【広報資料】デジタル技術を活用した金彩友禅の和装公開について
ページ番号295048
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
2022年3月1日
広報資料
(地独)京都市産業技術研究所(担当:知恵産業融合センター,電話:075-326-6100)
京都市産業観光局(取次:産業イノベーション推進室,電話:075-222-3324)
デジタル技術を活用した金彩友禅の和装公開について
(地独)京都市産業技術研究所(以下,「産技研」という。)は,伝統技術にデジタル技術を取り入れることで,伝統産業に新風を吹き込むため,金彩友禅(※)の第一人者であり「現代の名工」の和田光正氏に,コンピュータグラフィックス(CG)による図案を提供し,今までにないデザイン表現を可能にする取組を支援してまいりました。
この度,産技研が図案提供を行い完成した作品が,公開されることとなりましたのでお知らせします。CGによる超極細線の美しさと多彩な金の色数の世界観を是非御覧ください。
※ 金銀など数種類の箔を用い,数十種類の高度な技法を駆使して,作品全体の彩り・輝きを上品かつ豪華に仕上げたもの。

振袖(作品名:極光)

帯(作品名:極光)/ 帯(作品名:光流)
1 作品の特徴
産技研デザインチームが,平成30年からコンピュータによる図案(2Dデザイン)開発に協力し,従来の手描手法では描けない美しい超極細線をうねらせ重ねて構成。オーロラをイメージした,奥行きが宇宙(そら)へも繋がるような金彩友禅のデザインとなっている。
2 『金彩友禅 和田光正の世界』〜昭和・平成・令和 職人人生66年〜光と夢を追いつづけるもの創り展
(1)会期
令和4年3月30日(水曜日)~4月3日(日曜日)
午前10時~午後6時(最終日は午後4時まで)
(2)会場
京都文化博物館 5階全室 (〒604-8183 京都市中京区東片町623-1)
(3)入場料
無料
(4)主催
光映工芸株式会社(京都市中京区)
(5)後援
京都府,京都市,京都手描友禅協同組合,(地独)京都市産業技術研究所
3 和田光正氏について
昭和37年に光映工芸株式会社を創業。金彩友禅の第一人者であり,「瑞宝単光章受賞」「現代の名工」「京の名工」「伝統工芸士」の称号を受けられた。京都市京友禅染(手描)技術者研修同窓会虹彩会の名誉会長。
同氏の金彩友禅は,“光のオーケストラ 金彩友禅”と称され,金彩を施した部分は布地と同じ風合いで柔らかく,蒸しや水洗い・ドライクリーニングにも耐える堅牢な糊を下地に,独自に開発した多彩な金彩箔を創造的に操り作品を創作することで高い評価を受けている。
4 問合せ先
広報資料
- PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。
お問い合わせ先
京都市 産業観光局産業イノベーション推進室
電話:075-222-3324
ファックス:075-222-3331