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【広報資料】令和5年度 伝統芸能文化復元・活性化共同プログラムの募集開始について

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2023年3月31日

【広報資料】令和5年度 伝統芸能文化復元・活性化共同プログラムの募集開始について

京都市文化市民局(文化芸術都市推進室 文化芸術企画課 電話:075-222-3119)

公益財団法人京都市芸術文化協会(電話:075-213-1003)


令和5年5月17日<追記> 「9 今後のスケジュール(予定)」内、第2次審査の日程を追記しました。


 京都市及び公益財団法人京都市芸術文化協会では、平成30年度から伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス※1を設置し、伝統芸能文化創生プロジェクト※2に取り組んでいます。本プロジェクトの一環として実施している「伝統芸能文化復元・活性化共同プログラム」では、伝統芸能文化の継承・発展の具体的な成果につなげるため、支援を必要とするプログラムを公募し、内容を審査したうえで、採択した案件に共同で取り組みます。

 この度、新たに令和5年度に実施する共同プログラムの事業を下記のとおり募集しますので、お知らせします。

 

〔伝統芸能文化復元・活性化共同プログラム〕

※プログラムの紹介動画をYouTubeで公開しています

https://www.youtube.com/channel/UCWw9QQpZqwwPY_IwZpvEOeg外部サイトへリンクします


1 目的

 伝統芸能文化の保存・継承・普及を目的とした活動を支援し、伝統芸能文化を現代に適合した形で復元・活性化させることを目指します。

 

2 特徴

 伝統芸能文化に用いられる楽器・用具用品の復元や、古典芸能・民俗芸能の活性化のための取組を、伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィスと申請者が共同で行います。


3 募集事業

⑴  伝統芸能文化の保存・継承・普及・活用のために必要な取組

⑵  継承に関して緊急性・必要性が高く、関係機関の協力が必要な取組

 【取組例】

・廃曲となった演目の詞章は残っているが、読解不能なので、研究者やその演目に出てくる地域等の協力を得て、復曲したい。

・芸能の周知あるいは後継者育成のための配信動画を作成したい。

・お稽古などの伝承や、学校の授業で活用できるような教材を開発したい。

・類似した民俗芸能の関係者でネットワークを作り、共同で問題に対処したい。

・古典芸能、民俗芸能で使用される道具に使われている元来の素材の入手が困難であるため、人工素材による代替品を製作したい。

・古典芸能のある流派で使用されている道具に関する技術を他の流派や民俗芸能の道具に転用したい。


4 対象者

 研究者、コーディネーター、実演家、職人及び地域の文化を保存する方々等が応募できます。また、個人の活動も申請できます。

 

5 負担金額

 共同プログラムの事業実施に係る伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィスの負担金額の上限は、1件当たり100万円です。対象外経費等もありますので、詳しくは募集案内を御確認ください

 

6 募集期間

 令和5年4月3日(月曜日)~令和5年6月30日(金曜日)(午後5時提出先必着)

 

7 申請方法

 所定の申請書類や活動の収支予算案等を伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィスに御提出ください。詳しくは、募集案内を御確認ください。

 

8 募集案内/申請書様式

募集案内/申請書様式

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9 今後のスケジュール(予定)

・4月3日(月曜日):募集開始(~6月30日(金曜日)締切)

・8月中:第1次審査(書類審査)

・8月31日(木曜日):第2次審査(ヒアリング審査)(書類審査通過者のみ)

・9~10月:共同プログラム開始

 

10 お問合せ・御相談/申請書提出先

  <伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス>

   住所: 〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 京都芸術センター3階

   電話番号: 075-255-9600 (代表 075-213-1003)

   FAX: 075-213-1004

   E-mail: [email protected] / [email protected] (左記の2つの宛先にお送りください。) 

   ホームページ: http://www.traditional-arts.org/外部サイトへリンクします

 

【参考1】

※1 伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス

 京都市、公益財団法人京都市芸術文化協会が設置する、伝統芸能文化創生プロジェクトを推進するための事務局。共同プログラムをはじめ、伝統芸能文化に係る相談対応や関係機関とのネットワーク構築等を行っている。

