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平成17年度焼却施設ダイオキシン類濃度行政検査結果

ページ番号21031

2021年11月1日

平成17年度廃棄物焼却施設ダイオキシン類濃度行政検査結果について

 

廃棄物処理法許可対象施設7施設について行政検査を行った結果,2施設(株式会社浜橋工業及び株式会社上村組)について,廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下「法」という)施行規則第12条の7に定められた廃棄物焼却施設の排ガスに係るダイオキシン類の維持管理基準値(1~10ng-TEQ/Nm3)を超えていたことが判明し,改善命令書を交付しましたのでお知らせします。(調査(行政分析)結果については下の表のとおり。)


また,これら以外の5施設については,0.00087~1.7ng-TEQ/Nm3の範囲で基準値を十分下回るものでした。


なお,本市がこれまで実施した行政分析結果では,2施設とも基準値を満足しており,過去に基準値を超過したことはありませんでした。

 

ダイオキシン類濃度の分布 (単位:ng-TEQ/Nm3)
濃度1以下1~55~1010以上
施設数4102
平成17年度廃棄物焼却炉の排ガス中ダイオキシン類濃度測定結果
事 業 場 名行政区業 種施設の種類焼却能力試料採取日測定結果排出基準
京都大学医学部付属病院左京区病院廃プラスチック類300H17.10.141.010
京都大学環境保全センター左京区教育廃油175H17.9.210.0215
株式会社京都環境保全公社伏見区廃棄物処理業廃プラスチック類4166.7H17.10.110.000871
光アスコン株式会社伏見区廃棄物処理業廃プラスチック類2000H17.10.71.75
西日本産業株式会社南区廃棄物処理業その他612.5H17.10.40.4510
株式会社浜橋工業伏見区廃棄物処理業その他612.5H17.11.153410
株式会社上村組北区廃棄物処理業その他600H17.10.211610

 

※ 「排出基準」は平成14年12月1日から適用されているもの
※ 「測定結果」,「排出基準」の単位はng-TEQ/Nm3   

注)ng(ナノグラム):10億分の1グラム

TEQ(毒性等量):ダイオキシン類の量をダイオキシン類の中で最強の毒性を有する2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシンの量に換算した量として表した符号

Nm3(ノルマル立方メートル):0℃,1気圧の状態に換算した気体の体積

※ 「焼却能力」の単位はkg/時
※ 「焼却施設の種類」に表示した廃棄物の名称は,法律上能力算定の対象となる廃棄物であり,実際には他の廃棄物を焼却している場合がある。また,「その他」とは産業廃棄物の紙,木,繊維くず等を指す。

 



<基準超過施設への対応>


(1)施設の改善及び使用停止命令
平成18年1月10日付で,基準を超過した施設の設置者に対し,法第15条の2の6に基づき,産業廃棄物処理施設の改善及び本市の許可があるまでの施設の使用停止を命じる改善命令書を交付しました。
これにより,現在,施設の稼動は停止しています。


(2)原因調査等
法第15条の2第3項に基づく学識経験者の意見を参考に,基準超過の原因等について調査を実施するとともに,施設の改善につきましても学識経験者の意見を参考に対応していきます。



<今後の対応>


周辺環境中のダイオキシン類濃度測定等については,その必要性の有無も含めて学識経験者の意見を徴収する中で検討していきます。

お問い合わせ先

環境政策局 循環型社会推進部 廃棄物指導課
電話: 075-222-3957 ファックス: 075-221-6550
住所: 〒604-8571 京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488番地

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