平成31年度 伝統芸能文化復元・活性化共同プログラムの募集開始について
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2019年2月26日
平成31年度 伝統芸能文化復元・活性化共同プログラムの募集開始について
平成31年2月26日
文化市民局文化芸術企画課 075-366-0033
京都市及び京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)では,平成30年度から伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス※1を設置し,伝統芸能文化創生プロジェクト※2に取り組んでいます。本プロジェクトの一環として実施している「伝統芸能文化復元・活性化共同プログラム」では,伝統芸能文化の継承・発展の具体的な成果につなげるため,支援を必要とするプログラムを公募し,内容を審査したうえで,採択した共同プログラムの取組を行っています。
この度,新たに平成31年度に実施する共同プログラムの事業を募集しますので,下記のとおりお知らせします。
記
〔伝統芸能文化復元・活性化共同プログラム〕
1 目的
伝統芸能文化の保存・継承・普及を目的とした活動を支援し,伝統芸能文化を現代に適合した形で復活させることを目指します。
2 特徴
伝統芸能文化に用いられる楽器・用具用品の復元や,古典芸能・民俗芸能の活性化のための取組を,伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス(京都市,京都芸術センター)と申請者が共同で行います。
【取組例】
・廃曲となった演目の詞章は残っているが,読解不能なので,研究者やその演目に出てくる地域等の協力を得て,復曲したい。
・かつてあった芸能が,他府県に伝承されている。それぞれの地域と協力して,その芸能を復活させたい。
・伝統芸能文化で使用される道具に使われている元来の素材が入手困難であるため,人工素材による代替品を製作する。
3 募集する事業
(1) 伝統芸能文化の保存,継承,普及,活用のために必要な取組
(2) 継承に関して緊急性・必要性が高く,関係機関の協力が必要な取組
4 応募者について
研究者及びコーディネーター,実演家,職人,地域の文化を保存する方々などが応募できます。個人の活動も申請できます。
5 本プログラムとして負担する金額
上限額は,1件当たり100万円/年です。対象外経費等もありますので,詳しくは募集案内を御確認ください。
6 募集期間
平成31年2月26日(火曜日)から平成31年5月21日(火曜日)まで(17時提出先必着)
7 申請方法
所定の申請書類や活動の収支予算案等を伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィスに御提出ください。詳しくは,募集案内を御確認ください。
8 募集案内の配布場所
京都市内では,市役所案内所,各区役所・支所,京都芸術センター等で3月15日(金曜日)から配布します。また,以下のホームページからもダウンロードできます。
・伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィスのホームページ http://www.traditional-arts.org/
・京都市のホームページ https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000247789.html
9 申請者説明会
本プログラムの説明会を京都,東京で以下のとおり開催します。全体説明の後,申請に関する個別相談にも応じます。11に記載する参加申込み先にメール又は電話で御連絡をお願いします。また,個別相談を御希望される方は,その旨をお伝えください。
(京都)日時:平成31年4月13日(土曜日)午後2時~午後4時
会場:京都芸術センター
〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
(東京)日時:平成31年4月27日(土曜日)午後2時~午後4時
会場:独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所
〒110-8713 東京都台東区上野公園13-43
10 今後のスケジュール(予定)
日付 | 内容 |
---|---|
2月26日(火曜日) | 募集開始(~5月21日(火曜日)締切) |
6月中 | 第1次審査(書類審査)結果通知 |
6月中 | 第2次審査(ヒアリング審査)(書類審査通過者のみ) |
7~8月 | 事業開始 |
※なお,本事業の公募については,平成31年度京都市予算の成立前に行うものであり,
予算審議の状況によっては,事業内容や事業予算,スケジュール等を変更する
場合があります。あらかじめ御了承の上,応募してください。
11 事業に関する問合せ・相談及び申請書提出先
<伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス>
住所: 〒604-8156
京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
京都芸術センター2階
電話番号: 075-255-9600 FAX: 075-213-1004
E-mail: [email protected] ホームページ: http://www.traditional-arts.org/
平成31年度 伝統芸能文化復元・活性化共同プログラム募集案内・申請書類
【平成31年度】伝統芸能文化復元・活性化共同プログラム募集案内(PDF形式, 978.74KB)
【平成31年度】申請書(DOCX形式, 23.02KB)
【平成31年度】収支予算書(XLSX形式, 17.19KB)
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【参考1】
※1 伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス(京都市,京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)が設置)
平成23年度に本市が策定した「国立京都伝統芸能文化センター(仮称)基本構想」に掲げるセンターに備えるべき機能の確保・強化のため,伝統芸能文化の継承や保存,用具・用品とその材料の確保,普及・創造・発信事業など,総合的な活性化の観点から,ネットワークの構築や基礎調査等を進めています。
※2 伝統芸能文化創生プロジェクト
上記の基本構想に掲げるセンターに備えるべき機能の実現を目指すプロジェクトです。伝統芸能文化に関する保存・継承・普及等の総合的な観点から,伝統芸能文化を取り巻く課題の改善に取り組みます。本市の伝統芸能文化の活性化を図るとともに,文化庁とも連携し,全国の関係機関とのネットワーク構築を推進することで,日本の伝統芸能文化の振興に取り組み,京都の伝統芸能文化の創生につなげます。
【参考2】
<平成30年度の実施実績>
・応募総数:20件
・伝統芸能文化復元・活性化共同プログラムとして採択した申請:3件
件名 | 申請者等 | 内容 |
---|---|---|
上鳥羽に芸能六斎の復活を目指して-祇園囃子の創作 | 上鳥羽橋上鉦講中 (代表:熊田 茂男) | 祇園囃子は,京都の民俗芸能「六斎念仏」でも演じられている。上鳥羽では,大正期以来中断していた「祇園囃子」を創作し,芸能六斎を復活することで,民俗芸能継承に新たな潮流を発信する。 |
柳川三味線のための胴皮新素材開発 | 林美恵子(柳川三味線) | 入手困難である柳川三味線の胴皮の試作品を,新素材(和紙)で製作する。実演家による試演を行い,精度を高める。 |
ゴッタンの製造技法および基礎資料のアーカイブと交流ネットワークの創出 | ゴッタンプロジェクト(代表:橋口晃一,黒坂周吾) | 南九州(鹿児島県,宮崎県の一部)の三弦楽器「ゴッタン」の職人の減少に伴い,楽器の製作技術の記録,また歴史的背景の調査を行い,ゴッタンを通したネットワークを構築することで認知向上を目指す。 |
※この事業は宿泊税を活用して実施しています。
お問い合わせ先
京都市 文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課
電話:075-222-3119、075-222-3128 (京都芸大担当)
ファックス:075-213-3181