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ロタウイルス予防接種について

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2023年5月17日

ロタウイルス予防接種について(令和2年10月1日開始)

 令和2年2月4日,予防接種法に係る政省令が改正されたことを受け,令和2年10月1日から,新たに定期の予防接種として,ロタウイルスワクチンの接種を開始します。

対象者及び接種回数

 ワクチンが2種類あり,接種回数等が異なりますが,どちらも予防効果や安全性に差はありません。
 接種するワクチンは,医療機関により異なります。

ワクチンごとの対象者及び接種回数
ワクチン名

 対象者
(出生日の翌日を「出生0週1日後」といいます。)

接種回数
  ロタリックス

令和2年8月1日以降に生まれた
出生6週0日後から24週0日後までの乳児

27日以上の間隔をおいて2回
  ロタテック令和2年8月1日以降に生まれた
出生6週0日後から32週0日後までの乳児
27日以上の間隔をおいて3回

【標準的な接種期間】 初回接種は,生後2月から出生14週6日後までの間に受けてください。

※初回接種が出生15週0日後以降となる場合,安全性の観点から,接種をお勧めできません。
※予防接種は「不要不急」ではありません。新型コロナウイルス感染症の流行状況にかかわらず,接種期間中に受けましょう。
※上記の対象者は,令和2年10月1日より前に任意接種(全額自己負担)で受けた予防接種も接種回数のうちに含めますので,不足回数分のみ接種してください。

費用

無料

※令和2年10月1日より前に,任意接種(全額自己負担)で予防接種を受けた場合,接種費用の償還払い等による返金はできません。

接種場所

 京都市予防接種協力医療機関で実施します。

 詳しくはコチラに,令和2年8月下旬頃から掲載します。

ロタウイルス感染症とは

 ロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎で,乳幼児期にかかりやすい病気です。主な症状は,水のような下痢,吐き気,嘔吐(おうと),発熱,腹痛です。
 感染力が強く,5歳までにほぼ全ての子どもがロタウイルスに感染するといわれています。脱水症状がひどくなると入院治療が必要になることがあり,5歳までの急性胃腸炎の入院患者のうち,40~50%前後はロタウイルスが原因です。
 一生のうちに何度も感染する可能性がありますが,初めて感染したときが最も重症化しやすく,ワクチンを接種することで,入院を要するほどの重症化を70~90%減らすことができます。

ロタウイルスワクチン及び副反応について

 ロタウイルスワクチンは2種類あり,どちらも経口ワクチン(飲むワクチン)です。予防効果や安全性に差はなく,どちらのワクチンを扱っているかは,医療機関により異なります。最初に接種したワクチンを2回目以降も接種します。飲んだ後に吐き出したとしても,再接種の必要はありません。
 副反応としては,いつもより不機嫌になったり,下痢,嘔吐(おうと),咳,発熱などがみられることがありますが,特に接種後1~2週間は「腸重積症」に注意が必要です。

腸重積症について

 腸重積症は,腸の一部が隣接する腸管に入り込む病気です。血流が悪くなることで腸の組織に障害を起こすことがあるため,速やかな治療が必要です。ロタウイルスワクチンを接種しなくてもかかる病気で,生後3~4月ぐらいから多くなります。ワクチンの接種は,早めに完了しましょう。
 ワクチン接種後1~2週間くらいまでの間に,以下の症状が一つでもみられた場合は,直ちに接種医療機関を受診しましょう。接種医療機関とは別の医療機関を受診する場合は,ワクチンを接種したことを医師に伝えてください。発症後すぐに治療することが大切です。

◆腸重積症の症状
 突然はげしく泣く,嘔吐(おうと)を繰り返す,ぐったりして顔色が悪くなる,機嫌が良かったり不機嫌になったりを繰り返す,血便が出る など

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お問い合わせ先

保健福祉局 医療衛生推進室 医療衛生企画課
電話:075-222-4421
ファックス:075-708-6212

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