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京都市市民参加推進フォーラム・市民参加推進の手引き(仮称)作成部会第1回会議

ページ番号138122

2011年7月22日

案件名

京都市市民参加推進フォーラム・市民参加推進の手引き(仮称)作成部会第1回会議

開催日時

平成23年7月28日(木曜日)15時00分~17時00分

開催場所

京都市役所 寺町第5会議室

議題

(1)部会長の選任について


(2)手引きのコンセプト,盛り込む内容について


(3)今後の議論の進め方について


(4)職員ワークショップについて

公開・非公開の別

公開

議事内容

【出席者】
市民参加推進フォーラム委員 4名
 手引き作成部会委員(谷口副座長,土山座長,永橋部会長,松本委員)
事務局 5名(山内担当局長,奥薗室長,北川課長,樹下課長補佐,宮原)
市職員 5名(松尾(UFJリサーチ&コンサルティング派遣),朝倉(文市・地域づくり・まちづくりアドバイザー),佐藤(同),小野課長補佐(消防・南消防・警防))

【傍聴者】0名

【特記事項】
 動画共有サイトUstream(ユーストリーム)による会議のインターネット中継を実施

【内容】 
○部会長の選任
 座長,副座長と相談のうえ,事務局から永橋委員選任の提案
 ⇒全員同意により永橋委員を部会長に選任
○どのような手引きにしたいか
・理念,実務上のルール,ノウハウやコツを盛り込んだもの(事務局の構想案)
・誰が見ても理解できる見やすいものに。仕事柄,編集や見やすさの工夫などに関われる。(松本)
・現行のガイドラインが職員にあまり読まれていないのでは。読みやすく,楽しみながら学べるものに。(谷口)
・行政はまだまだ心配性な人が多いので,市民を信じて一緒にやろうという気持ちになるものにしたい。そのためには,経験者の声を盛り込んだものに。(谷口)
・どこにニーズがあるか,どこで使ってもらったら目的が達成されるかを考えて作りたい。
 初めて市民参加に取り組む職員,管理職,意義を知らずに参加に取り組んでいる職員,アリバイ参加になりがちな場面,など。悪意のない対立を乗り越えられるようなもの。意義,意味,楽しさが伝わるように。(土山)
・参加の楽しさが分かるものに。現在のガイドラインは楽しさが伝わらない。自分の経験では参加は楽しかったが,若手職員には楽しさを知らずに,どう信頼関係を築いていけばよいのかを分からずに参加に取り組んでいる。(小野)
・参加の実務の最前線の職員だけでなく,その上司や部下も含めたみんなに向けたものにするべき。(佐藤)
・市民が課題を見つけたときに市民の力をいかしてその意見をどのように市政に取り入れるかについて盛り込むべき。例えば,100人委員会からの提案を行政がどのように施策に取り入れるかなど。(佐藤)
・現行のガイドラインはしっかりと作っているので,現行のガイドラインを本冊として,手引書はそのイメージを共有できるものでよいのではないか。(朝倉) 
・市民からニーズがあったときに,施策,事業に結びつけるノウハウがあったらおもしろい。他の区役所の事例などが載ったやわらかいものにしたい。(朝倉)
・元市民参加の担当者として。現行のガイドラインではやらなくてはならないことが記載されており,実務担当者からは上司に説明をしやすいと評判が良かった。やらなくてはならないもの,やった方がよいものの両面の記述が必要。やわらかい版は,イントラ上で閲覧できるようにした方がよいのではないか。(松尾)
・市民参加が庁内で盛り上がった10年前と今との状況に違いがあるのか。市民参加がパブコメや審議会への参加程度にしか理解していないのではないか。市民参加とは何か,市民参加を行うことでどのようなことにいかせるかが直感的に分るようなものに。(矢部)
・制度化したものはきっちりと手引きに残していく必要がある。市民参加に関わる実務担当者と,予算要求する担当者などその周辺の職員との間には,意識のギャップがある。(北川)
・審議会の公開の仕方やパブリック・コメントなど制度を運用するに当たってやり方が分らないなどといった職員が当初多かった。説明に当たって主に制度的な押さえに役立った。(松尾)
