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第6回市民参加推進の手引き(仮称)作成部会

ページ番号138117

2012年3月6日

案件名

第6回市民参加推進の手引き(仮称)作成部会

開催日時

平成24年3月7日(水曜日)9時30分~11時30分

開催場所

職員会館かもがわ 2階 第5会議室
住所 京都市中京区土手町通夷川上る末丸町284
電話 256-1307

議題

ア 「市民参加推進の手引き(仮称)」案について
イ その他

公開・非公開の別

公開

議事内容

【出席者】市民参加推進フォーラム委員 8名
      手引き作成部会委員 6名(石川委員,添田委員,谷口副座長,土山座長,永橋部会長,松本委員)
      その他の委員 2名(大西委員,岡野委員)
      事務局 3名(奥薗室長,北川課長,宮原主任)
【傍聴者】なし
【特記事項】動画共有サイトUstream(ユーストリーム)による会議のインターネット中継を実施
【内容】
(まとめ)
○ 資料4の「職員のための市民参加の手引き」(案)について,構成や文言の修正,盛り込むべき内容などについて意見交換を実施
○ 「職員のための市民参加の手引き」に盛り込む内容の詰めるに当たって,事前に実施する市民参加創成期に市民参加に取り組んだ職員等による職員ワークショップの企画について意見交換(資料5) 3月16日(金曜日)実施
○その後の予定
・ 職員ワークショップを実施した後,手引きの修正作業を部会長,座長と事務局とで行う。(3月21日(火曜日)予定)
・ 3月26日(月曜日)開催のフォーラム全体会議で手引きの最終の議論を行い,年度内に手引きを固める。


(1)「職員のための市民参加推進の手引き」案【資料4】
ア 全体を見ての感想等
○ ボリュームが増えるのはやむを得ないが,章立てなどの見せ方での工夫ができると思った。また,研修と手引きをどう組み合わせるかなど,手引きの使い方についても考えないとならないと感じた。(谷口)
○ Q&Aはいいなあ。分りやすいし,頭に入りやすい。(大西)
○ この手引きが職員に気付きを与えるものになるといいと思う。(添田)
○ 職員がこれを手に取れば読むと思うが,ボリュームが多いと感じたので,要点を掻い摘むなど内容の精査ができるのではないか。(岡野)
 → 多少のボリュームがやむを得ないが,目的とするものがすぐに見られるような構成の工夫が必要だと思う。(永橋)
○ 完成後にレイアウトを検討して,見やすい保存版を考えたいと思っている。言葉が柔らかくなったと思う。事例集や「市政参加の手法と機能」の表はいい。市民との信頼を作っていくことの大切さを大事にしたい。(松本)
○ ボリュームが多くなったことへの対応としては,「市政参加の手法と機能」の表を設け,各手法に参照ページを付けて見やすくする工夫をしているし,Q&A,事例集「温故知新」など後ろの方に資料が増えているのは,リファレンスの工夫をしている。精査は必要。(永橋)
○ 非常に分かりやすいと思う。Q&Aなどは,新採職員や市民参加に関わったことのない人でも分かりやすいものになったと思う。(石川)
○ Q&Aと事例紹介はいいなと思った。ボリュームが多いことはポジティブに捉えて,資料編はグレーに色分けするなどの工夫をしたら圧迫感がなくなると思う。イントラネットに掲載するときにはボリュームのことは気にしなくていいはず。Q&Aはすごくリアリティがあって,悩みに寄り添え,市民参加が何か知らない人にも読みやすいものとなっている。
文言では検討が必要なところがあると思う。例えば,「消費者としての市民」というより「受益者」ではないか,「身近なことは身近なところで」より「自分たちでできることは自分たちで」ではないか,「多様化する価値観」ではなく「ゆとり」や「豊かさ」とかなどで社会にいろいろあって価値観があっていろいろ衝突している,とか。その他に,8ページの「(3)情報の提供・公開と共有」では,広報のことが書かれているが,行政の都合の悪いものも含め情報公開が必要性であるとの記述がない,など。市政参加と市民活動を区別した記述も必要と思っている。(土山)
○ 冊子は職員全員に配るのか,所属ごとに配るのか。(石川)
 → 製本はしない。イントラネットで全員が閲覧できるとともに,ダウンロードし,プリントアウトして手元に置くこともできるようにもする。以前に作成した「審議会等運営ガイドブック」も同様であるが,市民協働政策推進室に相談のある職員は,該当部分をプリントして来るということが多いとのこと。見せ方は大事なことなので,内容を精査した後に議論しよう。(永橋)
○ 7~10ページはこの手引きの肝。9,10ページの「対等な立場」,「効率性」,「市民の目線に立って」などの記述については,部会での議論が煮詰まっていない。
15ページの「市民参加の手法と機能」は,表の見方の解説を入れることが必要。
「なぜ市民参加なのか」ということをインパクトのあるもので冒頭にバンと打ち出したいとアイデアが事務局との話の中で出ている。北川課長が書いてくれるそう。
「2 市民参加とは」と「4 市民参加の取組」とで内容が重なるので,4を2に統合し,その後に市民参加の背景を記述している「3 なぜ市民参加が必要なのか」を続けるという構成にしてはどうかと思っている。(永橋)
→ 上司から言われたからするのではなく,本来の我々の仕事の本質は何なのかを問い掛ける,インパクトのあるものを最初に書きたい。(北川)
○ 7,8ページについては「なるほど」と思うが,それから1歩踏み出すためのものも必要と思う。イメージをつかめるようなものの記述ができないか。市民参加が自分の仕事のプラスになることを言葉にしたい。(岡野)
→ 人と人との関係をつくることの大切さなど,市民からのメッセージをコラムで入れられたらいいと思う。(永橋)

