【広報資料】日本料理を働きながら学ぶ外国人料理人の受入れについて
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2022年3月16日
広報資料
令和4年3月16日
産業観光局(産業企画室 電話:222‐3308)
日本料理を働きながら学ぶ外国人料理人の受入れについて
京都市地域活性化総合特区において「外国人の日本料理店での就労」が特例措置として認められている京都市では,特定伝統料理海外普及事業として,外国人料理人の受入れを通じた日本料理の海外への普及に取り組んでいます。
この度,特定非営利活動法人日本料理アカデミーとの連携により,下記のとおり,20~22人目となる外国人料理人(3名)を「菊乃井本店」及び「祇園丸山」で受け入れることとなりましたので,お知らせします。
1 新たに受け入れる外国人料理人
シン・モヒト(Singh Mohit)
年 齢:28歳
性 別:男性
国 籍:インド
経歴・動機:日本の調理師専門学校で日本料理を学び,「海外における日本料理の調理技能の認定に関するガイドライン」に基づくシルバー認定を取得。日本料理を学ぶ中で,日本料理の奥深さを知り,自身でも,日本の伝統文化の中心である京都の料亭で,日本料理に関する技術や知識,おもてなしの心を身に着け,世界に発信したいと考え,本事業に応募。
受入事業者:株式会社 菊の井
受入店舗:菊乃井本店(東山区下河原通八坂鳥居前下る下河原町459)
大正元年創業,村田吉弘氏が3代目主人を務める。平成18年に,国内初となる在留資格「文化活動」での外国人料理人の受入れを開始し,以降,世界中から熱意のある料理人を受け入れる活動を展開。
受入期間:5年間(令和4年3月21日~)
【本人のコメント】
憧れていた菊乃井で,日本料理の知識や技術,精神性などの奥深さをしっかりと学び,身に着けた上で,将来,母国で日本料理店を開き,日本料理の素晴らしさ,感動をたくさんの人に伝えたい。
ファム・ドゥック・ユイ(Pham Duc Duy)
年 齢:22歳
性 別:男性
国 籍:ベトナム
経歴・動機:日本の調理師専門学校で日本料理を学び,「海外における日本料理の調理技能の認定に関するガイドライン」に基づくシルバー認定を取得。日本料理の中でも特に懐石料理に興味を持ち,和食の本場,京都において,技術や知識,おもてなしの心を学び,世界の人々に伝えたいと考え,本事業に応募。
受入事業者:株式会社 菊の井
受入店舗:菊乃井本店(東山区下河原通八坂鳥居前下る下河原町459)
大正元年創業,村田吉弘氏が3代目主人を務める。平成18年に,国内初となる在留資格「文化活動」での外国人料理人の受入れを開始し,以降,世界中から熱意のある料理人を受け入れる活動を展開。
受入期間:5年間(令和4年4月1日~)
【本人のコメント】
京都を代表する料亭である菊乃井で日本料理の神髄を学ぶとともに,伝統を守りつつも革新にも挑戦し,身に着けた技術で,帰国後は,自身の日本料理店を開き,日本の食を通じて人々を幸せにしたい。また,母国でベトナム人の弟子を雇い,日本料理を広めていきたい。
イ・ウンイル(LEE EUNGIL)
年 齢:27歳
性 別:男性
国 籍:大韓民国
経歴・動機:日本の調理師専門学校で日本料理を学び,「海外における日本料理の調理技能の認定に関するガイドライン」に基づくシルバー認定を取得。本場の料理人のもとで,日本料理に関する技術や知識,おもてなしの心を学び,母国をはじめ,世界の人々に伝えたいと考え,本事業に応募。
受入事業者:株式会社 丸由
受入店舗:祇園丸山(東山区祗園町南側570−171)
2009年の「ミシュランガイド京都・大阪・神戸」以降,12年連続で2つ星を獲得する京料理の老舗。
主人の丸山由夫氏は,テレビ番組や映画の料理の監修や京都和食文化賞を受賞するなど,京都の和食文化の推進に尽力している。
受入期間:5年間(令和4年4月1日~)
【本人のコメント】
この事業を通じて,日本料理の技術を身に着けるとともに,料理だけでない日本料理の精神性についても学ぶことで,自分自身を磨き,料理の道を極めたい。将来は母国で日本料理店を開き,料理を通して様々な人との繋がりを作り,韓国人が日本料理に興味を持つきっかけを作りたい。
2 参考
特定伝統料理海外普及事業の事業概要
外国人が,京都市内の料理店で働きながら日本料理の知識及び技能を修得し,帰国後に,日本料理を世界に発信することを通じて,日本料理の海外への普及を図る。
外国人料理人の在留期間は最長5年,一事業所当たりの受入人数は3人以内としている。
特定非営利活動法人日本料理アカデミー
設立:平成16年8月
理事長:村田吉弘(菊乃井主人)
事業内容:日本料理の発展を図るため,教育及び文化・技術・研究並びに,その普及活動に取り組んでいる。日本の食文化を次代につなぐ地域に密着した食育活動や世界の料理人との交流,若い日本料理人を対象にした研鑽事業等を実施している。
今回の特定伝統料理海外普及事業においては,海外料理人の短期の受入事業で培われたノウハウや,日本料理に関する専門的知見を活かし,京都市と連携して,外国人受入れ料理店への助言や,実習計画策定への協力等を行っている。
広報資料
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お問い合わせ先
京都市 産業観光局観光MICE推進室
電話:075-746-2255
ファックス:075-213-2021