【広報資料】【広報資料】令和2年度京都市障害者雇用企業オンラインセミナーの参加者募集について
ページ番号276766
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
2020年11月9日
令和2年度京都市障害者雇用企業オンラインセミナー ~障害のある方のディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)とソーシャル・イノベーションで持続可能な社会を目指す地域企業~
本市が推進するSDGsは,目標8「働きがいも経済成長も」に,すべての人が活躍できる社会の実現に向けた,ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)」の推進を掲げています。
この度,障害のある方の働きがいのある仕事を創出し,戦力として活躍する職場づくりの課題解決を図り,同時に,生産人口の減少や環境問題といった社会的課題にも取り組むことを,ソーシャル・イノベーション(※)で試みる企業の事例を学ぶ,オンラインセミナーを下記のとおり開催しますので,お知らせいたします。
※ ソーシャル・イノベーション…社会的課題に対する革新的な解決法を指す。既存の解決法よりも効果的,かつ,持続性があり,創出される価値が社会全体にもたらされることが要件とされる。
1 開催日
令和2年11月26日 木曜日 14時30分~17時00分
2 会場
(当日の講演(一部編集)の動画を,後日,ホームページ「京都市障害者就労支援推進会議はたらきまひょ」にアップしますので,御覧ください。
3 内容
国内外で実践されている障害のある方のディーセント・ワークに精通する講師による講演をはじめ,本市で先駆的な取組を行っている伝統産業や農業と福祉の取組に関わる地域企業の事例発表や,市外の先駆的な事例紹介などを実施。
様々な地域資源と連携し,社会課題の解決と障害のある方が働きがいのある仕事で戦力となり働き続ける持続可能な社会の実現を目指す取組のヒントについて学べるオンラインセミナーです。
4 講師紹介
特定非営利活動法人ディーセントワーク・ラボ 代表 中尾 文香 氏
5 対象
以下から(1)~(3)のいずれかに該当すること
(1)京都市内に本社又は事業所のある企業
(2)市内の障害者就労支援事業所の職員
(3)大学及び総合支援学校の教員又は職員
6 参加費
7 定員
8 プログラム
【1部(14時30分~15時20分)】
≪講演≫
「障害のある方の適性をいかす働き方,ディーセント・ワークとは」
~国内外のディーセント・ワークの先駆的な障害者雇用及び就労事例の紹介~
講師:中尾 文香 氏(特定非営利活動法人 ディーセントワーク・ラボ 代表)
ドイツのホテル,スーパーマーケットの取組/スウェーデンの企業の取組/沖縄などの農福と地域課題解決の取組
【2部(15時30分~17時00分)】
≪パネルディスカッション≫
障害のある方のディーセント・ワークとソーシャル・イノベーション
~市内の地域企業と障害者就労支援事業所による伝統産業と農業の取組や市外の先駆的な事例紹介と,様々な地域資源と連携し,社会課題の解決と障害のある方が働きがいのある仕事を創出し戦力として活躍できる持続可能な社会の実現を目指す事例紹介~
●ファシリテーター:中尾 文香 氏
ソーシャルプロダクトとしての伝統工芸/地域連携によるソーシャル・イノベーション
●京都市内の地域企業と障害者就労支援事業所の連携による事例発表
〈1〉京都らしい農福連携推進事業~農家と障害のある方による新京野菜の生産・販促活動~
特定非営利活動法人 京都ほっとはあとセンター 澤田 雄児 氏
〈2〉食品リサイクルや麦ストローで目指す循環型農業と障害のある方の適性をいかす仕事づくり
株式会社 中嶋農園 代表取締役 中嶋 直己 氏
〈3〉伝福連携による西陣織の工程保存と地域と共存する障害のある方の働き方
西陣整経同業組合 理事 河合 隆 氏
〈4〉京ローソクの灯りを次代に繋ぐ担い手育成とソーシャル・イノベーション経営
有限会社中村ローソク 代表取締役 田川 広一 氏
9 申込期限
令和2年11月24日 火曜日 17時
10 申込フォーム
11 問合せ先
〒604-8006 京都市中京区河原町通御池下る下丸屋町394番地 Y・J・Kビル3階
TEL 075-222-4161 FAX075-251-2940
メールアドレス syogai@city.kyoto.lg.jp
11 主催
次に紹介します,社会課題に挑んだ地域企業の先行事例を御参照ください。
「伝統産業の担い手不足」と「障害のある方の働きがいのある仕事の創出」 双方の課題解決に挑戦した地域企業の事例(有限会社 松川調整所)【先進取組事例】
~次の時代に向けて,若い人に伝統の技術を伝えていきたい!~

代表取締役 松川 重樹 氏(左) 取締役 松川 さつき 氏(右)
取組企業からのコメント
弊社は,お客様の大切なお着物をお預かりし,丸洗い,洗い張り,シミ抜き,染め替え,柄足し,寸法直し,仕立直しなど様々な技術を駆使して心を込めてお手入れしております。従業員の平均年齢が30代後半から40代になってきたので,今春,京都市の補助事業を活用して採用した障害のある片山さんを含む3名のスタッフを採用しました。
一緒にお仕事をさせていただく会社に,若い方がいらっしゃれば,安心して長く一緒に続けられると私が感じるように,弊社も,そう感じていただける会社でありたいと思います。
新型コロナウイルスの影響を受けて,さまざまな催しが中止となり,お着物を着ていただける機会も大幅に減っていますが,若い方には,次の時代に向かって,腕を磨いていただきたい。私自身も,息子が職人を目指せる10年,15年先を見据えて,技術も経営も継承できるように,しっかり前を向いて進んでいかなければと思っています。
昨夏に開催しました連続二日間の体験会では,かなり厳しい仕事に取り組んでいただきました。二日間を乗り越えた後,「着物の染み抜きの仕事をやりたい!」と片山さんが言ってくれた時は,本当に嬉しかったです。
染色補正の業界は,階段を一つ一つ昇るように,取得できる資格や級があります。
是非,着実に成長し,目標を一つずつクリアすることで自信をつけて職人へと成長できるよう,厳しく温かく見守っていきます。

着物の染み抜きを行う片山さん
採用された片山 智晶さんのコメント
体験会に参加してみて,「こんなにきちんと仕事を見せて教えてくれた伝統産業の職場は初めてだった」という想いが強く,この職場で働こうと心に決めました。
職人として仕事を教わり,成長する場を与えてもらえる職場だと感じています。

反物に汚れがないか丁寧に確認する片山さん
広報資料
- PDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。
お問い合わせ先
京都市 保健福祉局障害保健福祉推進室
電話:075-222-4161
ファックス:075-251-2940