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市長記者会見(2005年11月2日)

ページ番号13809

2023年4月12日

平成17年11月2日桝本市長定例記者会見資料

はじめに

 

 本日は,皆様にお知らせしたいことが2点ございます。
 1点目は,「バイオマスを活用した水素ガス生成」について,
 2点目は,「歴史都市・京都から学ぶジュニア日本文化検定の創設」についてでございます。


1 バイオマスを活用した水素ガス生成について

 

 まず,はじめに「バイオマスを活用した水素ガス生成について」でございます。
 京都市では,地球温暖化対策とごみ減量・循環型社会の実現を環境政策の柱に据え,これらの実現に大きな効果が期待できるバイオマスエネルギーの研究・事業化に本格的に着手し,バイオディーゼル燃料化事業などで大きな成果を挙げてまいっております。
 このバイオマスは,生物由来資源であり,焼却利用しても大気中総体のCO2の増加には繋がらず,併せて化石燃料資源の抑制にも寄与する「脱温暖化」の切札でございます。
 京都市のごみ処理状況に照らし合わせてみますと ,本市で発生する一般廃棄物のうち,約40%が生ごみ類のバイオマスで,現在,焼却処分している生ごみ類をエネルギーに変換することができれば,焼却ごみの大幅な削減と環境に優しいエネルギー確保という総合的な環境政策を大幅に前進させることができます。
 一方,新たなエネルギー開発の分野に目を向けてみますと,燃焼反応を伴わず ,水しか排出されない燃料電池の研究が民間企業を中心に進められておりますが,燃料電池に使用する水素ガス自体は,化石燃料から生成されているのが実情であります。
 そこで ,京都市では,大きな可能性を秘めた「水素ガス」をバイオマスから生成し,燃料電池に活用する研究に,京都大学,環境省,バイオガス研究会と合同で取り組んでいくことといたしました。
 このたびの研究は,新たな研究施設やプラントを設置するのではなく,既存施設である旧西部クリーンセンター,バイオガス化技術実証研究プラント,廃食用油燃料化施設の3つの施設を有効に活用して実施することとしており,具体的には次の2つの実証研究を行ってまいります。
 1つ目の実証研究といたしましては,収集した家庭ごみを旧西部クリーンセンターに搬入し,そこでバイオマスエネルギーとして活用できる生ごみ類と活用不可能なごみに分別いたします。
 そして,生ごみ類については,事業系の生ごみや紙類のバイオガス化実証実験ですでに成果を挙げている下鳥羽のバイオガス化技術実証研究プラントに搬入します。そこで,発酵処理を施し,メタンガスを主成分とするバイオガスを発生させ,変換装置により水素ガスに変換させようとするものでございます。
 2つ目の実証研究は,廃食用油燃料化施設においてバイオディーゼル燃料を製造する際に発生するグリセリンという物質を取り出し,バイオガス化技術実証研究プラントでバイオガスを発生させ,変換装置を介して水素ガスに変換するというものであります。
 事業系ごみではなく,家庭ごみを使用する1つ目の研究,並びに,グリセリンを使用する2つ目の研究,のいずれも全国初の試みであります。
 現在,バイオマスから水素を生成し,発電するには,品質や効率,コスト,普及など多くの点で課題がございますが,私は,すでに実証研究プラントでバイオガス生成技術を確立しているノウハウを最大限活かしまして,バイオディーゼル燃料化事業と並ぶ第二の柱として,バイオマスからの水素生成による新エネルギーの活用を本市の重要政策のひとつに位置付けてまいりたいと考えております。
 そのため,国内トップレベルのノウハウを持った京都大学や環境省,企業,そして京都市の産・学・公が一体となって,構想づくりに取り組み,温室効果ガス削減10%の目標年としております平成22年を目途に ,バイオマスから水素を生成する技術を実用可能レベルに引き上げたうえで,平成25年度に建て替え・稼動を予定しております南部クリーンセンター第二工場に計画しているバイオガス化プラントにおいて,水素生成及び燃料電池による発電を目指してまいります。
 また,その成果を踏まえ,今後整備する他のクリーンセンターにもバイオガス化技術を活かしてまいりたいと考えており,脱焼却による焼却ごみの減量とバイオマスエネルギーの積極活用を図ってまいります。
 こうした自治体の枠組みを超えた戦略的なバイオ活用政策の推進により,全国をリードする「環境共生型都市・京都」を実現してまいる決意です。

