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共同記者会見(2013年10月21日)

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2013年12月17日

日伊共同制作オペラ 記者会見

文化市民局(文化芸術企画課 電話366-0033)

小坂憲次参議院議員

 概要等説明する。今回の日伊共同制作によるオペラ(インテルメッゾ)は,文化庁の文化国際交流事業の助成を受けての事業である。主催は,日本芸術振興協会である。今回のオペラには,いくつもの「初めて」が実現した。日本とイタリアとの「初」の共同制作オペラ。京都市と清水寺の協力による,世界遺産清水寺で「初」のオペラ。
 また,今回の共同制作で指揮をとる吉田氏においては,イタリアで勉強し,イタリアで働き,イタリアのカラカラ浴場,ボローニャ歌劇場をはじめとする数々の歌劇場で音楽監督や指揮をとられた。日本公演が終わったら,イタリアにもどる。イタリアで活躍,日本に凱旋した。
 私は,自分が過去携わった文化交流事業をふまえ,このたび依頼を受け,名誉実行委員に就任した。
 オペラの内容については,インテルメッゾは,長編オペラ(4~5時間)のあいまに上演される能でいえば狂言のような短めのオペラといえる。インテルメッゾは日本人には,あまりなじみがないが,1時間で終わる演目「音楽の先生」「ドンキホーテ」について,「ドンキホーテ」は有名。「音楽の先生」は分かりやすくて面白い。横浜でも素晴らしい反響があった。250席あるところのうち100席を公募にしたところ,3000名の応募があった。当日は,台風が心配だが,天気に期待したい。

門川市長

 エルナーニボローニャ歌劇場総裁,演出家のマルケジーニさん,小坂参議院議員,指揮者の吉田さんに感謝する。今回,北は北海道,南は沖縄まで,また,週に1回の郵便集荷である小笠原諸島からなど,全国の多くの方から様々な愛称を送って頂き,京都や関西だけではない,広い地域からの興味の強さを感じる。また,実際,抽選にあたって,お越し頂く方々も,北海道から沖縄まで幅広くおられ,既に全国的なイベントであることを嬉しく思う。今後は,海外からもこのオペラプロジェクトを目当てに来られるお客様が増え,数日間日本に滞在し様々な場所を観光して頂けるような,「観光」という視点でもプラスになるそんなイベントになることを楽しみにしている。
 さて,愛称は,約1000点の応募があり,選ぶのには,大変苦労した。どれも想いのこもった素晴らしいものばかりで,中には,インターナショナルな,「アモーレ」とか「チャオ」とか,イタリア語がはいった愛称もあった。最終的に,実行委員会で選考し,オペラの愛称は,こちらに決定された。

(ボードを見せて発表)
“響の都” (きょうのみやこ) オペラの祭典,(英語表記では)Kyoto Opera Festival 。
 「響=京」韻を踏んでいる。応募くださった中で,「響く」という言葉,「京都」という言葉が多かったことから,このように融合させた。「祭典」という言葉を使ったのは,大がかりで,はなやかな行事という意味ですので,京都の大人の社交場が,あらたに出現する,という意味でぴったりだからだ。また,海外ではシンプルなネーミングの方が浸透していきやすいので,KYOTOという地名をそのまま使っている。このような,国際的文化イベントが京都で行われることに至ったことは大変光栄なことだ。また,オペラの本場イタリアで活躍している日本人指揮者吉田さんが,ボローニャ歌劇場というトップレベルのオーケストラを率いて,京都で初の世界遺産オペラを公演してくれる,ということも嬉しく思う。最近は,特にスポーツ界で,日本人の若者がたくさん海外に出て活躍している。例えば,外国でプレーするサッカー選手のニュースをよく耳にするが,その選手たちを束ねる監督のような役目をするのが指揮者であるから,イタリア人音楽家をたばねている吉田さんがしている仕事は,想像以上に大変なことである。

指揮者吉田氏

 このたび世界で最も有名な世界遺産,清水寺でオペラを指揮できることを光栄に思う。このオペラはインテルメッゾといい,長いオペラとオペラのあいだで,ちょっとした息抜きで楽しむオペラである。日本でいう狂言でエンターテイメント性が高い。今回,日本で初演となったが,イタリアでしかやったことがなく,世界で2カ国目となる。そのような機会を任せてもらえて光栄である。エルナーニ総裁にも感謝したい。
 ことの初めは,エルナーニ総裁が昨年京都に来た時に,市長を訪問したあと,平安神宮に,平安振興財団の足立理事長のお招きで立ち寄った際に,「ここでオペラができたらいいね」とおっしゃった。イタリアカラカラ浴場でもイタリア4大夏のフェスティバルとなっている。オペラを外でやるのはイタリアではなじみ深いもの。2つのインテルメッゾ,規模,中身を考えたら清水寺がもっと向いている。それはなぜか。やはり狂言的な,歴史あり,シンプルななかにエッセンスが凝縮している。日本の歴史や伝統をもち,格式の高い清水寺。舞台がそんなに大きくないところもインテルメッゾにむいている。西洋と東洋の融合を考えたらテーマとして清水寺の舞台がすごく合う。音響効果は,清水の舞台はサラウンド効果もあり,アコースティック的にも期待ができ,非常に満足した音楽が出来るのではないかとインスピレーションを感じた。京都には17の世界遺産のほかたくさんの寺社仏閣があり,今後も続けていきたい。
 特にいつか日本のオペラ,純国産のオペラを海外に持っていきたいと考えている。世界のオペラのレパートリーは5割がイタリア語,3割がドイツ語で,残りの2割がフランス語・ロシア語・英語となっている。私は,この次の6番目の言語として日本語がレパートリーに入るよう,人生をかけて世界に発信していきたい。
 最後に,よく質問されるが,イタリアのオペラハウスで指揮をして,感じたことを述べる。イタリアのサッカーのチームの監督を日本人がやるようなもので,外国人が歌舞伎の演出をしたり演じたりするもので,オープンでフレンドリーなイタリア人とともに演奏をすることは苦労もあった。個性的なイタリア人のオーケストラの指揮者の最初の仕事は,オーケストラを静かにさせることと言われる。これまで15の歌劇場で指揮をした。これからも活躍の場を広げて日本との文化交流の橋渡しをしていきたい。

