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門川市長記者会見(2010年1月20日)

ページ番号74299

2023年4月12日

平成22年1月20日門川市長記者会見

マンションから排出される資源ごみの分別義務の明確化と徹底について

 本日は,まずマンションから排出されるごみの分別の徹底を図る取組について発表させていただきます。
 民間業者が収集しておられますマンションから排出されるごみの分別については,これまでから家庭ごみの有料指定袋制の導入やプラスチック製容器包装の分別収集制度の導入といった機会を捉えて,入居者への啓発や,マンション管理会社への指導を行ってまいりました。多くのマンションの世帯の方々の積極的な御協力の下に,取組が進んでおります。
 しかしながら,平成18年10月に有料指定袋制を導入した一般家庭ごみが2割減少していることに比べますと,民間業者が収集しておられるマンションや事業所から排出されるごみにつきましては,約6%の減にとどまっております。
 そこで,これらのマンションのごみについても,4月から缶・びん・ペットボトルやプラスチック製容器包装の資源ごみの分別義務を改めて明確化し,その徹底を図る仕組みづくりを行うものであります。
 具体的には,京都市が分別方法などの周知,指導を2月から徹底的に行うとともに,ごみの分別方法や入居者への周知方法をマンション管理者が京都市に届け出なければならない制度を新設することで,マンションの住民や管理者の皆様に分別の義務,ルールをわかりやすく,丁寧に説明し,御理解・御協力をいただく地盤をしっかりと固めてまいりたいと考えております。
 また現在,青色や黒色などの特段決まっていないごみ袋について,袋の中身が確認できるよう,透明袋での排出をお願いします。これは,6月からは義務化し,飲食店やオフィスから出るごみにつきましても適用します。各事業者のごみ分別の努力をさらに促してまいりたいと思っています。
 こうした取組をしっかりと,丁寧に行った上で,それでも御理解を得られず分別ルールが守られない場合は,公平にルールを守っていただく観点から,民間業者に指示しまして,そのマンションのごみを収集しない措置を取ることもあり得ます。
 今回の分別の徹底によります目的,効果は,市民全員に分別ルールを守っていただくこと,環境意識を共有し,実践していただくことにあります。これは,全ての環境政策に取り組む上で非常に重要なことであると考えております。こうした取組によりまして,年間2.4万トンのごみの減量を目指してまいりたいと思っています。
 現在,京都市廃棄物減量等推進審議会からいただきました提言を踏まえまして,今後10年間の京都市のごみ減量戦略の羅針盤となる新たな「循環型社会推進基本計画」を練っておりますが,その中に今回の取組をしっかりと盛り込んでいきたいと思っています。
 今後とも,「DO YOU KYOTO?」を合言葉に,環境意識の高い市民の皆さん,事業者ぐるみで取り組み,京都議定書誕生の地である京都市として,循環型社会の実現に向けた環境政策を積極的に進めてまいりたいと思っています。
 現在,民間業者が収集しているマンション等ですが,資料にも付けさせていただいておりますとおり,分別をすべてきちっと行っていただいておりますマンションが66%,そして,缶・ビン・ペットボトルは分別しているけれどもプラスチック製容器包装がまだというところが26%,トータルでは92%が何らかの形で取り組んでいただいています。
 あとの8%につきましても,その多くが取組む姿勢を示していただいている。ただしこの辺は,管理組合と入居者への啓発,そして具体的な行動に移っていただく仕組みというものが大事ですので,協同で取り組んでいきたいと思っています。