 

2 「歴史都市・京都から学ぶジュニア日本文化検定」の創設

 

 次に, 「歴史都市・京都から学ぶジュニア日本文化検定」の創設についてでございます。
  1200年を超える悠久の歴史に育まれた京都は,山紫水明の自然や景観の中で,茶道・華道などの日本文化が暮らしに息づく,世界でも有数の歴史都市であり,このような優れた文化を守り,次代に継承していく子どもたちを育むことは,市政を預かる者としての大きな責務でもございます。
  そこで,こうした文化を子どもたちが学ぶ機会として,「 歴史都市・京都から学ぶジュニア日本文化検定」を創設し,平成18年,来年の秋から実施することといたしました。
  これは一大ブームを巻き起こしました京都商工会議所主催の「京都・観光文化検定」の言わばジュニア版とも申すべきもので,検定の対象は,主に小学生・中学生を想定しておりますが,学年や習熟度に合わせて,複数のコース設定を行い,親子や兄弟・姉妹などの家族,あるいは京都市外の子どもたちにも楽しみながら受検をしていただけるよう工夫を凝らしたいと考えております。
  また,検定が知識の習得と評価に終始するのではなく,子どもたちの創造力の向上につなげていくための機会にもしてまいります。
  そのため,検定内容は,歴史遺産や伝統文化,産業,ならわしなど,歴史都市・京都に関する知識の定着度を判定する筆記試験に加えまして,出題範囲内での体験を通じて学んだことを作文にまとめてもらい,知識と体験を併せて判定することを,本検定の大きな特徴としております。
  もう一つ,私がこの取組で留意しましたことは,これを単なる検定に終わらせず,市民ぐるみで京都の伝統や文化を引き継ぐ子どもたちを育てる,そういう検定にしようということでございます。
  そのため, 経済・観光,芸術文化,学校など,様々な分野から京都をこよなく愛される英知に結集いただき,「歴史都市・京都から学ぶジュニア日本文化検定推進プロジェクト」を設置いたします。
  そして,このプロジェクトは二つのネットワークに支えていただくこととしており,一つは,テキスト類の執筆活動を教職員の任意の研究会に担っていただきます。いま一つは,自主性を尊重した子どもたちの体験をサポートする体制であり,これは, お茶やお花 などの地域の専門家や団体など広く市民の皆様にお願いしてまいります。
  このことにより,教育先進都市・京都が持つノウハウと豊かな地域コミュニティが相まって,いわば市民ぐるみによるジュニア検定を作ることができると考えております。
  プロジェクトの皆様をはじめ,市民の皆様とともに全国に誇るジュニア検定を構築することによって,子どもたちが,京都はもとより我が国 の伝統的文化を創造的に学び,このまちをよりよいまちにしていこうという意欲やこれを次代に伝えていこうという気持ちを育む一方,全国の子どもたちに日本文化の宝庫であります京都文化への関心を深めていただき,京都の文化や景観を国を挙げて守り活かす「京都創生」の裾野を広げることにもつなげてまいる決意でございます。

私からは,以上でございます。

 

平成17年11月2日(市長記者会見資料)

 

京都市
環境局施設部施設整備課
TEL 212-8500

 

バイオマスを活用した水素ガス生成について
~全国初 脱温暖化社会への新たなチャレンジ ! ~

 

  京都市では,これまでから,環境政策の柱に据えている地球温暖化対策とごみ減量・循環型社会の実現に向けて,バイオマス(生物由来資源)の研究・事業化に本格的に着手し,「バイオディーゼル燃料化事業」や「バイオガス化技術実証研究事業」を展開するなど,大きな成果を挙げてきています。
  一方,新たなエネルギー開発の分野として,燃料電池の研究が進められていますが,使用する水素ガスは,化石燃料から生成されている現状にあります。
  そこで,本市では,化石燃料の代替エネルギーとして大きな可能性を秘めている「水素ガス」をバイオマスから生成し,燃料電池に活用する研究に着手することとしました。今後,京都大学をはじめ産・学・公の連携の下,研究の実用化に向けて取り組んでいきます。

 

 

1 研究の概要

 

