防災を支えていただき，万が一の事態が生じた際には，積み重ねてきた訓練の成果を発揮され，皆様方の力でその被害を最小限に食い止めていただきたいと存じます。

　本市としましても，消防団員の確保，必要な装備の整備など，消防団の充実強化に引き続き力を入れて取り組んでまいります。

　 結びに，消防団員とその御家族の皆様並びに御多忙の中，お集まりいただきました地域の皆様方の御健勝，御多幸を心から祈念いたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　平成29年5月14日
　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　京都市長　　門　川　大　作