イ 修正や記述の工夫など検討
○ 「市政参加の手法と機能」の表だが,見方の説明を追加するとともに,機能の記述に,「学び」という機能があることを伝えたい。すべてのプロセスに「学び」は入ると思うので,どこに入れるかの工夫は必要。
 フェイスブックの活用事例では,「中京まちづくりサロン」でもグループの機能を活用している。
全体の構成について,Q&Aは,前回の職員のワークショップで出た職員の疑問に答えているが,後日実施する本市市民参加の先駆者による職員ワークショップで出た話を加えたい。また,この職員ワークショップでは,冒頭の記述をどのようなものにしたらいいかをテーマにしてもいいかもしれない。市民参加に縁がないと思っていた人がそうではないことが分ってもらえる記述を最初の数ページに盛り込みたい。
 Ⅲ以降のタイトルは,プロセスの名称にした方がいいと思った。(谷口)
→ 活用事例は,全てを網羅することは難しいので,随時追加していけるものとしたい。若手職員を中心とした職員ワークショップでは,参加した職員の疑問が聞けただけでなく,自分たちで答えも出してくれた。交通局職員の気付きの話も入れられたらいい。(永橋)
○ 私は,「市民の目線」ということに職員はあまり意識過剰にならない方がいいと思っている。職員も市民だし,市民と職員が対峙するのではなく,半分は自分自身のことだよということをうまく表現できたらと思う。(大西)
○ 発言ない市民は手引きに出てこないが,その中で市民目線をどう捉えるかについての記述の工夫が必要と思う。昨年の五山の送り火での事案のように,一部の市民の意見が大きく取り上げられることへの対応にもなる。
 手引きをイントラネットに載せたときに,職員がそれにアクセスをしようとする動機付けをどう工夫するか。成功事例だけでなく失敗事例も含む事例集やQ&Aが随時更新されるようにすれば,アクセスしようとする職員が増えるのではないか。(添田)
→ 失敗事例は,そのときは失敗と気が付いていないケースもあり,なかなか客観的に出しづらい。職員の生の声から出てくるものであり,事例集やストーリーてらGの記述を入れており,これを活用したい。なお,事例集では,失敗事例と言っていいか分からないが電子会議室の事例も入れている。(北川)
○ 市民参加の手法の説明はされているが,その手法を活用しての市民参加のプロセスが記述されていない。数例でいいので,事例のフローを記述すれば分かりやすいと思った。実際に取り組む際に不明な点があれば,例えば市民協働政策推進室などが疑問に答えることとするのなら,手引きの内容はこのままでいいかもしれないが。
職員が市民参加に取り組むことが大切であることが実感できるような記述を前面に出してほしい。(岡野)
→ 重要な指摘。市民から出た意見をどういかしていくかを見せることが大事。事例集では,「未来の担い手・若者会議U35」が「真のワーク・ライフ・バランス」での取組や「基本計画」策定で活動してきたことなどを記述しており,この中で職員のマインドなどを伝えたいと思う。(北川)
○ ワークショップの手法や工夫などは,市販の本にも書かれているので,手引きに盛り込むのではなく,本などの紹介をするのでいいのではないか。(永橋)
○ 苦情の裏には,まちを良くしたいという市民の思いがあって,それを職員がどう受け止めるかによって方向性が変わるものである。エピソードとして事例を入れられたら,職員に伝わるのではないか。久我・羽束師の事例はまだ進行中で掲載できる状況ではないようだが,市民の苦情をきっかけに各部署をつないでいい方向性ができたという事例など,その醍醐味を表現できたらと思う。(永橋)
○ 7~10ページあたりはいろいろと気になるところがあるので,丁寧に文言整理をさせて欲しい。「協働の精神」が「分担」となっているが,「連携」があっての「分担」だと思う。もう少し言葉を足したり引いたりする必要がある。
永橋部会長の2と4との統合案はいいと思う。
「市民の目線」といっても市民の声は一つではない。市民の意見はいろいろあるから,その中からどうするかを固めることが大事。市政で意思決定をするときに市民参加をするのは,行政では気付かないことがあって,それを踏まえて決めるために必要なことである,ということを入れたい。(土山)
○ 「市民目線」には2つあると思っている。一つは,土山座長から話のあった,市民にはいろいろな視点があるということと。もう一つは,市民と行政が同じ立ち位置に立ってということ。この手引きでは後者のことを指していると思う。よって,このままでもいいのではないか。あるいはこれに補足説明をする程度でどうか。(谷口)