※2 伝統芸能文化創生プロジェクト

 平成23年度に本市が策定した「国立京都伝統芸能文化センター(仮称)基本構想」に掲げるセンターに備えるべき機能の実現を目指すプロジェクト。伝統芸能文化に関する保存・継承・普及等の総合的な観点から、伝統芸能文化を取り巻く課題の改善に取り組む。文化庁とも連携し、全国の関係機関とのネットワーク構築を推進することで、本市の伝統芸能文化の活性化を図るとともに、日本の伝統芸能文化の振興、京都の伝統芸能文化の創生につなげる。

 

【参考2】

<直近3年間に採択したプログラム>

<過去に採択したプログラム>
年度 件名 申請者等名 内容


2

見島のカセドリ藁蓑製作技術の確保計画 加勢鳥保存会
代表:武藤隆信  
見島のカセドリで使用する藁蓑は、経年による劣化が目立つが、保存会に藁蓑を製作できる技術がなく、製作できる技術者もいない状況である。
そこで、各地の団体や機関をリサーチし、藁蓑を制作できる技術者を講師として製作技術の伝承を行う。また、その過程を記録し、公開することで、将来にわたり藁蓑の製作技術が伝承される体制を構築し、全国のモデルとなることを目指す。



3

古物重厚意匠糊地能楽扇の写し製作 有限会社 十松屋福井扇舗
代表取締役:福井芳秀
能楽や日本舞踊等で用いられる舞台用の扇には重厚細密な扇面絵が描かれているものがあるが、近年では制作の機会が著しく減少している。そこで、京都在住の能楽シテ方の家が所蔵する扇の「写し」を通じて、高度な扇面上絵技術の継承を行う。また、制作できる職人が減少している古式の扇面地紙「糊地」については、素材分析によって現在主流の「合わせ地」との違いを明確にし、その工芸的価値と舞台効果を周知する。制作した扇は、実際の公演で仕上がりを確認する。

笛譜・唱歌制作による石見神楽の継承円滑化事業 石見神楽産業化モデル事業実行委員会
代表:日高均
島根県を代表する郷土芸能の石見神楽の笛は、演者の口伝や独学によって受け継がれてきたが、技術の習得に大きな困難がある。そこで本事業では、京都の芸能関係者と協力して、譜面とオノマトペ(擬音)による「口唱歌」を作成し、笛の稽古を円滑に行えるような指導方法を確立させることを目指す。その指導方法を石見神楽各社中で共有することで、笛の指導者と演奏者の育成を図る。

三味線音楽のScratch教材開発:常磐津節を通じて日本の伝統芸能に親しむための教育プログラムづくりとその普及の試み 次代に邦楽をつなぐプロジェクト
代表:重藤暁
GIGAスクール構想の実施に当たって、小学生を対象とした日本の伝統音楽に関する教材をビジュアルプログラミング言語(Scratch)で開発する。協力が得られる小学校でテスト運用し、そのフィードバックを踏まえて改良を行い、教材と指導マニュアルをウェブ上で公開する。また、教員向け研修会を開催し、本教材を小学校の授業実践に活用してもらうための普及活動を行う。



4

社・東条を中心とした播州音頭踊りの継承と発信プロジェクト 社播州音頭踊り保存会
代表:井上干支

東条播州音頭踊り保存会
代表:邦近従宏
高齢化が進む播州音頭踊りにおいて、ダンサーである京極朋彦(京極WORKS)がコーディネート役となり、次の事業を行う。現状調査、音頭取りや踊り手の映像記録、他分野の芸術家による次の世代への交流事業に取り組むことで、芸能の伝承を図る。また、同じ課題をもつ他地域とネットワークを構築することにより、地域を越えて伝承手法や成果を発信する。
若手へ向けた鯖江人形浄瑠璃の技能継承と他地域との交流 鯖江人形浄瑠璃「近松座」
代表:大橋國利
地域文化である鯖江人形浄瑠璃を若手に継承していくために、各役割に分けた演目の動画配信など若手が今後使用しやすい形で記録作成を行う。また、他地域の浄瑠璃団体と協力して文楽実演家を招き、浄瑠璃を学ぶワークショップを行うことで、他の浄瑠璃団体の若手と交流する機会を設ける。

【広報資料】

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お問い合わせ先

京都市 文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課

電話:075-222-3119、075-222-3128 (京都芸大担当)、075-222-4200(政策連携担当)

ファックス:075-213-3181

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