まちねこと家庭動物相談所(その1)
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2012年5月21日
京都市まちねこ活動支援事業をご存じですか?
地域の住民さんたちに野良猫対策について「まちねこ活動」という形を提案し,サポートする京都市の事業です。事業内容について詳しくはこちらをご覧ください。その事業のなかで京都市の担当しているまちねこたちの避妊・去勢手術は,公益社団法人 京都市獣医師会のご協力をいただきながら,京都市家庭動物相談所で行っています。
この事業は,平成22年度からはじまり,京都市内の各地域で活躍しておられるまちねこ活動グループの皆様を主体として,公益社団法人 京都市獣医師会の先生方と連携しながら,ようやく丸2年が経ちました。
この子も,まちねこです。無事に手術も終了して地域に帰っていきました。
京都市「まちねこ活動」の今・・・
まちねこ活動地域数
京都市内で「まちねこ活動地域」として認定している地域は,平成23年度末で46地域です。現在も,新たにまちねこ活動を始めたいという相談が寄せられています。
まちねこ手術実施数
平成23年度末までに実施した手術数は223頭です。内訳はオスが93頭,メスが130頭です。
まちねこ活動での利点,良かった点
まちねこ活動地域にお聞きしたところ,「新たに野良猫が増えなくなった。」「フン尿の被害やエサの食い散らかしがなくなった。」「地域のコミュニケーションが円滑になった。」などの声を聞くことができました。また,取り組み始めたグループさんからも同じように「変化」を実感した声も聞きます。
活動について地域で意見が分かれて大変なところもあるようですが,うまく進めていただいている地域もあります。
長期的には,地域での野良猫に関する苦情件数が減り,家庭動物相談所への野良猫の子猫の引取り件数,殺処分数が減っていくことが理想です。
問題点,課題点
活動地域も順調に増えていっており,拡大傾向の事業です。その分,手術の順番がなかなか各地域にまわってこず,長期間お待ちいただくことが多くなっています。
理由としては,相手は野良猫なので手術日までに猫が保護できなかったり,予定より保護できた猫の数が少なくなったり,保護した猫がすでに手術済であったりして,順調に手術件数が増えないということがあります。また,家庭動物相談所の他業務との兼ね合いもあり,一日に実施できる手術件数にも限りがあります。今後,検討を重ね改善していきたいと考えています。
まちねこ活動地域の方々には,ご理解とご協力をお願いいたします。
「まちねこと家庭動物相談所(その2)」予告!
次回,相談所ブログでは,まちねこが家庭動物相談所に搬入されて,手術をうけ,地域に帰っていくまでの猫たちの様子や,手術の様子をリポートいたします。お楽しみに!
お問い合わせ先
京都市 保健福祉局医療衛生推進室京都動物愛護センター
電話:075-671-0336
ファックス:075-671-0338