【広報資料】市バス・地下鉄のお客様数について(令和4年度)
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2023年6月9日
広報資料
令和5年6月9日
交通局(企画総務部企画調査課 電話:075-863-5094)
市バス・地下鉄のお客様数について(令和4年度)
この度、令和4年度の市バス・地下鉄のお客様数(速報値)がまとまりましたので、お知らせします。
新型コロナウイルス感染症が拡大して以降、市バス・地下鉄事業を取り巻く状況は大きく変わり、両事業の1日当たりのお客様数は、コロナ前(令和元年度)に比べ、令和2年度で▲24万2千人、令和3年度で▲19万5千人と大幅な減少が続き、運賃収入も2年間で約270億円減少する危機的な状況となりました。
令和4年度は、過去2年間に比べ、厳しい行動制限が取られることもなく、通勤・通学等の日々の御利用が徐々に回復してきたことに加え、特に10月以降は、「水際対策の緩和」や「全国旅行支援」の影響により、観光利用のお客様を中心に、市バス・地下鉄の御利用は増加傾向となりましたが、依然として、コロナ前(令和元年度)の状況には及ばず、両事業の1日当たりのお客様数は▲10万5千人(▲13.8%)の減少となりました。
運賃収入についても、コロナ前(令和元年度)に比べ、▲56億円の減収となり、過去2年間と合わせると、約▲325億円の減収となる厳しい状況が続いています。
<令和4年度の1日当たりのお客様数及び運賃収入>
・市バス 「309千人/日」、「179億円」
・地下鉄 「348千人/日」、「223億円」
・両事業合計 「657千人/日」、「402億円」
<新型コロナウイルス感染症の影響を受けていた、前年度(令和3年度)比較>
・市バス 「+4万1千人増(+ 15.6%)」、「+26億6千万円」
・地下鉄 「+5万3千人増(+18.0%)」、「+37億4千万円」
・両事業合計 「+9万4千人増(+ 16.9%)」、「+64億0千万円」
<新型コロナウイルス感染症の流行前である令和元年度比較>
・市バス 「▲ 5万1千人減(▲14.2%)」、「▲ 21億5千万円」
・地下鉄 「▲ 5万4千人減(▲13.4%)」、「▲ 34億3千万円」
・両事業合計 「▲ 10万5千人減(▲13.8%)」、「▲ 55億8千万円」
両事業の経営は、過去2年間に引き続き、厳しい状況が続いています。
|
令和元年度 |
令和3年度 |
令和4年度 |
R4/R3比 |
R4/R1比 |
市 バ ス |
35万7千人 |
26万8千人 |
30万9千人 |
+15.6% |
▲14.2% |
地 下 鉄 |
40万0千人 |
29万5千人 |
34万8千人 |
+18.0% |
▲13.4% |
両事業合計 |
75万7千人 |
56万3千人 |
65万7千人 |
+16.9% |
▲13.8% |
≪令和5年度のお客様の状況≫
令和5年度のお客様数は、市バス・地下鉄ともに一定回復した状態が続いており、桜の季節やGWには、市内各地で観光のお客様による賑わいが見られるなど、4月、5月は、市バス・地下鉄ともに、令和4年度と比較すると増加をしています。
ただし、コロナ前(令和元年度)との比較では、4月は市バスが▲10.0%、地下鉄が▲12.8%、5月は市バスが▲6.4%、地下鉄が▲9.0%となっており、依然として厳しい状況が続いています。
令和5年4月、5月のお客様数(速報値)
1 令和4年度のお客様の動向
上半期〔4月~9月〕は、7月~8月にかけて新型コロナ(オミクロン株)が流行し、お客様数が減少したことで、累計では、市バス・地下鉄ともにコロナ前(令和元年度)との比較で、約▲20%の減少となりました。
10月以降は、「水際対策の緩和」や「全国旅行支援」の影響により、観光利用のお客様を中心に、定期外の御利用が増加し、下半期〔10月~3月〕の累計では、市バス・地下鉄ともに約▲10%の減少となりました。
その結果、令和4年度の1日当たりのお客様数は、対前年度比で、市バスが+4万1千人(+15.6%)、地下鉄が+5万3千人(+18.0%)の増加となりましたが、コロナ前(令和元年度)との比較では、市バスが▲5万1千人(▲14.2%)、地下鉄が▲5万4千人(▲13.4%)の減少となりました。
○「定期外」のお客様数(1日当たり)
上半期は、新型コロナの影響による大幅な減少が続いていたものの、10月以降は、観光利用を中心に御利用が回復したことで、対前年度比では、市バスが+30.8%、地下鉄が+29.3%の増加となりましたが、コロナ前(令和元年度)との比較では、市バスが▲20.2%、地下鉄が▲18.1%の減少となりました。
○「定期券利用」のお客様数(1日当たり)
通勤定期は、コロナ禍でのテレワーク等により減少したお客様が一定回復しつつあり、対前年度比では、市バスが+8.1%、地下鉄が+6.9%の増加となりましたが、コロナ前(令和元年度)との比較では、市バスが▲9.1%、地下鉄が▲7.2%の減少となりました。
通学定期(大学)のお客様数は、授業形態が対面中心に戻ってきたことで、対前年度比では、市バスが+44.2%、地下鉄が+27.8%の増加となりましたが、依然として大学生の定期利用の回復は鈍く、コロナ前(令和元年度)との比較では、市バスが▲22.7%、地下鉄が▲16.6%の減少となりました。
≪各月のお客様数及び対元年度、対3年度の増減率≫
2 令和4年度の運賃収入
○ お客様は一定戻りつつあったものの、市バス・地下鉄ともにコロナ前(令和元年度)までは回復しておらず、令和4年度の運賃収入は、過去2年間同様に、減収となりました。
○ 前年度との比較では、市バスは+26億62百万円、地下鉄は+37億43百万円の増加となりましたが、コロナ前(令和元年度)との比較では、市バスは▲21億51百万円、地下鉄は▲34億33百万円で、両事業合計で▲55億84百万円の減収、1日当たり約▲15百万円の減収となりました。
○ 令和2年度~4年度の3年間の減収額を合わせると、市バスが▲130億19百万円、地下鉄が▲194億44百万円で、両事業の合計は▲324億63百万円となり、厳しい経営状況が続いています。
≪参考1 半期ごとの1日当たりお客様数≫
≪参考2 1日当たりのお客様数の推移とコロナ前との減少率≫
注 令和元年度比較(ただし、2月、3月は新型コロナの影響があったため平成30年度との比較)
市バス・地下鉄のお客様数について(令和4年度)
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