(1)開催日時   
平成平成17年11月7日(月)
(2)研究体制   
京都市,京都大学(環境保全センター及び大学院工学研究科),
環境省(国立環境研究所),バイオガス研究会
(3)利用施設
旧西部クリーンセンター(敷地の一部を活用),廃食用油燃料化施設,
バイオガス化技術実証研究プラント
(4)研究内容 ~ いずれも全国初の実証研究 ~
ア 家庭ごみから水素ガスを生成する研究

 

研究の概要

 

1.バイオマス収集・選別工程    旧西部クリーンセンター(敷地の一部を活用)
役割分担 : 京都市,バイオガス研究会

 ごみ収集車2台程度の家庭ごみ(3t)を週4日(ごみ収集日),旧西部クリーンセンターへ運搬する。
破袋機(ごみ袋を破る機械),破砕分別機により,発酵(バイオガス化)に適した生ごみ等と,ごみ袋やプラスチック容器等の不適物とを選別する。

 

2.バイオガス発酵工程   バイオガス化技術実証研究プラント
役割分担 : 京都市,バイオガス研究会

 生ごみ等のバイオマスをバイオガス化技術実証研究プラントへ搬送し,発酵させてバイオガスを取り出す。

【家庭ごみ3t → バイオマス2t → バイオガス400立方メートル以上】

 

3.水素変換工程   
役割分担 : 京都大学,国立環境研究所

 バイオガスを変換して水素ガスを生成し,燃料電池での発電などに活用する。

【バイオガス400立方 → 水素ガス500~600立方】
  イ 廃グリセリンから水素ガスを生成する研究

 

廃グリセリンから水素ガスを生成する研究

1.廃グリセリン収集工程    廃食用油燃料化施設
役割分担 : 京都市

 バイオディーゼル燃料を精製する過程で,副産物として発生する廃グリセリンを収集する。

 

2.バイオガス発酵工程 及び 3.水素変換工程
役割分担 : 京都市,バイオガス研究会
「ア 家庭ごみから水素ガスを生成する研究」と同内容
【廃グリセリン1,000立方メートル → バイオガス400立方メートル → 水素ガス500~600立方メートル 】

 

(5)研究の総経費(平成17年度)
推定1億5,000万円程度うち,バイオガス研究会へ国庫補助 約3,500万円
(旧西部クリーンセンターでの破袋機,破砕分別機を用いた選別作業,実証研究プラントへの運搬及びプラント運営に要する経費相当額 )  

 

2 今後の取組

 

 京都市で発生する一般廃棄物の約40%を占める生ごみ類をバイオマスとして活用し,「水素ガス」に変換することにより,

  1. 焼却ごみの大幅減量
  2. 環境にやさしいエネルギーの確保
  3. 温室効果ガス排出量の削減

という総合的な環境政策を推進していく。
 水素生成と燃料電池による発電には,品質や効率等の技術,コスト,普及など多くの課題があるが,実証研究プラントでの成果等を活かしながら,本市が京都大学や環境省,関連企業との連携の下,構想を策定し,実用化を目指した取組を進めていく。
大学や環境省,関連企業との連携の下,構想を策定し,実用化を目指した取組を進めていく。
(1)  研究の着実な推進 
研究結果を検証し,より高品質で効率の良いバイオガス,水素ガス生成のノウハウの蓄積を進める。
(2)  研究の拡大 
研究分野では,豊富な林産資源など,未利用のバイオマスから水素を生成する研究へと範囲を拡大し,実用化を目指す。
(3)  施設の整備等 

  • 平成22年(温室効果ガス排出量削減10%の目標年)  
    生ごみ類や廃グリセリンからの水素生成技術を実用可能レベルへ 
  • 平成25年  
    建て替え予定の南部クリーンセンター第二工場に併設を計画している「バイオガス化プラント」
    において,水素ガス生成,燃料電池による発電を目指す。
  • その成果を踏まえ,今後整備する他のクリーンセンターにもバイオガス化技術を活かし,脱焼却によるごみ減量とバイオマスエネルギーの積極活用を図る。

 

(別紙)

 

バイオマス・水素を活用するメリット

 

1.CO2削減効果

  • バイオマスを活用することにより,もともと大気中にあるCO2を循環し,増加させないため,温室効果ガス排出量の削減に資する。また,化石燃料資源の抑制にも寄与する。
  • 他方,化石燃料を使うと,地中に蓄積されているCO2を大気中に排出するため,温室効果ガス排出量が増加する。

