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平成27年度第1回市民参加推進フォーラム

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2015年12月24日

案件名

平成27年度第1回市民参加推進フォーラム

開催日時

平成27年6月19日(金曜日)19時00分~20時55分

開催場所

職員会館かもがわ 2階大会議室

議題

(1) 今年度のフォーラムの取組について
(2) 「職員のための市民参加推進の手引き(市民活動編)」について
(3) 第2期京都市市民参加推進計画(改訂版)の策定について
(4) 平成27年度市民公募委員サロンについて

公開・非公開の別

公開

議事内容

【出席者】
(1) 市民参加推進フォーラム委員(13名)
永橋座長,竹内副座長,石井委員,兼松委員,川島委員,高垣委員,高田委員,野池委員,西村委員,初田委員,林委員,壬生委員,樋口委員
(欠席委員:芝原委員,杉山委員)
(2) 事務局
総合企画局市民協働政策推進室
淀野担当局長,小田市民協働推進室長,北川市民協働課長,山下市民協働係長,
松岡
株式会社地域計画建築研究所
嶋崎,戸田,大河内

【傍聴者】
・ 4名
【特記事項】
・ 動画共有サイトUstream(ユーストリーム)による会議のインターネット中継を実施

【内容】
1,開会

<事務局>
市民参加推進フォーラムは市民参加の推進に関する事項について市長の諮問に応じ,調査,審議いただくとともに,当該事項について意見をいただく機関である。
<淀野担当局長>
今年度のフォーラムの一番のミッションは「第2期市民参加推進計画」の改定である。事務局としては見直しではなく,計画改訂の意識で取り組んでいきたいと考えている。人口減少時代に対して,市民と行政が協働して立ち向かうための計画とも言え,むしろ新訂だとも言える。
市民公募委員サロンも重要なフォーラムの議題であり,サロンは市民公募委員にとって頼りになる取り組みである。
座長からは市役所内でも一番大変な審議会であるとの感想をいただいたこともあり,負担をかけることになると思うが,どうか1年間よろしくお願いしたい。

<事務局>
続いて,委員の出席状況を報告させていただく。芝原委員,杉山委員がご都合によりご欠席であるが,委員総数15名中13名のご出席いただいており過半数を満たしており会議は成立している。
また,本日の会議については公開すると共にインターネット上の動画配信サービス「ユーストリーム」を利用した生中継も実施していますので御了承いただきたい。それでは,以後の議事については永橋座長にお願いする。

<永橋座長>
淀野担当局長から「市役所内でも一番大変な審議会」との以前の私のコメントを紹介いただいたが,一番アクティブでアグレッシブ,そして,いろんな意見を出しあえるという意味でアフォーダブルな委員会だと言い換え,訂正したい。
計画改定については汗水流す必要がある,特に座長である私が一番汗をかく必要がある。ぜひ,自由闊達な議論をいただきたい。
新年度になり委員も交代等がある。昨年度で大室委員,小辻委員が任期満了のため退任,辻委員,本城委員も退任された。新たに兼松委員,高垣委員,樋口委員,壬生委員が委員としてご参加くださっている。また,本日も傍聴者でお1人きてくださっているが,委員OBも積極的参加してくださっている。

<委員自己紹介>
(略)
各出席委員が自己紹介を行った。

<事務局>
(略)
事務局がそれぞれ自己紹介を行った。
なお,今年度は改訂版策定にあたって民間業者へ調査や取りまとめ業務を委託することとなった。本日は受託業者である株式会社地域計画建築研究所から3名が記録等のために参加をしている。
また,ユーストリーム中継協力者2名,傍聴者4名の紹介を行った。


2,議題

<永橋座長>
 本日の議題は4点あるが,早速議題(1)について事務局から説明をお願いしたい。

■ 議題(1)今年度のフォーラムの取組について

<事務局>
資料1は市民参加推進フォーラム活動の概要を説明した資料である。フォーラムは行政への助言提言を行うだけでなく,市民の自主的な活動の支援や市民の力を高める取組を推進するものである。
資料2は今年度のフォーラムの取組についての案である。今年度重点テーマは第2期市民参加推進計画の改定であり,フォーラムでは提言をとりまとめていただきたい。会議以外の取組としては「職員のための市民参加推進の手引き」(市民活動編)の作成を行うこと,
市民参加円卓会議の開催,市民公募委員サロンの開催である。