地下鉄・市バスの増便・等間隔運行と地下鉄最終列車の全方向乗り継ぎ「シンデレラクロス」の実施について

 次に,地下鉄・市バスの増便・等間隔運行と地下鉄最終列車の全方向乗り継ぎ「シンデレラクロス」の実施についてであります。
 この度,京都市では,「歩くまち・京都」総合交通戦略の答申も踏まえまして,積極的な攻めの公共交通の運営により,地下鉄については夜間,市バスについては河原町通の運行を充実させます。
 これは,地下鉄・市バスをより便利に,御利用していただき易いようにする。そのことによって,増客・増収に繋げるとともに,「環境モデル都市」として,人と公共交通優先の社会への転換を進めるためのものであります。
 まず,地下鉄につきましては,利用者の増加が見込まれる夜間時間帯において,お仕事で夜遅く帰宅される方,あるいは目いっぱい京都のまちを満喫したいという観光客の方々がお宿へお帰りになる際の利便性を大きく向上させたいということで,平成12年以来,実に10年ぶりとなる増便を烏丸線で1往復,東西線で3往復行います。車両を増やさずに現有体制の中で,最大限の努力をしたものであります。また,増便と合わせたダイヤの見直しも行いまして,午後9時台と10時台は,烏丸線,東西線とも10分の等間隔運行の分かりやすい時刻設定といたします。
 さらに,烏丸御池駅において,等間隔運行の列車を烏丸線と東西線で交互に到着させることにより,乗継時間を5分程度に均等化します。午後11時以降についても,乗り継ぎに今現在平均10分程度かかっていたものを6分に短縮する。スムーズな乗り継ぎを可能といたします。
 次に,市バスにつきましては,京都駅から今出川までの河原町通を走る各系統において,平日昼間の時間帯に9本の増便とダイヤの見直しを行い,ほとんどお待ちいただかなくとも御利用いただけるようにしたいと考えています。
 御承知のとおり,河原町通周辺は市内有数の賑わいエリアであり,市バスの利用者も多いところであります。これまでも各方面からの系統が集まっており,運行本数は非常に多い反面,その間隔についてばらついていた。長い場合は最大8分間お待ちいただかなければならないことがありました。これを新ダイヤでは3,4分の等間隔運行といたします。
 ダイヤの定時性を確保するためには,市バスの走行環境の改善が不可欠であります。今後とも,違法駐車の防止やバス専用レーンの機能確保に向け,市民の皆様には御理解と御協力をお願いしたいと思っています。
 最後に,「シンデレラクロス」と命名した烏丸御池駅での地下鉄最終列車の全方向一斉発車の実施についてであります。
 これは,烏丸線,東西線の上下線4列車全ての最終列車を烏丸御池駅にしばらく停車させ,午後11時55分に一斉に発車させるというもので,最終列車間での東西南北全方向への乗り継ぎを可能とするものであります。
 この「シンデレラクロス」の実施によりまして,例えば,三条京阪付近から北大路,あるいは岩倉方面に帰宅される方の場合,これまでは午後11時28分発の東西線に乗車していただき,烏丸御池駅で19分間待って烏丸線に乗り継ぐ必要がありましたが,ダイヤ改正後は20分以上遅い午後11時49分発の最終列車に乗車しても乗継時間は3分で済み,ほぼ同時刻に帰宅いただけるようになります。
 地下鉄・市バスの新ダイヤは,今後近畿運輸局へ届出しました後,3月下旬からの実施を予定しております。
 これからも,地下鉄・市バスによる公共交通サービスを向上させ,より身近で分かりやすく便利なものとする。そして常に「お客様第一」「お客様目線」に立った知恵を絞った取組を進めまして,市民や観光客の皆様に提供することによって,人と公共交通優先の環境にやさしい「人が主役の京都のまちづくり」に努力してまいりたいと思っています。
 以上であります。

質疑応答(要旨)

<報告案件に関する質疑>(マンションから排出される資源ごみの分別について)

記者

分別を徹底することによって,民間業者が収集するマンションからのごみの排出量をどの程度減らしたいのか。

市長

 市が収集している一般家庭ごみは,平成18年10月に有料指定袋を導入したことによって約20%減少しているのに対して,民間業者が収集しているごみは約6%しか減っていないという課題があります。
 今回の取組によるごみ減量効果は,事業ごみ全体の1割を上回る2.4万トンの減を見込んでおり,うち,民間業者が収集するマンションからのごみについては0.3万トン,その他,飲食店やオフィス等からのごみについては2.1万トンの減を見込んでいます。大阪市においても,透明袋の導入によりごみが1割減少したと伺っています。
 一方でマンションには,学生さんをはじめ比較的若い世代の方が多く住んでおられるという特徴があります。私も「おむすびミーティング」等で多くの学生さん達とお話をする機会がありますが,「マンションのごみについてもきちっと制度化した方が良いのではないか」という声をあちこちで聞きます。意識の高い方々はごみを分別して出したいと思っているのに,全体としてそういう体制になっていないという御指摘です。管理組合等で自主的な努力を重ねていただいているマンションもありますが,それを一歩踏み越えて,今回制度として徹底することとしました。民間業者が収集しているマンションのうち,ごみの分別が一切出来ていないマンションが約8%ありますが,そういうところについても,これから趣旨を説明し,分別の徹底を図っていきます。
 将来的には,京都市全体で,ごみが一番多かった平成12年度の82万トンから,平成32年には41万トンにまで半減させたいと考えています。