 

2.発電効率が高い

発電効率が高い
 燃 料水素
燃料電池による発電水素40~60%
火力発電化石燃料
(石油など)
30~50%

※発電効率とは,「燃料が持つエネルギー」(燃焼時に出る熱エネルギー)に 対する生み出した電気エネルギーの割合。

 

3. 環境にやさしい
 燃料電池による発電は,燃焼反応を伴わず,水しか排出されないため,騒音,振動がなく,空気も汚れない。

 

【参 考】民間企業における燃料電池技術開発との相違 

  • 燃料電池自動車
    化石燃料である都市ガスを変換し,水素生成
  • 家庭用燃料電池
    化石燃料である天然ガスを変換し,水素生成
  • 小型電子機器向け燃料電池(ノートパソコン,携帯電話などのバッテリー代替)
    石油から作るメタノールを変換し,水素生成
矢印

京都市が今般着手する取組は, バイオマスから水素を生成するため,化石燃料を使用しない。 よって,温室効果ガス排出量の 削減により大きく貢献できる。

 

【参考1】 専門用語解説
○バイオマス

  • 動植物に由来する有機物で,再生可能なエネルギー資源
  • 現状,我が国では,バイオマス資源の大半が廃棄物として処理

○燃料電池

  • 動植物に由来する有機物で,再生可能なエネルギー資源
  • 現状,我が国では,バイオマス資源の大半が廃棄物として処理

○変換装置

  • メタンガスと水蒸気を高温で化学反応させて,水素を発生させる装置
  • 通常,燃料電池と一体の装置

○(廃)グリセリン

  • 廃食用油の燃料化に伴って発生
  • 天然の皮膚成分のひとつで,アルコールの一種
  • 医薬品や食品,化粧品に欠かせない素材 s

 

【参考2】 関係施設
○旧西部クリーンセンター

  • 所在地 西京区大枝沓掛町
  • 平成16年度末に耐用年限を迎え,現在休止中

○バイオガス化技術実証研究プラント

  • 所在地 伏見区下鳥羽円面田町
  • 敷地面積 約2,200立方メートル
  • 運営主体 バイオガス研究会,京都市
  • 平成11年度から稼動
  • 平成16年度までに,事業系の生ごみや紙類のバイオガス化を実証済み
  • 処理能力は,1日当たり3トン

○廃食用油燃料化施設

  • 所在地 伏見区横大路千両松町(南部クリーンセンター構内)
  • 敷地面積 約1,900立方メートル
  • 昨年6月,京都市が政令市で初めて建設した,自治体では最大の施設
  • 高品質なバイオディーゼル燃料(京都スタンダード)を供給し,ごみ収集車や市バスの燃料として使用

 

【参考3】 専門用語解説
○バイオガス研究会

  • バイオガス化技術の調査,研究を実施している団体
  • (株)タクマ,川崎重工業(株),日立造船(株)のプラントメーカー3社,京都市,京都大学が参画
  • アドバイザーとして大阪ガス(株)も参画

○国立環境研究所

  • 環境問題の研究,環境情報の提供などを行っている,環境省所管の独立行政法人
  • 環境問題の研究,環境情報の提供などを行っている,環境省所管の独立行政法人

 

平成17年11月2日(市長記者会見資料)

 

京都市
教育委員会生涯学習部家庭地域教育支援担当
TEL 222-3590

 

「歴史都市・京都から学ぶジュニア日本文化検定(通称:ジュニア京都検定)」の創設について
~「知識」+「体験」で,京都から市民ぐるみで日本文化を引き継ぐ子どもたちを育みます~

 

 京都は,山紫水明の自然や景観の中で,日本文化が暮らしに息づく世界でも有数の歴史都市であり,このような優れた文化を守り, 次代に継承していく子どもたちを育むことは京都の責務です。
そこで,こうした文化を子どもたちが学ぶ機会として「歴史都市・京都から学ぶジュニア日本文化検定」を創設し,推進プロジェクトや教職員の研究会,地域の専門家等の協力を得て,平成18年秋から実施します。
 この検定は,小中学生を主な対象とし,「京都・観光文化検定」のジュニア版ともいうべきもので,学年や習熟度に合わせ複数のコースを設け,家族ぐるみや京都市外の子どもたちも受検できます。
 また,歴史都市・京都に関する筆記試験に加え,自分の興味を持った分野であらかじめ行った体験活動に関する作文も併せて判定します。
 この「ジュニア京都検定」を通じて,京都の優れた文化や景観を次代に伝え,国を挙げて守り生かす「京都創生」の取組の裾野を広げることにもつなげてまいります。