<永橋座長>
今年度のフォーラムの議題,取組は盛りだくさんである。理解していくのには時間がかかる。わからないことがあれば,遠慮なくその都度ご発言いただきたい。
 特に異議等ないようなので,今年度のフォーラム活動概要と取組については提案をいただいたとおり承認し,すすめていくことにしたい。


■ 議題(2)「職員のための市民参加推進の手引き(市民活動編)」について

<竹内副座長>
市職員の声をいろいろな方法でお聞きし,フォーラム委員のバックグラウンドからも市民の声を拾いながら作成してきた。本来ならこのフォーラムに完成したものをご報告するべきところ,内容が豊富になり,まだ整理できていないため完成に至っていないことについてお詫びする。
手引きの柱は資料3「手引きの構成」に記載されている通り。今後の進め方として,手引き部会は解散し,座長・部会長と事務局で整理編集していきたいと考えているので,承認いただきたい。
なお,部会の中では,市職員が使うイントラネットにPDFで提供されるものという前提で見やすいものにしてはどうかとご意見をいただいている。委員の皆様には後日でもかまわないので一読いただき,ぜひご意見いただきたい。

<永橋座長>
まだ完成していないことについて座長としてもお詫びする。座長,部会長,事務局で作業は引き続き行うが,進捗は委員の皆様にも報告していきたい。
林委員には手引き部会で大変ご尽力いただいた。一言いただきたい。

<林委員>
毎回,資料が多く吟味するのに時間がかかる。欠席時には資料に目を通していたが,次回にはまた新たな資料をもらうということで,ハードな状況だった。
私自身,地元紫野学区で北区役所と空き家の問題,住宅密集地の問題など取り組んでいる。北区は安心・安全を大事にし,高齢者の居場所作りを熱心に取り組んでいる。先日の全体会議でも問題共有をしたが,一番の問題は少子高齢化の対策だということになった。子どもが減り,空き家増え,年寄りが増える中で,地元をどうしていくのか実践していくには非常に難しい問題がでてくる。
空き家問題も学区レベルでは動かないが,京都市が入ることで,改修補助金など活用させていただいたり,京都市の名前が入ったりすることで紫野学区の協議会の名前だけの時よりも信頼が得られうまく進みはじめている。学区の町家は西陣織の職員の家であった長屋が多く,その子どもたちもほとんど戻ってこない。どの程度改修すればいいか考えながらやってきた。また,近所付き合いも減っている。立て替えた三階建ての家などは1階が駐車場でドアに鍵がかかっており,近所付き合いが生まれにくい形で,これではマンションと変わらない。変えていくには区役所の力を借りないといけない。このような問題意識をふまえてやっていきたい。

<竹内副座長>
手引きのコラムに今のお話をヒントに追加,変更していきたい。

<永橋座長>
林委員のお話の中身は手引きの第3章に特に盛り込まれている。計画改定にも反映させていくべき貴重なご意見,ご経験だと思う。

<初田委員>
手引き部会の委員として,1度だけ自主勉強会に参加した。私は上賀茂自治連合会の役員もしている。自治連合会役員の多くはどこに相談したらいいかわかっていないのではないか。市職員から自治連合会や市民に声がかかるような手引きになればと思っている。

<永橋座長>
初田委員のお話は手引きの第2章,まちづくり活動の窓口などの部分に関連する。この手引きは市職員向けのもの。職員も理解し,汲み取りやすいようにしていきたい。

<西村委員>
手引きの第3章をみていただきたい。物語風にしている。読んでいただいてどう受け止められるか気になっている。市民公募委員の立場から,1人の市民として書かせていただいた。市職員からみて使いやすいものかどうか気になっている。さきほどの手引き部会でのご意見で,自分では気付かない視点もいただいたので,他の方からも意見をいただきたい。

<永橋座長>
手引きの内容については今日初めて確認された方が多いと思う。気づいたことがあれば,事務局にお伝えいただきたい。市職員がどのような感想をもつのか,発行前にモニタリングしてはどうかという意見も出ている。

