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京都市名誉市民 上村信太郎氏

ページ番号207451

2019年11月15日

京都市名誉市民 上村信太郎(うえむら しんたろう)氏[上村松篁]

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表彰日:昭和59年10月15日

生年月日:明治35年11月4日(平成13年3月11日逝去)

 
 

上村信太郎氏の写真

<業績>

 氏は、永年にわたり日本画家として活躍し、京都派花鳥画の伝統を基礎に、色彩と構成に洗練された感覚と技法を盛り込み、雅にして醇なる画境を創造して花鳥画の近代化に貢献され、日本画界の最高峰として確固たる地位を築かれた。
 氏の写実に徹し、高き信念に迫る信条によって生み出された清麗温雅な作境は、背後に深い自然観を通わせながら、さわやかな近代の感覚を実現したものと高く評価されている。
 また、「創造美術」を結成するほか、日本芸術院会員及び文化勲章受章者として芸術界において広く活躍されるとともに、京都市立美術大学教授として後進の育成に尽力されたほか、多年に亘り京都市美術館評議員として美術行政に貢献されるなど、市民文化の発展に大いに寄与されている。

<略歴>

大正10年4月 日本画家西山翠嶂に師事

大正13年3月 京都市立絵画専門学校卒業

昭和5年8月  京都市立美術工芸学校講師

昭和8年10月 帝展推薦 

昭和11年5月 京都市立絵画専門学校助教授 

昭和16年5月 京展、文展及び日展の審査員を歴任

昭和23年9月 「創造美術」を結成

昭和24年7月 京都市美術専門学校教授

昭和25年4月 京都市立美術大学助教授

昭和28年11月 京都市立美術大学教授

昭和43年4月 京都市美術館評議員

昭和43年4月 京都市立美術大学名誉教授

昭和44年12月 京都市文化観光資源保護財団評議員

昭和56年12月 日本芸術院会員 

<受賞>

大正10年10月 帝展入選

昭和3年10月 帝展特選

昭和34年3月  芸術選奨文部大臣賞

昭和42年3月  日本芸術院賞

昭和47年11月  京都市文化功労者として表彰される

昭和48年11月 勲三等瑞宝章

昭和48年11月  京都府美術工芸功労者として表彰される

昭和58年11月 文化功労者として顕彰される

昭和59年11月  文化勲章 

平成13年3月 従六位     

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