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京都市市民参加推進フォーラム第7回会議 摘録

ページ番号35266

2022年6月28日

 

日時:平成16年5月28日(金)午後3時30時~午後5時

 

場所:ひと・まち交流館 京都 第1・2会議室

 

出席:京都市市民参加推進フォーラム委員10名(浅野委員,石原委員,乾委員,米丸委員は欠席) 傍聴者:5名

 

 

1 会議次第

 

1 開会
2 京都市あいさつ(高木副市長)
3 新任委員あいさつ(5名)
4 座長選出
5 座長あいさつ
6 議題
(1)これからの市民参加推進フォーラムの進め方について
~市民が身近に実感できる市民参加の実践~
(2)平成16年度の市民参加の取組について
ア 市民活動に関するアンケート
イ ワークショップ
ウ 電子会議室「みやこeコミュニティ」
エ 京都市政出前トーク

 

[配布資料]   太字のものは下のPDFファイルでご覧になれます。
資料1 配席図
資料2 市民参加推進フォーラム委員名簿
資料3 市民参加推進フォーラム設置要綱

資料4 これまでの市民参加の主な取組
資料5 市民参加推進フォーラムと勉強会について(案)
資料6 市民活動に関するアンケートについて(案)
資料7 平成16年度「ワークショップ(WS)等を活用した市民参加の全庁的推進」に関する事業
[参考資料]
1 市民参加推進フォーラム自主勉強会:今後のフォーラムの役割と機能を考える(第6回フォーラム資料)
2 京都市電子会議室「みやこeコミュニティ」試行実施結果について
3 京都市政出前トークの実施結果について

第7回会議

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2 摘 録

 

1 開会

 

2 京都市あいさつ
<高木副市長>
 皆様方には日ごろから京都市政に何かと御協力いただき,この機会に改めて御礼申し上げる。
 この市民参加推進フォーラムも,本年度から6名の新しい委員の方に御参加いただき,御議論いただくこととなった。
 京都市では21世紀の京都市政の方向を決めるため,98年頃から準備を始め,2000年に京都市基本構想,2001年には京都市基本計画を策定した。
 2つの構想と計画を通じて,90名の市民の皆様に御参加いただいたが,この時初めて10名の市民公募委員に御参加をいただいた。
 基本構想,計画が描く姿には「安らぎのあるくらしの実現」,「華やぎのあるまちづくり」の2つと,この2つを市民参加によって実現させる,という3つの括りによって構成されており,市民参加に関してはこの市民参加推進フォーラムで取り組んできていただいている。
 2002年8月に京都市市民参加推進フォーラムは発足し,様々な角度から御提案をいただき,これまでに,市民活動総合センターの開設,市民参加推進条例の制定等に御尽力いただくとともに,具体的な取組として電子会議室等にも様々な御意見を伺っているところである。
 施設,条例等は,大きな枠組みとして市民参加の形を作ったものであり,これからは市民が身近に実感できる市民参加を実践する必要があると考え,その土台作りを行っていく段階になった。
 市民参加とは,計画・実行・見直しのあらゆる場面で市民の皆様に行政の取組に御参加いただくことと,地域のまちづくりを市民自身の手で進めていく,市民主体のまちづくりへの取組との2つの側面がある。
 本市も本年4月に組織改正を行い,従来のパートナーシップ推進室の所掌事務のうち,市民主体のまちづくり活動の推進・支援に関する事務を文化市民局に移管するとともに,各区役所・支所に,区民の皆さんのまちづくりを支援していく「まちづくり推進課」を設置したところである。
 これからは,横並びではない,区役所のまちづくりを進めていきたいと思っているので,その点については特に御提案をいただきたいと思っている。
 市政への参加とまちづくりの主体的な取組である参加という2つの取組は,まったくの別物ではない。この2つが相まって大きな輪になり転がることで,はじめて本格的な市民参加になるものだと思っている。
 是非,それぞれの委員の方々の専門的な視点から,そしてこのフォーラムを通じて,市民参加をしていただいている皆様の,市民の目線から,率直な御意見をいただき,実践的な市民参加が実現できるよう,しっかりと議論をしていただくことをお願いして,私のあいさつとさせていただく。

 

 

3 新任委員あいさつ
<江田委員>

 京都は日本の京都であって,世界の京都であると言われているが,市民参加についても京都だけの市民参加ではなく,様々な場合での市民参加があってもいいのではないかという思いから応募させていただいた。


<大島委員>
 私は研究者ではないが,実務者として京都でまちづくりに汗を流している方やまちづくりに関心をもっている方との,フォーラムとの橋渡しの役割や,前任の土山先生がされていた勉強会の事務局的な役割としても,このフォーラムに関わらせていただければと思っている。