・ホームページを利用して見やすいものを。(松本)
・手引きを作るプロセスが大事であり,そこに参加した経験は現場でもいきる。職員ワークショップには,市民参加の実務から離れたところにいる職員も含め多くの職員に参加して欲しい。また,第2期市民参加推進計画とリンクするようにしたい。(谷口)
・市政運営の参加と市民活動への参加とは区別すべき。市民の自治の領域には行政は手を出すべきものではない。地域にある課題のどれに資源を投入するのか。そこに政治的な決断や実行過程,評価への市民の参加の機会を確保することが,行政として市民の信託に答えることとなる。(土山)
・学区の各種団体はどちらかというと市政参加寄りの取組である。決して市民の自由な領域とは言えないのではないか。(谷口)
・それは,市民の任意団体を行政がうまく使ってきたものである。これがうまくいかなくなったときに,これを条例で努力義務とするのはおかしいと思う。(土山)
・ノウハウやコツは分りやすく楽しく,ルールはきっちりと書くべき。市民参加の理念を職員に分りやすく書くことは難しい。取っ掛かりとなるところに重点を置いた方がよいと思う。(松尾)
・市民活動への支援は何を誰のためにするのか。そこにどのような社会的価値があり,そこにどのように資源をつぎ込むのがよいのかの理念の議論や整理が大事。(土山)
・具体的に,パブコメや審議会以外でどのような市政への参加があるのか。(永橋)
・100人委員会や地区懇談会,京都マラソンなどの重要施策での説明会などがある。制度的には随分整ってきていると思う。(土山)
・誰に読ませたいか。(永橋)
・場面ごとに作ってはどうか。課題の抽出の場面など。(土山)
・市民から建設的な提案があったときにどうするかや,地元に説明に行くときの地元の状況の理解や信頼関係の作り方の作法などか。(永橋)
・まちアドが実際に関わった具体的な事業を取り上げて,こうすればよかったのにという例を一通りの過程をたどってみてはどうか。(土山)
・どういうときに市職員が市政への市民参加で壁にぶち当たるのか。(永橋)
・区基本計画の策定などでは,ダメだった事例,こうしたらよかったという事例は山ほどある。追っていくのは難しいと思うが。(佐藤)
・区役所の最前線で取り組んでいる職員が,市民を信頼できるようなものにしたい。また,分野別や市政参加の過程の各段階別で欲しいもの,土木や建築などの職種別に欲しいものはないだろうか。(谷口)
・こういう事業をやるときにこういうやり方をすればいいのにということがあればいい。(土山)
・区役所がニーズを拾って施策につなげていけば楽しいと思うが,実際には権限もなく,人員の問題もあり困難である。しかし,今がこれまでのやり方を変えていくチャンスだと思う。その流れを後押しするようなものをフォーラムから出して欲しい。(佐藤)
・声を聞き続けることはしんどい。信頼関係ができると市民参加がいいと思える。冊子づくりだけでなく実体験を学ぶ研修とセットで実施してはどうか。(松尾)
・市民が主役の場所と,市民の信託を得て行政が主役の場所とに分けるべき。市民が主役の場所は,市民から要請されている範囲で行政は関わるべきものである。市政の部分は,市民にやる人がいなくても行政はやらなくてはならない。ただし,いずれにあっても市民との信頼関係は必要。(土山)
・行政が市民を信頼することもそうだが,市民も行政を信頼するようにならないとならない。市民から信頼されるための手引きにすべき。(松本)
・まちアドは,市民が主役の領域に,主役であることを支えることのサポートをしているから頼りにされていると思う。市職員にできないことができるところに大きな価値があると思う。(土山)
・これまでの議論を聞いて,単なるマニュアルだけではなく,何を踏まえるべきか理念の部分を書くべきだと思った。(永橋)
・協働を否定するものではない。行政の仕事を放棄して市民に負担を求めるということなら否定されるべきだが,市民が自発的に行動し,また,行政以外でやった方が効果的で,そこに資源の配分がされる場合なら,協働があってよいと思う。行政を,百点をとらないといけないという幻想から解き放つべき。行政に完成度の高いものを用意させるのではなく,足りない分は市民参加で行えばよいと思う。(土山)