 

 

1 名称

「歴史都市・京都から学ぶジュニア日本文化検定(通称:ジュニア京都検定)」

 

2 目的

 京都のまちが有する日本の伝統や優れた文化を学び,体験することにより,京都をよりよいまちにしていこうという意欲や,次代に伝えていこうという気持ちをもった子どもたちを育む。

 

3 特徴

(1)知識と体験を併せて判定
 テキストを通して学ぶ日本の伝統や文化の知識を問うだけでなく,学んだことから興味をもった内容について体験活動を行い,それをまとめた作文により,知識と体験を併せて判定する。
(2)市民ぐるみで支える検定
 実施主体には京都の各界の代表者からなるプロジェクトが核となり,教職員の自主的研究会や地域の専門家等の協力を得て運営する。

 

4 事業内容

(1)実施時期
平成18年秋(予定)
(2)対象
基本的に小・中学生を想定。
*地域制限なし(京都を訪れる修学旅行生等の受験も可能)
(3)検定の流れ
 主にテキストから出題される筆記試験と,テキストのジャンルを中心とした体験活動に関する作文を課す。合否は筆記試験と作文を総合して判定し,合格者には認定証を交付する。

<検定の流れ イメージ図>

<検定の流れ イメージ図>

 

<筆記試験>
 主にテキストに含まれる歴史,伝統文化,芸術,生活・催事,寺院・神社等のジャンルから出題し,知識の定着度を判定する。
 なお,学年や習熟度に応じて3段階のコース(基礎,発展,名人(仮称))を設定する。
<体験活動・作文>
 筆記試験のジャンルを中心に興味を持った分野を選び,各自が決めた内容で行った体験活動をテーマとして作文を課す。
 事務局や協力者から体験活動に関する情報提供,また必要に応じて体験活動をスムーズに進めるためのサポートを行う。
 ※協力者
 「みやこ子ども土曜塾」とも連携し,幅広い分野で活躍する市民に,子どもたちの体験活動への協力を呼びかける。
●地域の指導者や専門家(茶道,華道,和楽器等の指導者,伝統工芸士,歴史研究サークル,博物館学芸員など)
●「みやこ子ども土曜塾」に携わる市民団体等

 

5 推進体制

<ジュニア京都検定 推進体制イメージ図>

<ジュニア京都検定 推進体制イメージ図>

(1)実施主体「歴史都市・京都から学ぶジュニア日本文化検定」推進プロジェクト
様々な分野から京都の英知を結集し,検定の全体企画や振興管理,具体的な運営を行う。
<委員構成>(別紙参照)
委員16名(市田ひろみ おこしやす京都委員会委員長ほか)
顧問 8名(村田純一 京都商工会議所会頭,桝本頼兼京都市長ほか)
事務局:教育委員会生涯学習部
<推進プロジェクトの担う役割>
 検定のあり方の検討,検定の普及・啓発,体験活動のあり方の検討と協力者への呼びかけや実施に向けたサポート体制づくり
(2)知識分野(テキスト等作成)
 市立小中学校教員の自主的研究会(小学校社会科教育研究会等,約130人体制)が中心となり「ジュニア京都検定テキストブック」を執筆。
(3)体験分野(体験のサポート等)
 プロジェクトの協力要請に応じた幅広い分野の市民(地域の専門家等)が,子どもたちの体験活動をサポート。

 

6 今後の予定
平成17年

11月10日 

プロジェクト会議の設立
午前11時から  京都市役所第一応接室

 

平成18年

3月末    

「ジュニア京都検定テキストブック」刊行
4月     

ジュニア京都検定実施要項発表
秋      

ジュニア京都検定実施

 

(別紙)

プロジェクト

お問い合わせ先

京都市 総合企画局市長公室広報担当

電話:075-222-3094

ファックス:075-213-0286

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