<野池委員>
本日の資料にはまだ入っていないが手引き第4章のコラムを書かせていただいた。たくさんのワークショップをしながら作成してきた。市職員にはどう伝わるのかも気になっている。表情が見えるような対話式にしている。
京都府内でも京都市が市民協働のモデルになっていると思うが,府内市町村にさらに波及すればよいと思っている。

<川島委員>
手引きに対話式で記載するという発想はなく,とてもよいものができそうだと思っている。手引きといえば問題が起きた時にみるものというイメージだった。協働を楽しもうというメッセージが出せたのではないか。自分の仕事に協働の精神を入れて,広げたいという市職員に読んでいただきたい。そのような気運が盛り上がれば大成功だと思う。

<兼松委員>
さきほど開催されていた手引き部会にオブザーバーで参加させていただいた。
改善提案であるが,矢印でQAがわかるようにしてはどうか。また,対話型の部分は登場人物がABCだと分かりにくくなるので,名前を付けたほうが理解しやすい。また,イラストなども入れた方がよい。文字数も一定程度減らす方向で検討してはどうか。

<永橋座長>
手引き部会は一旦閉じるが,新しい委員含めて,今後もご意見をいただきたい。

<竹内副座長>
手引きについては8月中の完成をお約束したい。


■ 議題(3)「第2期京都市市民参加推進計画(改訂版)」の策定について

<事務局>
資料5は計画改定の進め方についての案をお示ししている。部会の再編を行ない,具体的な施策議論をするために役割分担をしたい。具体的には「市政参加・推進体制検討部会」と「市民活動支援検討部会」を設けてはどうか。可能な限り両部会の日程を合わせて,全体会議を部会前後に行うことで共有しながら,限られた期間内で効率的に進めたい。
スケジュール案であるが,28年4月の改定計画が開始となることを前提に来年1月には最終計画案を策定したい。逆算するとフォーラムから提言をいただくのが10月下旬,提言をふまえて骨子を作成しパブリックコメントを募集するのが11月ごろとなる。
提言取りまとめにむけては,7月下旬までに後ほど提案する調査を実施し,2~3回の部会と「市民の意見を聞く場」をふまえて,フォーラムとしてまとめていただきたい。
資料6は改定の方向性(案)について,これまでの議論をふまえてとりまとめているものである。少子高齢化が進む中,京都市も中長期的には人口減少する。このことは市民生活,地域活動に大きな影響を与えることから,協働の精神にもとづくまちづくりがこれまで以上に求められている。改定の方向性としては,市民が担う領域が拡充される状態をどのように支えていくのか,市役所はどう行動すべきなのかという視点が重要である。

<永橋座長>
なぜ改定計画が必要か,方向性はどうかについて事務局より提案をいただいた。
市民参加推進計画というと,市民にがんばれ!と言っているように受け取られがちだが,そうではなく市職員がどう行動するのかを記すもの。フォーラムは市民と協働する職員の応援部隊でもあるとも思っている。
市民が主体的に担う範囲とは,まさにさきほど林委員がおっしゃった,地域の活動に行政が参加していくことで,課題解決がすすんでいくということだ。そういったことが広がっていくようにするための計画である。
本日のフォーラムでは部会を分けるということを決めたい。内容はこの後の資料で説明し,どちらの部会に入りたいか希望はお聞きしたい。質問はどうか。

<竹内副座長>
部会は2つに分けるが,フォーラムと部会を同日にやるという進め方でいいか確認をいただきたい。部会とフォーラム全体会議を別日程とすると日程調整が大変になることと,集まる回数はできるだけ少なくした方がよいだろうという理由からの提案である。

<兼松委員>
部会の所要時間は?