・誰に読んでもらうか。今までの意見をまとめると,市政参加に直面している職員,そのラインの職員,市民に説明に行くがそこで間違ってはならないと思っている職員,財政などの周辺の職員にも,こういうやり方もあるのだと励ましになるようなものにするということか。こんな場面に出くわしたらどうするのがよいのかという解説が必要かと思う。(永橋)
・あれもこれも盛り込むべきではない。直感的に分かるようなもの,答えの導き出せるものにしたい。(小野)
・がんばってきた職員にインタビューをするときに,どのような作法や発想を大事にしてきたのかを聞いて,そういうものを手引きに散りばめたい。(永橋)
・ルールがはっきりしていることは粛々と記述し,そこにノウハウやコツを入れたい。(松尾)
・「答えはこれ」と書いてあると,モチベーションが上らない。自分も考えてみようと思わせるものにしたい。(永橋)
・場面の設定としては,具体的な事業,計画づくり,通常の運営の3つに分かれるかと思う。その中でも,最初に話を聞きに行って,どうしましょうかと相談して,誰に来てもらいましょうかと話に行くというプロセスがあると思う。こういうときにはこういうことは最低押さえておかなければならないというものにしたい。市民と行政とのやるべきことの境界は場面ごとに違うが,それをどこに引くかが了解できれば,両者がお互いに信頼関係ができて次につながる。自分は,最初に行政のメリット,市民のメリットが分かるよう伝えることに取り組んできた。ポイントごとにこれだけは確認しておきましょうということを書くといいと思う。(朝倉)
・線引きがどのあたりにあるかは,現場ごとに違いがあるが,それを担当者はそこで判断しなくてはならないということが伝わるようにしたい。(佐藤)
・答えがない場合,所属内のみんなで議論ができるようなものを盛り込みたい。(谷口)
・こういう場面ではこのように動いたが,あなたならどうするといったなぞ掛けのようにすれば,研修などで使える。(佐藤)
・議論のきっかけになるものを作ることは必要だと思っている。しかし,それが手引きとして適切なのかは疑問に思っている。我々が手引きに求めるものは次のようなことだと考えている。
 まず,現行のガイドラインの改訂。二つ目は,市民参加の制度を職員に理解させるものとなること,三つ目に,なぜそうなっているのかの背景が伝えられるものとなること。
 そのうえで,政策形成段階での参加は進んでいないことが確認されているとか,それぞれの段階に応じた市民参加に取り組むことを記述しておきながら,それが何なのか整理がされていないとか,地域や市民の思いをどう実現するかについてのモデルは果たしてあるのかとかいったことについて,今回の計画の中でしっかりと打ち出すことが必要ということはそのとおりだと思うが,今回の手引きの役割とは切り離す方がよいと思う。(北川)
・今回作成する手引きが現行のガイドラインの改訂であるなら,現行のガイドラインの検証が必要で,何が足りないかを探る必要があると思う。平成20年度にフォーラムで検討した結果もいかしていきたい。(永橋)
・現行のガイドラインの改訂部分はさくさくと。考えるきっかけとなるものもあった方がいいということでよいか。(土山)

○ 職員ワークショップ
・職員ワークショップで現場の職員のニーズを聞く作業は必要。(谷口)
・どのような人に参加してもらうべきか。悩むべき人が悩まずに取り組んでいるケースもある。(佐藤)
・当初は,手引きの案を作成してからそれに対する意見を聞くことを想定していたが,職員のニーズを把握するために早目に実施したい。ワークショップへの参加を誰に呼び掛けるかを事務局と相談する。(永橋)

○ 次回の部会
・ワークショップまでにもう一度部会で議論をする。(8月9日10時から12時まで)
 本日の議論を整理して,何をどこまでするのかの整理,今後の動き方,中身まで決めたい。

資料

資料

担当課等

総合企画局 市民協働政策推進室 市民協働担当

お問い合わせ先

京都市 総合企画局総合政策室市民協働推進担当

電話:075-222-3178

ファックス:075-212-2902

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