<竹下委員>
 私は転勤族で,京都以外の学校に子どもを通わせたこともあるが,京都が一番子育てがしやすく,子どもも伸び伸びと育っている。今度は地域のために恩返ししていきたいと思い,市民委員に応募させてもらった。委員になって,色々勉強させていただきたいと思っている。


<千葉委員>
 私は自分自身が学区の中での地域活動に携わることで,日々,たいへん楽しい毎日を過ごしているが,地域ボランティア,地域福祉は高齢化しており,若者の参加が減ってきている。若い人に地域福祉への意識を持ってもらうためにはどうしたら良いかを日々考えているがいい考えが浮かばない。委員の方々と一緒に考えさせていただく機会があればと考えている。


<藤澤委員>
 私は,京都が子どもたちにとって自信を持って自慢をできるまちになっていって欲しいと思っている。私自身も,市民委員として活動することに興味があったので今回応募をさせてもらった。

 

 

4 座長選出
  → 宗田委員を座長に選出

 

 

5 座長あいさつ
<宗田座長>
 市民参加推進フォーラムとしてこの2年間で是非達成したい目標を一言だけ申し上げると,市民参加推進条例の施行や市民活動総合センターの開設等,この数年間に京都市の市民参加は制度としては整った。
 先ほどお話に出ていたが,京都における地域・地縁活動は決して衰退はしていないが,だからといって活発化もしていない。
 また,普通の市民の感覚では残念ながら市民参加が活発になって,そのために世の中が変わったという実感をなかなか持てない。
 これからの2年間は一人でも多くの市民の方に「京都は市民参加の活発なまちだ。」という実感を持ってもらうためには,どういう方法があるかということを皆さんと一緒に考えたい。
 条例の施行や電子会議室の実施等の様々な取組を行っているが,形や制度に限らず,「何が変わったら市民参加がしやすくなるのか」「何が変わったら自分の声が地域を変えていきつつあるという実感を持ってもらえるのか」「どうしたらそのような実感を広げていけるのだろうか」ということを皆さんと一緒に考えていって,先ずこのフォーラムから「市民の目線に立った市民参加とは何か」ということを話していきたいと思っている。

 

 

6 議題
(1)これからの市民参加推進フォーラムの進め方について~市民が身近に実感できる市民参加の実践~

 

[説明要旨]
 資料4に基づいてこれまでの京都市の市民参加に関する取組状況及び16年4月の組織改正について説明し, 資料5及び 参考資料1に基づいて,改めて事務局から「市民参加推進フォーラム自主勉強会」の開催を提案した。

 

[意見交換]
<長谷川委員>
 自主勉強会については9月以降の第8回会議を持って検討しようと事務局は考えいるようだが,できるのであれば多少早めてもいいのではないか。


<西嶋委員>
 9月以降の自主勉強会というのは何か意図することがあるのか。


<千葉委員>
 自主勉強会は事務局の方に場所などをお世話いただいてお話しさせていただく場なのか。場所などに関係なく実施できるのであれば,前倒しで実施しても構わない。


<藤澤委員> 
 フォーラムは年間4回しか実施されないので,できれば時間外の部分での勉強会を行って,前回の公募委員がどのような取組をされていたのかなどを知りたい。


<宗田座長>
 市民参加推進フォーラムは公開している審議会なので,自主勉強会も公開でやるべきだと思う。自主勉強会なのでテーマはあくまでも市民参加推進ということで,お願いしたい。
 それでは,前任委員にも呼びかけを行い,多くの方が参加できるように日程調整をして,できるだけ早い時期に自主勉強会を開催したいと思う。
 また,勉強会の運営については大島委員を中心に進めていきたいのでよろしくお願いする。


 

(2)平成16年度の市民参加の取組について
ア 市民活動に関するアンケート


[説明要旨]
 資料6に基づいて市民活動に関するアンケートの実施案について説明を行った。

 

[意見交換]
<宇戸委員>
 20歳以上が対象となっているが,18歳くらいの大学生の意見を聞く機会があってもいいのではないかと思う。


<大島委員>
 ここ10年で市民活動が活発になってきているが,経年の資料を見ることができたらおもしろいと思う。


<西嶋委員>
 アンケートの回収率はどのようなものか。


<事務局>
 4から5割程度である。


<藤澤委員>
 無作為抽出を行って男女比等の均等なデータは集まるのか?