<永橋座長>
3時間は必要。大変だが,ご理解いただきたい。この進め方でよろしいか。

<全委員>
 同意

<永橋座長>
可能性としてこの他にも部会を開かないといけないかもしれないが,その場合はよいものをつくるためにご協力をお願いしたい。
では,提案のとおり進めることでご了解いただいたということで,続いての資料説明をお願いしたい。

<事務局>
資料7は改定計画の構成とポイントをまとめたものである。
第1章は計画の目的,位置付けを記述する。第2章は改定計画の背景,第3章は計画が何を目指していくのかという考え方,第4章ではそれらを実現するためにどういう施策を推進していくのかを記述する。最後に第5章で体制について記述する。
資料8は計画としてボリュームの多い第4章の構成について整理したものである。
方針の下,推進項目,推進施策というツリー状で記載する。推進項目は市民参加の深化のプロセスを意識して記述する。現計画以降の進捗,情勢変化をふまえて,施策の整理,新しい施策の追加をしていく。既存施策も現状にとらわれず,記載していく。
資料9は現計画の第4章,5章の構成を示した参考資料である。
資料10は基本方針の構成について具体的に2つの案をお示ししている資料。昨年度までのフォーラム議論で確認したものをベースとして「市政への参加の推進」と「市民のまちづくり活動の活性化」に分けるというものが案1である。現在の社会背景をみれば,課題や未来像を様々な主体,市民,行政等が共有してくことが重要になってくるという考え方から,新たに方針1に「市民との課題意識・未来像の共有」をもってくるのが案2である。
これらの案1と2に照らして現計画をもとに整理したものが資料にある構成イメージである。
資料11については,改定計画策定にむけて事務局で行う調査内容案である。

<永橋座長>
現計画と改定の方向性等の違いについて,飲み込むにはある程度読み込みが必要だと思う。方針については「市政への参加」,「市民のまちづくり活動の活性化」,「情報の公開と共有」という3つの柱があり,案1,案2ともこれら3つの柱を重視し不可欠な要素としている。
方針の立て方として「情報の公開と共有」は項目がなくなっているが,全ての土台となることとして,「市政への参加」「市民のまちづくり活動の活性化」両方の方針において,客観的データなどを公開,共有していくことを組み込んでいくという趣旨である。
案2で方針1に「課題意識と未来像の共有」を上げている意図は,これからの人口減少時代にある意味で行政サービス縮小もありえるかもしれないという状況を市民に説明せず,すすめてしまうのではなく,市民に早い段階で課題や情報を伝えることで最初は対立があるかもしれないが合意形成をはかっていくという方針を明確にしようというものだと私は理解している。行政サービスの情報を提供するという意味ではなく,しっかりと課題などを出していく,チャレンジングなものと理解していただきたい。
調査においても,他の自治体ではどのような情報提供体制をつくっているのか,うまく協働につながっている事例があるのかを調査し計画に反映することで,希望と確信をもって職員に踏み込んでいただけるものにしたいと考えている。

<壬生委員>
調査内容についてだが,計画は京都市職員の行動計画でもあるとの話であったが市職員向けの調査はしないのか。

<事務局>
例えば,調査項目の中で区役所を対象とした調査がある。区役所は市民活動や住民とのやりとりが豊富で,また具体的な事業展開もしている。そういった職員の経験や事業の効果をヒアリングしたいと考えており,市職員向けの調査として捉えていただければと思う。

<永橋座長>
市職員自身が人口減少時代,これからの課題をどう考えているのかもふまえるのは大事なポイントである。
この4年間で変わってきたことの1つに区ごとのまちづくり活動が増えてきたということがある。区役所自身が市民との協働をすすめてきた。それをふまえて今何が必要なのか考えることが大事だと感じている。その視点からも区役所にヒアリングすることが重要であると理解している。
樋口委員は消防団や自治会活動,100人委員会委員などされていると思うが,ご意見などどうか。

<樋口>
京都市の現状,例えば,少子高齢化などのマイナスデータをどこまでオープンにできるのか市民として関心がある。果たして京都市は情報を出せるのか。ただ,それらを出さないと市政参加やまちづくりのことを謳うことはできないのではないか。

<永橋座長>
マイナスデータも共有し市職員に市民と協働していこうと思ってもらう。情報をきちんと出し,市職員も市民も議論していく,そのことをすすめていくのが重要。

<高垣委員>
少子高齢化をマイナスな事柄,問題と捉えているが,京都に生まれ育ったものとしてはそんなに問題はないように思う。逆に外からの人が増えて,問題が起きている部分もある。京都の人口が増えることがいいのかどうか。国全体でみても人口減少の中で,京都市も減る。なんとか歯止めかけないといけないということだが,京都市だけが増えればいいのか,活性化すればいいのか。京都だけでなく,日本全体のこともふまえないといけないと思う。他の自治体でうまくいっている事例だけでなく,京都のうまくいっている事例を発信していくことも大事だと思う。

