「第4回 京都文学賞」作品の応募状況及び読者選考委員賞の創設について
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2023年6月1日
【広報資料】「第4回 京都文学賞」作品の応募状況及び読者選考委員賞の創設について
令和5年6月1日
京都市文化市民局(文化芸術都市推進室 文化芸術企画課 TEL075-222-3119)
京都市では、文学の更なる振興や「文化都市・京都」の発信等に寄与するため、令和元年度から「京都文学賞」を実施しています。
第4回京都文学賞については、令和4年度及び5年度の2か年をかけて実施しており、昨年の8月1日から作品を募集し、5月12日の締切りまでに、336件の御応募をいただきましたので、お知らせします。
また、これまでの最優秀賞、優秀賞に加え、読者選考委員が受賞作を選定する「読者選考委員賞」を創設しますので、併せてお知らせします。
1 作品の応募件数について
一般部門 | 中高生部門 | 海外部門 | 合計 |
---|---|---|---|
304件 | 25件 | 7件 | 336件 |
<最終選考委員からのコメント>
●井上 荒野(作家)
今年も、小説の中で「京都へ行ける」のが楽しみです。
「まだ誰も行ったことがない京都」へ行ってみたいです。
●校條 剛(めんじょう つよし)(作家・評論家)
その昔、電車のなかで文庫本を読んでいる人たちの姿が沢山見られました。現在、ほぼ全員がスマホ画面に見入っています。そんな時代に、京都文学賞の応募総数は336篇もあったのです。スマホ全盛の今だからこそ、どんな小説を読ませてくれるのか期待が高まります。
【参考:第4回京都文学賞の募集概要】
・募集作品:京都を題材とする小説(ジャンル不問)
・応募規定:
<一 般> 28,000字以上160,000字以内
<中高生> 400字詰(20字×20行)原稿用紙換算で、20枚以上150枚以内
<海 外> 8,000字以上60,000字以内
・賞の内容:
<一 般> 最優秀賞1点 賞金100万円、出版化
優秀賞 1点 賞金50万円
<中高生> 最優秀賞1点 図書カード10万円分
優秀賞 1点 図書カード5万円分
<海 外> 最優秀賞1点 賞金10万円
【参考:受賞作の書籍刊行について】
京都文学賞の第1回一般部門最優秀賞及び優秀賞作品、第2回一般・海外部門最優秀賞作品及び第3回中高生部門最優秀賞作品は、協力出版社から書籍が刊行されており、今回も受賞作の出版化を目指してまいります。
・第1回一般部門最優秀賞
『羅城門に啼く』(「もう森へは行かない」改題)松下隆一著(新潮社から令和2年11月刊行)
・第1回一般部門優秀賞
『屋根の上のおばあちゃん』(「太秦――恋がたき」改題)藤田芳康著(河出書房新社から令和2年11月刊行)
・第2回一般・海外部門最優秀賞
『鴨川ランナー』グレゴリー・ケズナジャット著(講談社から令和3年10月刊行)
・第3回中高生部門最優秀賞
『ちとせ』(「闇に浮かぶ浄土」改題)高野知宙著(祥伝社から令和4年11月刊行)
2 読者選考委員賞の創設について
募集から選考・表彰まで2か年の運営スケジュールに変更することに合わせ、京都文学賞の充実及び価値を更に向上させるため、新たな賞の創設を検討してきました。この度、京都文学賞における選考の特長である読者選考委員が受賞作を選定する「読者選考委員賞」を創設し、京都文学賞の更なる充実を図ります。
<選考作品>
一般部門における最終選考作品
<選考・選定方法>
・ 二次選考において、読者選考委員がグループに分かれて割り当てられた一部の作品を選考し、各グループから最終選考作品を選出する。
・ 一般部門の最終選考作品を全ての読者選考委員が読み、選考する。その中で最も評価を得た作品を「読者選考委員賞」として選定する。
※ 別途、最終選考会では最終選考委員による選考を行い、各部門の「最優秀賞」等を選定する。
3 今後のスケジュール
令和5年 6月上旬~ 一次選考(書評家等の専門家)
7月下旬 一次選考結果発表
7月下旬~ 二次選考(読者選考委員)
9月下旬 二次選考結果発表
11月下旬 最終選考会(いしいしんじ氏、井上荒野氏、校條剛氏、読者選考委員の代表等)
令和6年 1月中 受賞作の発表、表彰式
【広報資料】
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お問い合わせ先
京都市 文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課
電話:075-222-3119、075-222-3128 (京都芸大担当)、075-222-4200(政策連携担当)
ファックス:075-213-3181