<事務局>
 結果としてほぼ均等になる。


<藤澤委員>
 「市民活動」や「公益的」などの言葉がアンケートに出てくるようだが,「市民活動」の度合いや「公益的」の判断が難しい。一般の市民の感覚だと,言葉が堅すぎると堅い答えを記入しないといけなく感じて回答しにくい。
 具体的に「市民参加」とはこういうものだという説明を加え,設問の言葉を柔らかくしたほうが良いのではないか。


<事務局>
 言葉の定義等を明確にしたうえでアンケートを行いたい。


<宗田委員>
 市民参加の定義とは何かということだが,個々の活動について市民参加であるかないかの線引きをしてしまうのは良くない。そのような線引きをしない形で市民意識調査をしてもらいたい。自治連合会の活動や社会福祉協議会の地域活動も市民参加,PTA活動も市民参加,NPOなども市民参加といえるだろう。


<宇戸委員>
 市民活動と社会活動の違いの問題もある。決め付けてはいけないが定義はあるのか。


<宗田委員>
 定義はないと思うが,(一定の解釈として)NPO法が定めるところを市民活動ということはできるであろう。ただし,京都は昔からの市民活動に依存している部分が大きく,必ずしも当てはまらない。


<事務局>
 アンケートには「どういった公益的活動に参加されているか」という設問があり,自治体活動やNPO活動等の該当項目をチェックしてもらうことになっており,公益的活動をかなり   広く捉えている設問になっている。


<不破委員>
 お世話をしている側だけのアンケートにするのではなく,講演会などに参加しているだけの方もアンケートの対象に入れてはどうか。「催しに参加したことがあるか」等もアンケートの設問に入れてはどうか。


<宗田座長>
 京都市では審議会の公開を行っているが,それは審議会に傍聴者が集まってくれることで初めて成り立つことである。講演会等に参加されているような方もアンケートの対象にしてはどうか。


<江田委員>
 公募委員として参加するに当たって改めて「市民参加とは何か」という気持ちを持った。「公益的」という言葉は使わないほうがよいと思う。
 まず,市民がどのような活動に参加しているのかということを掴んだうえで,そのうえで市民参加とは何かを考えるのも一つの方法だと思う。


<宗田座長>
 市民が何を市民参加と考えているかということからスタートするという江田委員の意見に賛成だ。
 事務局は,本日の意見を十分に反映してアンケートを行っていただきたい。今後,アンケートの実施までの間に,事務局と私で相談しながら委員の皆さんの御意見を調整させていただきたいと思うが,それでよいか。
  → 特に意見なし
 それではそのように進めていくこととする。アンケートの結果がまとまり次第,報告をお願いしたい。
 

(2)平成16年度の市民参加の取組について(続き)
イ ワークショップ
ウ 電子会議室「みやこeコミュニティ」
エ 京都市政出前トーク

 

[説明要旨]
 資料7に基づいて,今年度ワークショップ事業が政策重点化枠として予算措置されたことを説明し,今後開催される自主勉強会でワークショップを実施することもできる旨を説明した。
  参考資料2に基づき,電子会議室の昨年度の試行実施時の取組状況及び16年度に本格実施を行うために運営委員会の設置する予定であることを説明し,浅野委員,米丸委員に加えて,フォーラム委員から新たに3名の運営委員を選出いただくよう依頼し,宗田座長と相談をしていくことを報告した。
 参考資料3に基づき,平成15年度の「京都市政出前トーク」の実施結果を説明し,平成16年度については6月下旬から実施していくことを説明した。

 

[意見交換]
<宗田座長>

 まず,ワークショップについては機会があれば現場を見に行っていただきたい。フォーラムでも,ワークショップの活用方法を含めて,検討していきたい。
 電子会議室については,最低3名の委員の方に御協力をお願いしたいと考えている。委員に就任いただくと何かと御苦労を掛けるが,一般参加者としての登録,発言も含めて積極的に御協力いただきたい。


<西嶋委員>
 電子会議室は,今年度も昨年度と同じテーマで実施するのか。


<事務局>
 現在,各局区等にテーマ照会を行っている。テーマの設置については電子会議室の運営委員会の中で話し合っていきたいと思う。


<宗田座長>
 試行実施時には「市役所ひろば」だけを開設していた。次の課題として「市民ひろば」の開設等があげられるが,電子会議室そのものの活性化も含めて運営委員会で検討していきたい。


<長谷川委員>
 昨年,リニューアル用のページを作成していたと思うが,それはどうなったのか。
 試行実施時に登録した人にも再度,登録をしてもらうのか。


<事務局>
 新しいページについては本年度の本格実施時に更新する予定であり,試行実施時に登録されている方の登録については,できるだけ手間を省く方法を考えたい。

 

7 その他
→ 特に意見なし

 

8 閉会
<宗田座長>

 それでは本日はこれで閉会とさせていただく。
 委員の皆さん,御協力ありがとうございました。

お問い合わせ先

総合企画局 政策推進室 市民参加推進担当
電話: 075-222-3178 ファックス: 075-213-0443

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