○ 行政の目線や都合で物事を進めることはやめましょう,とか,まちを見る視線を共有しましょうとか,このまちをどうしようという目線を共有しようというイメージ。(土山)
○ 言葉の表現は,後日,勉強会や合宿で作業をしたい。文言については,「協働」,「対等の立場」などの説明については,本文はあまり触らずに,脚注やコラムにして展開した方が楽ではないか。後日実施する職員ワークショップでは,本市市民参加創成期にそれに関わった職員に議論してもらう。どういう思いで「市民目線」とか「対等の立場」を記述したのか,どのような思いで取り組んできたかを聞き出して,文言の説明が書けたらいいと思っている。(永橋)
○ 全部書き込むと大変。(大西)
○ 「なぜ市民参加が必要なのか」って,“なに今更言ってるねん”というのが市民の感覚。15ページの「市民参加の手法と機能」の表を,手引きの冒頭に置いた方がよいと思った。また,イントラでのアクセス回数を拾ったら面白いと思った。以前に受けたファシリテート研修で使用した自己評価シートが非常に良かったので,評価シートを設けたら面白いと思った。窓口で身構えてしまう職員が多いので,市民応対の心構えが書けたらいいと思った。(松本)
→ 市民感覚の“なに今更言ってるねん”については,冒頭の会話の中に入れよう。自己評価シートについては,従前のガイドラインにあった15のチェックポイントに相当すると思う。このチェックポイントは,市民参加全般の評価には活用できるものではないので,外そうということにしている。事務局案では,手法ごとにチェックリストを作成するとあるが,時間的に難しいのではないか。添田委員からQ&Aなどで成長していく手引きにしてはという提案をもらったが,チェックリストも今後随時追加していくというのではどうかと思っている。(永橋)
→ 全体に共通するマインドの部分を書きたい。「これをしましたか」というものよりも,例えば,進めるに当たっての留意点をまとめたものかと考えている。(北川)
○ 政策の過程ごとに章を立てているので,過程ごとに取り組むに当たっての「ツボ」を記述してはどうか。(土山)
○ コラムの方がよいのではないか。各章でチェックリストのようなものを書くと,各章でそろえる必要から,無理やり書くようのところが出てくる懸念がある。細かく書くよりも,職員にも市民にも考える余地があるようにするべきだと思う。事例の情報源はたくさんある。これを読んで分った気になるものではなく,これを読んでその次のステップ(事例を聞く,調べる)につながる手引きがよいと思う。(谷口)
○ 「Ⅲ 情報の提供と公開」の下に3行の説明が設けられているが,「Ⅳ 市政参加の手続と様々な参加手法」(課題の抽出)」,「Ⅴ 市政参加の手続と様々な参加手法(政策の検討・決断)」,「Ⅵ 市政参加の手続と様々な参加手法(実行)」の後にはそのような説明がない。箇条書きでもいいので頭出しとして説明を入れてはどうか。(永橋)
○ なぜ市民参加が必要なのかについて記述するとのことだが,私は,市民と行政の対話のノウハウが民主主義のインフラにつながるものと思っている。職員は,民主主義のインフラをつくる仕事をしているのだという使命感を感じられるような記述を入れられないか。(石川)
○ 脚注はいざとなれば読み飛ばされる。本文の文言の調整は必要と思う。コラムはうまく活用したい。(土山)

(2)職員ワークショップ第2弾(本市市民参加創成期の職員編)【資料5】
○ 対象者は,平成8年度から平成13年度までの市民参加プロジェクトに参加した職員を中心に選出。市民参加をどのように解釈して取り組んできたかについて忌憚のない意見をもらいたい。また,「市民に目線」,「対等な立場」,「市会の権限や役割の尊重」,「効率性」などに対する考え方を,疑問を投げかけてフリーディスカッションで引き出したい。(永橋)
○ 管理職になってどう考えておられるか話を聞かせてもらえることが楽しみにしている。(土山)

(3)今後について
○ もしも言い足りないことがあればメモを事務局に送ってもらいたい。職員ワークショップのあとに勉強会か合宿で作成作業をする方向で。(永橋)

資料

資料

担当課等

総合企画局 市民協働政策推進室 市民協働担当

お問い合わせ先

京都市 総合企画局総合政策室市民協働・公民連携担当

電話:075-222-3178

ファックス:075-212-2902

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