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琵琶湖疏水記念館周辺に流れる川

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2010年3月26日

 お彼岸も過ぎ,めっきり日差しも春らしくなって参りました。
 琵琶湖疏水記念館に隣接する蹴上インクラインの桜や近隣にある南禅寺惣門前(岡崎通)と南禅寺参道の交点付近の桜は,はや五分咲きとなりました。
 この南禅寺惣門の北側から現れている水路は,第一疏水建設によって付け替えられた川です。この川は比叡山や大文字山から流れてくる白川のなごりで,古白川と言います。
 現在,この古白川に流れている水は蹴上浄水場東側の歩道の下を通ってこの付近で合流している百々川からの水です。この百々川も三条通の南側を流れ蹴上駅付近からインクライン線路下付近を流れていましたが,インクライン建設のために三条通を横断し,蹴上発電所西側を流れる現在のルートに付け替えられました。
 現在,白川の水は平安神宮前の朱色の慶流橋の下流で疏水と分かれて南下し,古白川と合流して祇園の方へと流れています。 (下地図参照)

琵琶湖疏水記念館周辺地図

※画像をクリックすると大ききく表示されます。

 まもなく琵琶湖疏水記念館の周辺の岡崎界隈や琵琶湖疏水沿線では桜の季節を迎えます。あまり知られていない桜の名所があります。それは,当館の東側の白川通を北上し二筋目を東に入り南側にある清流亭の紅しだれ桜で見事なものです。

 是非この機会に,桜色に染まる風情を楽しみながら散策をされてはいかがでしょうか?

蹴上インクラインの桜と鴨東運河の桜の風景


 NHKの大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬が西洋事情に明るい河田小龍からアメリカの議会政治やニューヨークの街の話を聞き,胸を躍らせるシーンがありました。
 河田小龍は,京都の狩野派9代目,狩野永岳の下で二条城の襖絵修復に抜擢された後,長崎で蘭学を学び,土佐へ戻って絵や学問を教えていましたが,ジョン万次郎(土佐の漁民)が漂流して12年間アメリカで暮らした後,日本に戻ってきた時に日本語を忘れていた彼を藩命で取り調べ,彼から聞き取った西洋の話を挿絵入りの「漂巽紀略(ひょうそんききゃく)」に著しました。
 高知県令(知事)から京都府知事に転進した北垣国道は,琵琶湖疏水の工事記録を残すため,河田小龍を京都に呼び寄せ,記録画の作成を依頼しました。現在その作品の大半は京都府総合資料館に保管されていますが,琵琶湖疏水記念館に「河東工場全図(鴨川~蹴上舟溜り間の工事風景)」と「聖護院村工事(夷川舟溜りの工事風景)」の二点を展示しています。

「聖護院村工事(夷川舟溜りの工事風景)」の絵

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 「聖護院村工事」の絵では,鍬(くわ)で水路を掘っている様子,また,中央上部には座っている人が土を運んだ人に札を渡している様子などが描かれています。トロッコ以外に機械を使わずに人力で作業をしていたことや,土を運んだ回数を管理していたことが窺えます。
 琵琶湖疏水記念館の2km圏内には,坂本龍馬の銅像(円山公園),志士たちの墓(霊山護国神社),暗殺された近江屋跡(河原町蛸薬師),海援隊京都本部のあった酢屋(木屋町三条下がる西入る)などがあります。
 当館の見学に合わせて「龍馬の史跡めぐり」もお楽しみください。


 

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上下水道局 総務部 総務課
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