記者

具体的にどのような方法で分別を促していくのか。

市長

 民間業者が収集するマンションのごみは,事業ごみとして集計されています。京都市内の約86%の世帯の一般家庭ごみについては,分別を義務付けて有料指定袋制にしている反面,残りの約14%の民間業者が収集するマンション世帯については,一般的な分別の努力義務のみで,制度の構築がなされていません。まずは,その状況を改善します。全てのマンションごみについて,分別の啓発を行い,4月には分別義務があることを明確に位置付けます。また,全ての事業ごみについて,6月からは透明袋での排出を義務付けることで,収集業者や事業者についても,分別の意識を大きく促進させたいと思っています。

(地下鉄のダイヤ改正について)

記者

今回のダイヤ改正により,どの程度の増客・増収を見込んでいるのか。

市長

今回のダイヤ改正は,10年間で5万人の増客を目指す取組の一環であります。増便する車両も全て現有のものを使用するとともに,若干の勤務時間の増はありますが,人員も増やさず,更なる増客・増収に努力していきます。

記者

増便すれば経費が増えると思うが,効率的な経営を考える中,将来的に減便は考えているか。

市長

 現時点では考えていません。
 今回のダイヤ改正による必要経費は,電気代含め1,700万円程ですが,それを大きく上回る増収効果を期待しています。また,利便性の向上により,市民や観光客の皆さんにも大変喜んでいただけると感じています。
 これまでは,赤字ということで,積極的な増便等は控えていたのですが,今回,交通局の管理者をはじめ,職員が知恵を絞ってくれ,こうした攻めの経営が可能になりました。

記者

「シンデレラクロス」の名前の由来は。

市長

 シンデレラの魔法が切れる午前0時にちなんでいます。
 本当は,午前0時に最終列車を一斉に発車できれば名前の通りで良かったのですが,それでは,JR湖西線や嵐電の最終列車への乗り継ぎができず,滋賀県や嵐山方面にお帰りになる方に御不便をお掛けしてしまうため,最終列車の時刻を午後11時55分としました。

記者

なぜ夜間の利便性向上を選択したのか。

市長

 昼間の運行は通勤時間帯を含めて便が多いが,夜間はお客様が減ることもあり,遅い時間帯は等間隔になっていません。これまで夜間の便を減らしていたわけですが,「脱クルマ社会」を目指すときに,夜間も等間隔で,少ない待ち時間で乗れるということが必要だと思います。
 そのために大きなコストが掛かるということであれば,最終的には市民負担となってしまいますので,非常に難しい課題となるわけですが,交通局を挙げてあらゆる努力をし,総額1,700万円のコストでこれだけのことができることになりました。コストを掛けずに,今の車輌を最大限使い,人員も極力増やさずに充実させるということです。

(ライフスタイルの議論との整合性について)

記者

ライフスタイルの議論で,深夜帯の活動の自粛を考える中,今回夜間を便利にすることについて,矛盾はないのか。

市長

 私は,夜の文化や商業活動に異を唱えているわけではありません。観光してもよい,音楽会に行ってもよい,能・狂言,お茶,お花をもっと楽しんでほしいと思います。ただ,「深夜は寝ましょう」ということです。
 観光客の皆様に,夜まで京都のまちを楽しんでいただく。しかし,深夜の時間帯,例えば12時から6時まではお店を閉めてもいいのではないか,ということです。
 夜は,シンデレラクロスで帰っていただき,京都のまちは特別な方以外は休んでいただく,こういうことになったらいいのではないでしょうか。

<その他質疑>

【平成22年度予算編成】 (予算編成の所感について)

記者

平成22年度の当初予算案についてのご感想は。

市長

 来年度の予算編成については,非常に厳しい社会経済状況の中,特に財源不足により難渋を極めました。しかし,局長,区長を先頭に全職員が危機感を持ってあらゆる努力を重ねてもらえたと実感しております。
 そして,現在進行中の有識者会議でのご意見を踏まえながら,厳しい状況にある市民生活,中小企業の経営を守る。同時に,この厳しい時だからこそ,未来への展望を開いていく,力強い予算を編成できたと考えております。
 改めて別途ご説明申し上げたいので,今日の段階ではこの程度で止めさせていただきたいと思います。知恵を絞った良い予算が編成できたと思っております。

【関西広域連合】(関西広域連合への参加について)

