【広報資料】京菓子展2022「手のひらの自然-枕草子」京菓子デザイン公募について
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2022年6月1日
広報資料
令和4年6月1日
文化市民局(文化芸術都市推進室文化財保護課 075-222-3130)
京菓子展2022「手のひらの自然-枕草子」京菓子デザイン公募について
京都市では,平成29年3月に“京都をつなぐ無形文化遺産”として「京の菓子文化」を選定しました。
この度,京都市及び(公財)有斐斎弘道館では,「京の菓子文化」を次の世代に伝えていくため,京菓子展を開催するに当たって,京菓子デザインを募集しますので,下記のとおりお知らせします。
記
1 募集期間
令和4年6月20日(月曜日)~8月31日(水曜日)
(参考:京菓子展 11月1日(火曜日)~11月15日(火曜日))
2 テーマ
~「手のひらの自然ー枕草子」~
場や人に合わせて,一つ一つ意匠がつむぎ出される京菓子。京菓子のテーマや情景を小さな世界に作り上げる際には,和歌などの古典文学が,大きな役割を果てしてきました。
8年目となる今回は,千年以上も前に著された,清少納言の『枕草子』をとりあげます。四季折々を「春は曙」「夏は夜」と端的に表現した随筆として,親しまれてきました。
目まぐるしく転変する現代,かつてない不安の中に生きる私たちにとって,『枕草子』にうかがえる繊細な観察眼は,見過ごしがちな暮らしを観察するきっかけとして,京菓子の創造の糧となるに違いありません。
多くの力作が集まることを期待しております。
3 募集内容
⑴ 京菓子デザイン部門 デザインを審査します。入選デザインは菓子職人により実作され,展示されます。
⑵ 茶席菓子実作部門 茶席菓子(いわゆる上生菓子)を試作写真及び実作品にて審査します。
※ 応募方法は「5 問合せ先」を御確認ください。
4 審査員 ※ 敬称略・順不同,◎…審査員長
門川 大作 (京都市長)
荒木 浩 (国際日本文化研究センター 教授)
家塚 智子 (宇治市源氏物語ミュージアム 館長)
榎本 信之 (株式会社GK京都 代表取締役社長)
岡田 秀之 (福田美術館 学芸課長)
奥田 充一 (株式会社memesスクエア 代表取締役)
◎熊倉 功夫 (MIHO MUSEUM 館長)
笹岡 隆甫 (華道「未生流笹岡」 家元)
鈴木 宗博 (菓子研究家)
野﨑 貴典 (古典の日推進委員会 ゼネラルプロデューサー)
廣瀬 千紗子(同志社女子大学 名誉教授)
濱崎 加奈子(有斐斎弘道館 館長)
5 問合せ先
(参考)
1 公益財団法人有斐斎弘道館について
江戸時代を代表する儒者・皆川淇園(みながわきえん/1734~1807)の学問所「弘道館」址に建つ文化的建造物を保存しながら,現代に必要な文化芸術による<知>を再生するための,新たな学問・文化サロンとして,茶事や講座をはじめとする様々な事業を展開されています。
2 “京都をつなぐ無形文化遺産”について
京都には,時代とともに変容しながらも,世代を越えて暮らしの中で伝えられてきた数多くの無形文化遺産がありますが,定義や概念,保存団体が不明確であることから,現行の法令上,文化財としての指定・登録が困難なものもあります。
そこで,それらの価値を再発見,再認識し,内外に魅力を発信するとともに,大切に引き継いでいこうという市民的気運を盛り上げるため,平成25年4月,無形文化遺産を守る京都市独自の仕組み「“京都をつなぐ無形文化遺産”制度」を創設しました。これまでに,「京の食文化」,「京・花街の文化」,「京の地蔵盆」,「京のきもの文化」,「京の菓子文化」,「京の年中行事」を選定しました。

広報資料
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お問い合わせ先
京都市 文化市民局文化芸術都市推進室文化財保護課
電話:075-222-3130
ファックス:075-213-3366