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京都市名誉市民 白川 静氏

ページ番号207460

2019年11月15日

京都市名誉市民 白川 静(しらかわ しずか)氏

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表彰日:平成17年10月15日

生年月日:明治43年4月9日(平成18年10月30日逝去)

白川静氏の写真

<業績>

 氏は、永年の研究生活を通じて、中国の古代文字である甲骨文や金文を分析することにより、従来の漢字解釈を覆し、古代人の生活と意識にまで踏み込んだ「白川文字学」の体系を打ち立てられるなど、中国をはじめとする東アジアの文化の研究の発展に大きく貢献された。
 これらの研究は、膨大な著書に結実し、中でも、漢字の字源辞典である「字統」、語義と字義との対応を検証した古語辞典である「字訓」及び漢字の成り立ちや意味の展開を体系的にまとめた漢和辞典である「字通」からなる「白川三部作」は、氏が約13年を費やして86歳の時に完成された漢字研究の金字塔である。
 また、文化勲章受章者として、「東洋の精神の復興」と「漢字文化の復興」を目指して多方面で活躍されるなど、学術文化の向上に大きく寄与された。

<略歴>

昭和18年9月 立命館大学法文学部漢文学科卒業

昭和23年10月 立命館大学文学部助教授

昭和29年3月 立命館大学文学部教授

昭和37年3月 文学博士

昭和56年4月 立命館大学名誉教授

平成9年4月 文字文化研究所理事長

平成14年2月 特定非営利活動法人文字文化研究所理事長

平成17年5月 立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所名誉研究所長

平成17年7月 特定非営利活動法人文字文化研究所最高顧問

<受賞>

平成3年12月 菊池寛賞

平成8年2月 京都府文化特別功労賞

平成9年1月 朝日賞

平成10年11月 文化功労者として顕彰される

平成11年11月 勲二等瑞宝章

平成13年1月 井上靖文化賞

平成14年1月 福井県名誉県民

平成15年11月 京都市教育功労者として表彰される

平成16年11月 文化勲章

平成17年3月 福井市名誉市民

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