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こども情報館(西京区ってこんなまち)

ページ番号96711

2023年8月28日


西京区ってこんなまち

西京区のようす

桂川

 西京区は、京都市の南西 部にあります。なだらかな丘が続く土地で、西側には嵐山、小塩山、ポンポン山などが並ぶ西山連峰(連峰=山々のつらなり)があり、東側には京都の代表的な河川である桂川が北から南に流れており、豊かな水と緑にめぐまれた地域です。近年は住宅地が広がってきましたが、自然豊かな西山連峰のふもとにはひろびろとした田園風景が見られ、この地域を中心に、野菜作りを中心とした農業が盛んです。

 道路は、区の中央を東西に国道9号、また、南北に桂川街道、嵯峨街道が通っています。鉄道は、京都と大阪を結ぶ阪急電鉄京都線が区の東部を南北に走り、桂駅が区の玄関口の役割を果たしています。 

西京区のれきし

大原野神社

  西京区内では、旧石器時代の石器や弥生時代の土器が見つかっており、この頃から人が住んでいたことが知られています。平安時代には、大きな力を持った藤原氏が大原野神社へお参りするようになり、多くの都の人々が訪れ、はなやかな文化が栄えました。そして江戸時代には、大名が江戸と自分の領地を行き来する参勤交代で山陰街道が発展し、宿泊のための宿場町として栄えました。このように西京の地は歴史の宝庫といえます。

 西京区は、昔は葛野郡、乙訓郡という名前でしたが、地域ごとに昭和6年(1931年)、25年(1950年)、34年(1950年)に、右京区に取り入れられた後、昭和51年(1976年)10月1日に右京区から分かれて生まれた若い区です。

西京区のみどころ

かたぎはら本陣跡

 豊かな自然とともに、嵐山の南には、世界文化遺産の西芳寺(苔寺)のほか、法輪寺、松尾大社、華厳寺(鈴虫寺)などが、桂川沿いには桂離宮が、西山 山ろくには大原野神社、勝持寺(花の寺)、善峯寺などの社寺があり、全体にわたって多くの名所が見られる区です。

 歴史を物語る場所も多く、その一つとして、区の中央部を東西に走る旧山陰街道沿いには、「樫原本陣跡」があります。これは、江戸時代、大名が江戸と自分の領地を行き来する「参勤交代」のために旅をしたときに利用した宿跡で、京都市の中でただ一つ今でも残っている貴重なものです。この周辺は当時のふんいきを残す町並みがみられ、景色を大切に守っていく地区として京都市が指定しています。


西京区のじまん

京都大学桂キャンパス

 美しい自然と、古い昔からの歴史があるこの西京区は、「竹取物語」をはじめとする多くの文学作品にも登場します。特産である竹については、洛西ニュータウンができた時に作られた「洛西竹林公園」があり、広い園内には約110種類もの竹が植えられ、竹の生態や文化を学べる資料館もあります。このほかにも、桂坂野鳥遊園などめぐまれた自然を生かし、親しむための施設があります。

 その一方で、大学や、世界に先がけた新しい産業を生み出すことを目指した研究施設などが次々と作られ、めざましい発展が期待されている地域です。


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