記者

関西広域連合への今後の関わり方については。

市長

 私は,関西広域連合について大いに期待をしています。明後日も関経連で「地域主権時代と広域連合」と題して,大阪で90分ほど話をさせてもらいますが,地方分権,地域主権時代において,広域連合の取組は益々重要になる。そのための人的なネットワークも含めた新たな仕組みづくりが必要だと思います。
 ただし,私も本部会議に出席して議論に参加してきましたが,当面は都道府県の事務を広域連合に移行していくことが主になっております。また同時に,制度設計の段階で,4政令指定都市で相談のうえ,状況等について申し上げまして,オブザーバーという参加方法をつくることになりました。したがって,オブザーバー参加の中で,しっかりとした役割を果たしていきたいと考えています。
 とりわけ京都府と京都市の場合は,政策について日頃から協議し,府と市が一体となるような仕事もしてきています。この府市協調は大きく前進しておりますので,京都府が正式なメンバーとして参画され,京都市はオブザーバーとして参加しながら,防災,観光などの必要とされる仕事をしっかりと進めていきたいと思っております。

(道州制について)

記者

将来的には広域連合を道州制の足がかりにしようという意見があるが,市長の道州制についてのお考えは。

市長

 昨年,関西の4政令指定都市で「二条城宣言」を発しました。その際に,4市長で「道州制の導入も見据え,基礎自治体が連携しながら地域主権時代をつくっていこう。」ということを確認しております。時間は少しかかるでしょうが,道州制を展望していくことは,わが国のこれからの国の形を作っていくうえで,そして「ほんまものの地域主権時代」をつくっていくために,重要ではないかと考えています。道州制とともに京都市のような都市は特別市になることを目指していきたいと思っております。文化首都としての取組を進め,強めていきたいと思います。

記者

広域連合を道州制の母体とする考えについては。

市長

そのままなるかどうかは,もう少し道州制について議論を深め,コンセンサスづくりに努力していただきたいと思います。

【旧右京区庁舎解体工事をめぐる広隆寺との問題】(広隆寺の工事続行禁止の仮処分申立ての影響について)

記者

18日(月曜日)に旧右京区庁舎の解体工事の再開を予定されていたが,広隆寺の申し立てを受け,延期となった。こうした経過について,どうお考えか。

市長

 裁判所で,弁護士も含めてきちんと話し合えば,京都市の主張をご理解いただけるものと考えています。きちんと説明して,当初の目的が達成できるように努力していきたいと思っています。

記者

ここまで話し合いが長引いてしまった原因は何か。

市長

話し合いが長引いているのではなく,話し合いに応じていただけないことを残念に思っています。

記者

当初の予定では,今年度早々に更地にして大学への公募を始めるということだったが,遅れていることの予算への影響は。

市長

 現に,解体経費を翌年度に持ち越さなければならないといった影響はありますが,今後とも,全力を挙げて(話し合いの)努力をしていきたいと思っています。

【国政の動向】(最近の動向について)

記者

 小沢幹事長の事件で説明不足がいわれていること,民主党内で検察の捜査や報道への批判が高まっていることについての感想は。
 また,予算編成に遅れが出るのではといわれているが,どうか。

市長

 国会議員の論議は,民主主義社会をきっちりと機能させる大切なものであり,各政党,国会議員の方々がその責任において十分な議論をされることと思いますし,そう期待しています。攻める方と守る方が変わっても,同じ議論が行われているという感はいたしますが,国民の皆様にきちんとした責任を果たしていただけるものと思っています。
 予算については非常に重要であり,予算の審議と政治とカネの問題の議論とを並行して進めていただき,経済状況や地方財政に影響がないように,かつ,国民が理解,納得できるように進めていただきたいと考えています。

 

 

 

 

(記者会見資料)マンションから排出される資源ごみの分別義務の明確化と徹底について

環境政策局循環型社会推進部循環企画課☎ 213-4930        

 民間業者がごみを収集しているマンションから排出されるごみの分別については,これまで家庭ごみの有料指定袋制やプラスチック製容器包装の分別の導入といった機会を捉え,入居者への啓発や,マンション管理会社への指導を行っており,多くのマンション世帯の皆様に積極的な御協力をいただいています。
 しかしながら,平成18年10月に有料指定袋を導入した家庭ごみが2割減少していることに比べて,民間業者がごみを収集しているマンションや事業所から排出されるごみは,約6%減にとどまっています。
 そこで,これらのマンションから排出されるごみについて,缶・びん・ペットボトル・プラスチック製容器包装の資源ごみの分別の徹底を図ります。
 これは,市民全員が環境意識を共有し,実践していただくための取組で,当該マンション住民の皆様に分別の義務があることを改めて明確化し,分別ルールの周知や指導,透明ごみ袋での排出義務化などの仕組みをつくることにより,資源ごみの分別を進めます。
1 分別義務の明確化

民間業者がごみを収集しているマンションについて,ごみの排出方法を具体的に定める「京都市一般廃棄物処理計画」を改定し,ごみの分別義務があることを明確に位置づけます。