<永橋座長>
少子高齢化や人口減少の何が問題か整理して捉える必要がある。他都市との交流はいろいろあると思うが,京都から発信していけることがあるのではないか。

<事務局>
参考資料7の京都市総合戦略中間案(概要版)の中ではすでに人口減少等のマイナスの情報を出している。この中間案を議会報告したところ,マイナス情報を提供することで,暗くなりすぎるとのご意見があった。人口減少のプラス面もあるだろうという議会での指摘は今日の両委員の指摘と重なる。
この総合戦略は京都の生き残り戦略とも言える,危機感をもった取り組みである。この総合戦略をふまえ,市民参加推進計画の改定に取り組んでいきたいと思っている。

<竹内副座長>
ちょうど昨日,総合戦略の市民アンケート協力依頼が自宅に届いていた。まさに中間案に対する市民意識調査であり,人口増を意図するアンケートだった。それよりも人口が減った影響や減ったことでのメリット等もあるだろうから,それらも示してほしい。
さて,これまでの議論を踏まえてだが,私は案2でいきたいと思うが,みなさんはどうか。

<永橋座長>
案2では,「課題と未来像の共有」をあえて方針に出すことが重要であるという趣旨を改めて確認していただきたい。

<川島委員>
方針1に具体的な施策をいれていくのか。方針2,3に施策を置くのか。どう表現していくのか。

<兼松委員>
現計画の挿絵に表現されている市民や事業者の姿にお金を稼ごうという雰囲気が感じられない。ビジネスとして成り立たたないと続かないという風に感じている。助成金などは最初はいいかもしれないが,その後が続かない。「まちの小商い」のようなものを表現,社会貢献活動を行う企業ではなく,まちの商い,スモールビジネスのようなものを表現できないか。

<永橋座長>
調査をする予定になっている他都市でのオープンデータの活用状況に関連して,それらをソーシャルビジネスなどに活用していくことができないか。
区ごとに助成金があるが,持続的な動きにつながっていっているのかどうかもこれからの課題になってきていると思う。その点は盛り込んでいきたい。

<兼松委員>
静岡県牧之原市には市民ファシリテーターがたくさんいる。対話の場づくりができる人材があふれている。岡山県西粟倉村の移住者は近隣から集まり,スモールビジネスの拠点となってきている。そういった事例はいくつか知っているので,情報は提供できる。

<永橋座長>
市民がファシリテーターとなるための人材育成が必要となってきているということだろう。

<野池委員>
案2が良いと考えているが,どのように部会にわかれて,委員がどのように関わっていくのかが気になっている。調査については他にも対象や方法があるのではないかと思うが,また整理できたらお伝えしたい。

<永橋座長>
川島委員からの質問だが,案2の基本方針1「課題と未来像の共有」にどのように施策をおくのか。

<事務局>
案2の方針1「課題と未来像の共有」にも施策を書き込む必要があると考えている。例えば,市がもつ情報をどのようにオープンにするのか,どう市民と具体的に共有,議論していくのか,現計画ではあまり描ききれていない内容でもある。

<永橋>
マイナスの情報もどのように発信して,どう議論していくのかということが大事だということだろう。厳しい状況も共有していくということは上位計画である「総合戦略」でも打ち出していくということであり,市民参加推進計画でも打ち出していくということでいいか。

<事務局>
そのとおり。
なお,案2の場合,方針1「課題と未来像の共有」については両方の部会と全体で議論することも想定している。

<永橋>
部会の置き方はさておいて,案1,2どちらがいいかお聞きしたい。案2でよいだろうか。

<全委員>
 同意

<高田委員>
章立てにこだわりはないが,案2の方針1「課題と未来像の共有」の位置付けが肝心。

<兼松委員>
未来像の共有とは,現計画ではどの施策にあたるのか。

<永橋座長>
現計画ではほとんどない。よって新規に立てていくことになる。

<石井委員>
庁内で課題が共有されているのか,議論している委員が課題を共有できているのか。例えばリニア誘致を京都市や進めているが,では電力どうするのか,原発をつくるのかといったことをある方から投げかけられたこともあった。また,少子化といっても全国の中の,京都府の中の京都市はどうあるべきなのかという問題がある。つまり,大きな目線・視野で課題を捉えていくべきだと思う。

