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京都市名誉市民 湯川秀樹氏

ページ番号207462

2019年11月15日

京都市名誉市民 湯川秀樹(ゆかわ ひでき)氏

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表彰日:昭和28年11月3日

生年月日:明治40年1月23日(昭和56年9月8日逝去)

湯川秀樹氏の写真

<業績>

 氏は、「素粒子の相互作用」研究により原子核力の新理論を樹立、これにより我が国初めてのノーベル賞を受け、その後、中間子理論の展開及び素粒子一般の理論に卓抜なる業績を挙げ、以後、「非局所場の理論」の新理論により一般的素粒子論の樹立に不断の努力を続け、子弟の教育にも自由なる雰囲気の下、新進の育成に努力し、我が国理論物理学を世界的水準にまで達せしめ、以って我が国科学界に貢献した功績は誠に大である。
 また、その後も我が国初代原子力委員として、原子力の平和利用の推進にも尽力されるとともに、世界平和アピール七人委員会に参加されるなど、核兵器の廃絶と世界平和の実現のためにも大いに寄与された。

<略歴>

昭和4年3月 京都帝国大学理学部物理学科卒業

昭和11年3月 大阪帝国大学理学部助教授

昭和13年4月 理学博士(素粒子の相互作用について)

昭和14年5月 京都帝国大学理学部教授

昭和14年6月 学術研究会議会議員

昭和17年11月 東京帝国大学理学部教授

昭和21年6月 帝国学士院会員

昭和23年9月 プリンストン高等学術研究所招聘教授

昭和25年8月 大阪大学名誉教授

昭和25年9月 コロンビア大学教授

昭和28年8月 京都大学基礎物理学研究所長(湯川記念館長)

昭和28年9月 国際理論物理学会議京都委員

昭和30年8月 日本ユネスコ国内委員会委員

昭和30年11月 社団法人日本物理学会会長

昭和33年4月 原子力委員会参与

昭和33年8月 第2回原子力平和利用国際会議日本政府代表

昭和45年4月 京都大学名誉教授

<受賞>

昭和15年5月 帝国学士院恩賜賞

昭和18年4月 文化勲章

昭和24年10月 ノーベル物理学賞 

昭和26年7月 文化功労者として顕彰される

昭和39年 ソ連科学アカデミー ロモノソフ・メダル 

昭和42年 西ドイツ ブール・ル・メリット勲章

昭和42年 ヴァチカンローマ教皇庁 科学アカデミー勲章

昭和52年4月 勲一等旭日大綬章

昭和56年9月 従二位 

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