【広報資料】知恵創出“目の輝き”企業認定並びに認定授与式の開催について
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2020年10月13日
広報資料
地方独立行政法人京都市産業技術研究所(担当:知恵産業融合センター,電話:075-326-6100)
京都市産業観光局(取次:産業イノベーション推進室,電話:075-222-3324)
知恵創出“目の輝き”企業認定並びに認定授与式の開催について
この度,(地独)京都市産業技術研究所(以下「産技研」という。)では,産技研が技術支援等を行い,「伝統技術と先進技術の融合」や「新たな気づき」といった知恵産業をキーワードに製品化・事業化に結び付いた企業7社を,知恵創出“目の輝き”企業として認定しました。8回目となる今回の認定で,認定企業は34社となります。
また,認定企業に対する認定授与式を開催しますので,お知らせします。
1 第8回 知恵創出“目の輝き”認定企業
(1)京都樹脂株式会社(京都市下京区)
(2)有限会社洸春陶苑(京都市東山区)
(3)佐々木酒造株式会社(京都市上京区)
(4)「京都×能装束」文化ものづくりプロジェクト参画企業(4社共同認定)
・株式会社亀田富染工場(京都市右京区)
・秀和株式会社(京都市左京区)
・株式会社髙岡(京都市下京区)
・宮井株式会社(京都市下京区) ※ 平成27年度にも認定されており,今回で2回目の認定となります。
2 認定授与式
(1)日時
(2)場所
(3)内容
・開式
・主催者挨拶 西本 清一 (地独)京都市産業技術研究所理事長
・来賓挨拶 門川 大作 京都市長
・ 〃 塚本 能交 京都商工会議所会頭
・表彰状及び認定証授与
・乾杯 宮本 研二 京都ものづくり協力会会長
・記念撮影
・認定企業の展示内覧会
※ 今年は,新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,例年同時開催している成果発表会及び交流会は実施せず,一般参加者も募集いたしません。
3 問合せ先
(地独)京都市産業技術研究所 知恵産業融合センター(担当:廣岡・梶原)
〒600-8815 京都市下京区中堂寺粟田町91 京都リサーチパーク9号館南棟
TEL:075-326-6100 FAX:075-326-6200
(参考)知恵創出“目の輝き”企業認定について
1 認定企業
伝統技術と先進技術の融合事例となる製品化・事業化を行った,又は,「新たな気づき」により製品化・事業化等に結び付け,知恵産業の推進に大きく寄与した企業・団体。
認定に当たっては,京都の知恵産業を推進する産業支援機関等で構成する「知恵産業推進有識者会議(※)」の意見を参考に選定している。
※「知恵産業推進有識者会議」構成員
京都商工会議所,(公財)京都高度技術研究所,(公社)京都工業会,京都工芸繊維大学
2 認定企業への支援
産技研による技術支援や研究所内ショールーム「京乃TANA」での製品展示,産技研アドバイザーによる支援のほか,京都市の各種支援制度(※)の対象となることができる。
※ 京都市の支援制度
(市内に本店,支店,営業所,工場,その他事業所を有する中小企業であることが条件)
・ 企業立地促進制度
・ 融資(京都市関連認定制度資金)
・ 京都市ベンチャー購買新商品認定制度 等
(参考)第8回 知恵創出“目の輝き”認定企業について
京都樹脂株式会社
(主な業務)アクリル樹脂加工,金属加工,木工製品・別注家具製造,サイン制作(大型インクジェット)出力加工,
屋外大型看板,店舗内装工事,販売促進什器企画製造販売
(所在地)京都市下京区西七条名倉町29
(代 表)代表取締役 末松 靖子
(設 立)1941年
(資本金)1,000万円
(従業員数)18名
(認定内容)「『織鼈甲(おりべっこう)』の開発」
織物や和紙等の素材を,独自の技術でアクリル板に封入した素材「織鼈甲(おりべっこう)」を開発した。素材をあえてピンと張らず自然な状態で封入することで凹凸感が表現され,織物や和紙の魅力がそのまま伝わるため,光の当たり方,見る角度によって様々な表情を楽しむことができるのが特徴。箸箱等の商品に展開するほか,ホテルや公的施設等の照明やプレートなどにも採用されている。