<永橋座長>
では,案2ですすめることとする。
続いて,どちらの部会に所属するかのご意見をお聞きしたい。ちなみに案2の方針1「課題と未来像の共有」は両方に関わるものとして考えればよいか。

<事務局>
方針1「課題と未来像の共有」は市政参加も,市民のまちづくり活動の活性化にも関連する内容。それぞれ話し合いをしなければならない。重要なものでありことから,全体会でも議論していただければと思う。

<永橋座長>
了解。方針1は全体でも部会でも行うということで,部会1,2のどちらに関心があるか程度のことはきいておきたい。

<部会1市政参加・推進体制検討部会>への希望者:壬生委員,野池委員,兼松委員,高田委員,樋口委員
<部会2市民活動支援検討部会>への希望者:林委員,初田委員,西村委員,川島委員,石井委員

<高垣委員>
まだわからないので,全体をみてどちらかを勧めていただければ助かる。

<永橋座長>
座長と副座長がどちらに入るのか,また本日の欠席委員も含めて最終調整したい。


■ 議題(4)「平成27年度市民公募委員サロン」について

<事務局>
資料12を参照いただきたい。市民公募委員サロンは市民公募委員の交流と意見交換のために年2回開催してきている。毎回工夫して,外部講師を招いたり,公募委員経験者のお話をお聞きしたりするセッションと委員が交流するような場として開催してきた。
今年度の開催方法の提案だが,案1はこれまで同様に夏にサロンを開催するというもの。案2は計画改定という今年度の大きな目標をふまえ,市民参加推進計画の施策の1つでもある公募委員を経験した方から計画改定への提言についてもご意見いただくことを目的に,市民意見を聞く場とあわせてサロンを実施するという案である。この場合,公募委員の交流の時間は別途設けるなど,プログラムを工夫する。

<永橋座長>
案1,案2どちらにするか決める必要がある。案2でいきたいという事務局のご提案だが,よいか。

<全委員>
異論なし

<永橋座長>
審議会の公開など重要なテーマにもご意見をいただける機会でもある。異論ないので,案2で決定する。


■ 報告事項

<事務局>
 資料13を参照いただきたい。フォーラムでは附属機関等の設置・開催等に関する協議書について報告することとなっている。
京都市産業戦略ビジョン(仮)策定懇談会については,市民公募委員が入らないことになっているが,中間評価はより広く市民意見を聞くことが大事であり,公募委員として入らないにしても,その他の市民参加の方法を検討するべきであるとの意見を付して協議している。
崇仁北部第二地区土地区画整理審議会については,法律により委員の選出方法が規定されていることから,市民公募委員は残念ながら入る余地がない。

<永橋座長>
附属機関等の情報公開や市民参加については,まさに市民参加推進計画の改定方針1「課題と未来像の共有」と関わるものだ。付属機関等の情報公開や市民参加がAll or Nothingではなく,例えば公募委員が委員に入らないなら,議事録を公開するなどその公開方法も多様に工夫していく必要があると思う。

<永橋座長>
 最後に傍聴者からもご意見やご感想をお聞きしたい。

<傍聴者>
プラスのことは自然と共有できるものだから,マイナスの部分を共有することが大事だと感じた。

<傍聴者>
20年間京都市民だが,大変勉強になった。京都の生き残り戦略としての総合戦略に興味をもった。

<傍聴者>
以前,市民参加推進フォーラム委員をしていた。今回は客観的にフォーラムの議論を見ることができた。重要な生き残り戦略としての計画に期待している。

<事務局>
 部会開催予定については,7月23日,29日,30日を候補日に,各委員にメールで調整をさせていただきたい。会議の所要時間は3時間程度を予定している。


以上

資料

会議資料

担当課等

総合企画局 市民協働政策推進室 市民協働担当

お問い合わせ先

京都市 総合企画局総合政策室市民協働・公民連携担当

電話:075-222-3178

ファックス:075-212-2902

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