【広報資料】元京都社会福祉会館の活用に係る契約候補事業者の選定について
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2020年12月28日
元京都社会福祉会館(以下「会館」という。)(※)は,土地所有者である京都市と,建物所有者である京都府社会福祉協議会が共同して土地及び建物を売却することとしております。
令和2年8月に会館の活用に係る契約候補事業者選定委員会(以下「選定委員会」といいます。)を設置し,民間等の事業者から当該地を活用する事業の提案を広く募集のうえ,契約候補事業者の選定に向けた審議を行ってまいりました。
この度,選定委員会における審査を経て,下記のとおり,優先的に交渉する契約候補事業者を選定しましたので,お知らせします。
※令和2年3月31日に閉館。
記
1 契約候補事業者
株式会社オープンハウス
代表取締役社長 荒井正昭
2 主な提案内容
(1)事業概要
・ 宿泊施設(客室70室,定員239名)
・ 能舞台,二条城障壁画回廊等の設置による文化振興・発信
・ 二条城の歴史紹介コーナー,二条城の魅力を伝えるホテルスタッフの育成など二条城の魅力発信や来場者増加の促進
・ 家具や壁紙などの和風の室礼(しつらい)を中心に内装の材料等の市内の伝統産業品を活用
・ お地蔵様(子育地蔵尊)の管理 など
(2)買受希望価格
2,550,000,000円
(3)イメージ図

3 選定理由
「元京都社会福祉会館の活用に係る契約候補事業者の選定に係る募集要項」に基づく選定委員会での審査を踏まえ,株式会社オープンハウスが契約候補事業者として最も相応しいと判断したため
<選定委員会からの主な講評等>
1 講評
株式会社オープンハウスの提案は,上質宿泊施設誘致制度を活用した宿泊施設(以下「当施設」という。)の開業を目指すものであり,施設そのものを文化や芸術振興等の媒体とし,本市の文化振興・発信への貢献や,地域のまちづくりとの調和・貢献等を目指す具体的な内容を伴っている。
当施設の1階には,能舞台や二条城障壁画回廊,二条城の歴史紹介コーナーが設置され,宿泊客に対する文化発信が期待されるだけでなく,能舞台の設置を通じ,地域の子どもが文化芸術に触れる機会や若手芸術家の発表機会が提供され,市民の文化芸術活動の振興を促進する計画となっている。
上記の二条城の障壁画回廊や歴史紹介コーナーの設置に加え,入城クーポン券の提供,二条城の魅力を伝えられるホテルスタッフの育成など,元離宮二条城の魅力発信や来館者の増加を図るうえで実現性のある提案となっている。
100名を超える新規雇用の創出に加え,家具や壁紙などで和風の室礼(しつらい)を打ち出し,内装材料等で市内の伝統産業品の活用を図るなど,地域経済への貢献が一定程度認められる。
2 付帯意見
(1)当施設に設置される能舞台は,プロの演者によるホテル利用者への鑑賞機会の提供だけでなく,能の愛好者が練習・発表の場としても気軽に利用できるよう開放していただきたい。また,専門家の指導及び監修を受けながら,設置場所・客席等についても十分に検討いただきたい。
(2)災害時における防災活動拠点としての機能の更なる充実など,地域が抱えている課題の解決に向けてより高い貢献を求めたい。
4 今後の予定
令和3年2月以降に,契約締結,売買代金納入,所有権移転等の登記を予定
(参考)
1 選定の結果
事業者 | 評 価 |
株式会社オープンハウス | 選定(76.9点/100点) |
住友商事株式会社 | 落選 |
2 元京都社会福祉会館の活用に係る契約候補事業者選定委員会 委員名簿
(敬称略・五十音順)
氏名 | 職名等 |
上林 研二 | 上京区社会福祉協議会会長 |
佐藤 陽子 | 公認会計士 |
辻田 素子 | 龍谷大学経済学部教授 |
中谷 香 | 京都市芸術文化協会専務理事 |
西野 洋史 | 市民公募委員 |
原 𠮷則 | 待賢住民福祉連合協議会会長 |
山本 安一 | 出水住民福祉連合協議会会長 |
広報資料
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