◎実施時期  平成22年4月

2 分別義務を明確化するための具体策

(1)マンション住民や管理者の皆様への周知

市民しんぶんやポスター,チラシ,ホームページ等の広報媒体を活用して,「丁寧に」  「わかりやすく」周知します。

◎実施時期  平成22年2月から

(2)分別方法等の届出制度の新設

ごみの分別方法や入居者への周知方法をマンション管理者が市に届け出なければならない制度を新設します。

◎実施時期  平成22年2月

(3)分別の指導

分別が徹底されていないマンションへの指導を個別に行います。

◎実施時期  平成22年2月から

(4)透明ごみ袋での排出義務化

 分別の適正化,危険物混入の防止を図るため,袋の中身が視認できるよう,透明ごみ袋での排出を義務化します。
 これは,オフィスや飲食店など事業所から排出されるごみにも適用し,事業者のごみ 分別の努力を促します。

◎実施時期  平成22年6月

※ 分別ルールを守られない場合の措置

こうした徹底的な対策を行った上で,それでも分別ルールを守られない場合は,民間業者に指示し,そのマンションのごみを収集しない措置を取ることがあります。

3 スケジュール

平成22年2月  マンション住民や管理者への周知と個別の分別指導の開始

分別方法等の届出制度の開始

平成22年4月  分別義務の明確化

平成22年6月  透明ごみ袋での排出義務化

地下鉄・市バスの増便・等間隔運行と地下鉄最終列車の全方向乗り継ぎ「シンデレラクロス」の実施について

京都市交通局自動車部運輸課 電話:863-5132 交通局高速鉄道部運輸課 電話:863-5224   

京都市では,この度,地下鉄・市バスの利便性の向上を図り,更なる増収・増客に繋げるとともに,「環境モデル都市」として,人と公共交通優先の社会への転換を進めるため,「歩くまち・京都」総合交通戦略の答申も踏まえ,地下鉄については夜間,市バスについては河原町通の運行を充実します。

1 増便・等間隔運行の実施

(1)地下鉄
  ア 概 要
 利用者の増加が見込まれる夜間時間帯において,平成12年以来10年ぶりの増便を行うとともに,スムーズな乗り継ぎや分かりやすい時刻設定などを実現し,利便性の向上を図ります。

  イ 特 徴
○ 増便の実施
午後9時以降に,烏丸線1往復,東西線3往復の増便を行います。⇒ 待ち時間を短縮!
○ 等間隔運行の実施
烏丸線,東西線ともに増便と合わせたダイヤの見直しを行い,午後9時台と10時台は10分を基本とした等間隔運行を行います。 ⇒ 利用者の皆様が分かりやすい時刻設定に!
○ 烏丸御池駅での乗継時間の短縮
午後9時台,10時台:烏丸線と東西線で等間隔運行の列車を交互に到着させ,乗継時間を5分前後に均等化します。
午後11時台:平均10分の乗継時間を6分に短縮します。  ⇒ 乗り継ぎがスムーズに!

(2)市バス

  ア 概 要
 市内有数の賑わいエリアであり,利用者の多い河原町通(京都駅~河原町今出川間)を運行する各系統において,平日昼間の時間帯の増便とダイヤの見直しを行い,市内中心部の利便性の向上を図ります。

  イ 特 徴
  ○ 増便の実施
河原町通(京都駅~河原町今出川間)を運行する各系統を9本増便⇒ 車内の混雑を緩和!
  ○ 等間隔運行の実施
これまで最大8分あった待ち時間を解消し,3~4分間隔を基本とした等間隔運行を行います。⇒ ほとんどお待ちいただくことなくバスを御利用いただける環境に!

2 最終列車の全方向乗り継ぎ「シンデレラクロス」の実施
 地下鉄唯一の結節駅である烏丸御池駅において,全ての行き先の最終列車を2~3分間停車させ,午後11時55分に一斉に発車します。
⇒ 最終列車間において東西南北全方向への乗り継ぎが可能に! 実質21分の終電延長

(例)三条京阪から北大路方面に帰宅される場合

 【現状】

三条京阪発     烏丸御池着     烏丸御池発

午後11時28分 ⇒ 午後11時31分 ⇒ 午後11時50分

乗継時間19分 

【ダイヤ改正後】

三条京阪発     烏丸御池着     烏丸御池発

午後11時49分 ⇒ 午後11時52分 ⇒ 午後11時55分

乗継時間3分


3 実施時期

  今後,近畿運輸局への新ダイヤの届出後,平成22年3月下旬から実施予定です。

お問い合わせ先

京都市 総合企画局市長公室広報担当

電話:075-222-3094

ファックス:075-213-0286

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