大学のまち・わくわく京都推進計画

　京都市では，大学のまち・京都推進懇談会（座長：長尾真京都大学前総長，副座長：八田英二財団法人大学コンソーシアム京都理事長）の提言「大学のまち・わくわく京都推進計画」の提出を受け，同提言を，大学のまち京都を推進する新たな計画として位置付けました。
　「大学のまち・京都推進懇談会」は，1993年に策定された「大学のまち・京都21プラン」の成果を踏まえ，「大学のまち京都」の更なる発展を図るために，今後，大学・地域社会・産業界・行政がそれぞれの役割を果たしながら，パートナーシップで新たに取り組むべき課題や施策について検討を行い，提言を取りまとめることを目的として設置されたものです。同懇談会では，各界各層の委員により検討が重ねられ，パブリックコメント・愛称募集を経て，今後，概ね10年間に取り組むべき事業について取りまとめられました。

　この計画では，「大学のまち京都」のビジョンとして「世界に誇る「大学のまち」を将来像に掲げています。1200年の歴史が持つ有形・無形の全ての資源と多様な大学の連携により，大学のまちの個性を創出し，世界に向けて積極的な情報発信ができるまちを将来の目標とし，その具体像として「「世界に通用する大学」集積するまち」「「世界に誇る地域教育力」を持つまち」「「グローバルな産業」を生み出すまち」「「世界から集まる学生」が交流するまち」がイメージとして示されています。
　今後は，このビジョンの実現に向けた具体的な取組を「魅力ある大学づくりと大学のまちの発信」「多文化交流時代に対応した人材の集積と交流の促進」「産学公地域連携による活力あるまちづくりの推進」「魅力ある「学生のまち」の充実と地域との交流促進」の4つの視点を持ち，大学や関係機関とのパートナーシップのもと事業に取り組んでまいります。