有限会社 洸春陶苑
(主な業務)陶磁器製造
(所在地)京都市東山区今熊野南日吉町148
(代 表)代表取締役 高島 慎一
(設 立)1975年
(資本金)300万円
(従業員数)3名
(認定内容)「無鉛フリットを活用した新たな陶磁器の開発」
筒で粘土を絞り出して線を盛り上げて描く「いっちん」技法を用いて細やかな文様を描き,その線文様の内側を上絵具のような色釉薬で色分けし,鮮やかな発色が印象的な「交趾(こうち)」の器や茶道具を製作している。釉薬として,従来の有鉛フリットを,産技研が開発した環境負荷の少ない無鉛フリットに置き換えて陶磁器を制作する中で,従来の釉薬と「書き味」が違う無鉛フリットの特性を十分に把握し,独自の技術を確立することで同フリットの実用化への道筋を作った。
※ フリット:焼き物の釉薬に使われるガラス素材
佐々木酒造株式会社
(主な業務)清酒の製造,販売
(所在地)京都市上京区日暮通椹木町下ル北伊勢屋町727
(代 表)代表取締役 佐々木晃
(設立)1893年
(資本金)2,000万円
(従業員数)29名
(認定内容)「ノンアルコール醸造飲料,甘酒ピューレ及び高付加価値大吟醸製品の開発」
酒造りが落ち着く夏場に酒の製造設備を活用し,ノンアルコール醸造飲料「白い銀明水」及び甘酒ピューレを開発した。「白い銀明水」は栄養豊富で夏に飲みやすい飲料として,同社の期間限定商品として販売している。甘酒ピューレは,製パン会社により菓子パンに使われ,商品化された。また,清酒酵母「京の琴」を産技研と共同開発し,同酵母を用いた純米吟醸クラスの商品「古都純米吟醸」等を開発。更に,遠心分離機を新規導入することで清酒もろみの固液分離法を改良し,香りが高く味のすっきりした,より付加価値の高い大吟醸製品「聚楽第純米大吟醸レボリューション・ネオ」の開発に成功した。
「京都×能装束」文化ものづくりプロジェクト参画企業(4社)
株式会社亀田富染工場 (京都市右京区西院西溝崎町17) | 秀和株式会社 (京都市左京区聖護院山王町28-29) |
代表者:亀田 憲明 設立:1949年 資本金:2,000万円 従業数:30名 主な業務:京友禅アロハシャツ,カットソー,ワンピース等の製造・販売 | 代表者:奥 敏郎 設立:1985年 資本金:1,000万円 従業数:150名 主な業務:服飾雑貨,袋物の企画・製造・販売/小売店, WEBショップの運営 |
株式会社髙岡 (京都市下京区五条通油小路東入ル金東横町242) | 宮井株式会社 (京都市下京区室町通高辻下ル高辻町609番地) |
代表者:高岡 幸一郎 設立:1961年 資本金:1,000万円 従業数:27名 主な業務:寛具(※)の企画・製造・販売 ※ 京都人の人を思いやる気持ちと細やかな手仕事によって,感性豊かではんなりとした暮らしに貢献できる寛ぎのアイテムとして,株式会社髙岡が提案するもの。 | 代表者:宮井 宏明 設立:1937年 資本金:1億円 従業数:44名 主な業務:風呂敷,ふくさ,儀式用品,結納用品, 家庭用品,和装小物等の企画・製造・卸売 |
(認定内容)「安土桃山時代の能装束デザインを現代によみがえらせた新たなライフスタイル商品の開発」
安土桃山時代を中心に西陣で織られた華麗な染織物は,京都の染織文化の華といえる。京都の企業4社(以下,「参画企業」)が,(一財)林原美術館(岡山県岡山市)が収蔵する「能装束」のデザインを「桃山モード」という新たなコンセプトのもと,美術や文化に関心の高い現代の消費者に向けたライフスタイル商品として体現する「京都×能装束」文化ものづくりプロジェクトに取り組んだ。その成果として,参画企業がそれぞれの特色を生かしたアロハシャツやがま口,寝装品,風呂敷等を開発した。広報資料
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お問い合わせ先
京都市 産業観光局産業イノベーション推進室
電話:075-222-3324
ファックス:075-222-3331