琵琶湖疏水の歴史(6)
[2010年4月14日]

明治に完成した疏水により,琵琶湖から毎日約200万立方メートルの水が送られてきますが,その利用用途は時代とともに大きく変化してきました。
今日疏水は水道用水の他,発電,疏水路維持の舟運,かんがい,防火,及び工業など多目的かつ効率的な水利用がされています。なかでも水道用水が占める割合は発電をしのいで首位にあり,市民の貴重な水道水源としてますます価値を高めるとともに,これからも計り知れない恩恵を与えてくれるでしょう。
1200年を超える歴史を持つ京都に,当時最新の技術を取り入れた疏水はもうすっかり京都の風土に溶け込んで景観を形づくり,蹴上インクライン及び南禅寺水路閣は国の史跡に指定され,また,哲学の道のゲンジボタルとその生息地は京都市の文化財として登録されており,山科疏水,哲学の道及び岡崎公園周辺などとともに,市民や京都を訪れる人々にとって名所の一つとなっています。
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