エルナーニ総裁

 関係者に深く御礼申し上げる。
 私たちが始めた企画は将来のみなさまにとって重要な意味をもちます。
 私は,日本を第二の祖国と考えている。それは,過去1981年にスカラ座の来日公演で60日間日本に滞在し,ローマオペラ座の総裁,ボローニャ歌劇場の総裁としても来日したからです。
 この企画は未来につながる企画です。
 ボローニャ歌劇場は250周年記念として,1763年5月14日にグルックのオペラ「プレビアの勝利」で初演された。
 この2世紀にわたる音楽の遺産を日本に運んだことは,日本の音楽の歴史との交流といえます。国際交流の真の意味は次のようなことを意味している。
 音楽はユニバーサルな言葉で国境を超える。18世紀から音楽がイタリアで生まれ,今では日本でも聞ける。今回の演目も日本のみなさまに聞いていただいても楽しめる曲となっている。
 共同プロジェクトを京都のすばらしい遺産でどのような公演をしていくかを考えたとき,オペラのクリエーター,歌手といったオペラに携わる人を育てることによって,人々の魂にポジティブに働きかけることができると私は考えている。
 吉田氏とはローマ歌劇場,ボローニャ歌劇場でも一緒に仕事をした。歌劇場の難しい時代情勢もふくめ,難しい世の中で,次世代を拓いていきたいという共通の意見もっている。
 先日のボローニャ来シーズンのオペラ公演の記者発表で,こう述べた。
 舞台制作は,魂を高めるためにあるものであり,世の不正と戦っていくために文化はある。そのために私たちは一緒にここにいる。世界が迎える難しい時代を切りぬけて,次の世代につなげていきたい。

小坂憲次参議院議員

 イタリアに14ある歌劇場のうち7つの総裁を歴任。ヨーロッパのオペラ座をつなぐヨーロッパオペラ連盟の総裁でもある。私とは国会の日本イタリア友好連盟の10数年来年の付き合いである。

質疑応答

記者
 来年度以降の公演も文化庁との助成,横浜市というようなどこかの都市と抱き合わせで実施するのか?
小坂議員
 実行委員会が今回はみなとみらいと清水寺とあわせた形,スポンサーも少しちがう。文化庁の支援事業は両方にかかっている。文化庁支援事業は毎年選ばれるから来年度以降のことはまだきまっていない。京都のそれぞれの会場管理される方,京都市の意向もふくめて今後検討していく。次年度以降もやりたい。
市長
 ぜひとも来年度以降も文化庁の支援も受けて協賛も得ながらぜひ京都で開催していただきたい。その努力もする。いずれたとえば二条城で。
足立理事
 来年度以降の詳細が決まり次第発表する。

記者
 今年なにかを記念して実施したのか?
指揮者吉田氏
 ボローニャ歌劇場25周年。ボローニャ側の意向がある。ボローニャ歌劇場創立250周年を記念に,何か特別なことをやりたい。それが今回の公演。順番としては,先に公演やることは決まっていた。2~3年かかる予定のオペラだが,京都でやるオペラ「ドンキホーテ」「音楽の先生」とくに「音楽の先生」は眠っていた。2011年にイタリアで初演された後も,250周年をめざして磨いてきた。250周年のイタリア公演にあわせて日本でも公演できたらいいね。となった。

 

記者
 「音楽の先生」が眠っていたとは,初演されたが,その当時あまり評判がよくなくて,それから今日まで眠っていたということか?
指揮者吉田氏
 テキストも楽譜も眠っていた。初演されてだめだったのではなく初演された形跡もない。作曲はされたが演奏された形跡がない。2011年が世界初演・・・とは言い切れないが。モーツァルトの時代であるこの時の時代は,真面目なオペラが盛んだったが,このオペラに関しては,コミカルで親しみやすい題材が取り上げられている。

記者
 オペラを清水寺でやるメリットは?
エルナーニ総裁
 劇場で働くものとして,劇場以外のところでやるのはわたしにとって魅力である。エジプトのルクソールではアイサーダを上演した。ファラオの像の前という劇場とは違う場所にオペラを持ち出した。京都という歴史的な場所でオペラを上演し,皆様に知らしめるのは非常に興味深い。清水寺の特殊性。
 8月にマルケジーニ氏と下見をした時に,外国人にとってもスピリチュアルな場所と感じた。西洋と東洋の融合し,ひとつのものに昇華する。

記者会見資料

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