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市長記者会見(2003年1月5日)

ページ番号13607

2023年4月12日

平成16年1月5日 桝本市長年頭記者会見資料

はじめに

 

 皆さん,新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 本日は,年頭の記者会見でございますので,まず,最初に私の「年頭に当たっての抱負」を申し上げます。そしてそのあと,「地下鉄東西線六地蔵~醍醐間の開通」と「市民水の日制定記念事業及び岡崎桜回廊十石舟めぐり」について,お知らせいたします。

 

1 年頭に当たっての抱負

 

 まず,平成16年の市政推進にあたっての私の抱負でございます。

 昨年はイラク問題が世界平和を脅かし,改めて「平和」の尊さを実感したところでございます。イラク復興が平和裡に進められ,真の国際平和が実現することを心から願っている次第でございます。

 また,経済情勢について,厳しい雇用・所得環境により個人消費の低迷が懸念されるなど楽観できない面もございますが,月例報告では,2箇月連続して「景気は持ち直している」とされるなど一部に明るい兆しも見えつつあり,順調に回復することを期待いたしております。

 私は,年頭に当たり,今年こそ「平和の実現」と「経済の回復」により,「明るい希望の持てる一年」にしたいと切に願っている次第でございます。

 さて,京都市政に目を移しますと,昨年は,私の市長2期目の最終年度,そして,市民の皆様にお示しした「基本計画推進プラン」の中間年度を迎えるという誠に重要な年でありました。
 未曾有の財政難のもと,4年連続となる減額予算を組まざるを得ない苦境にございましたが,職員の人件費削減を中心とする緊急対策や大胆な行財政改革,そして,政策の「選択と集中」の徹底により,必要な財源を何とか確保し,市民生活と京都の発展に必要不可欠な政策を推進することができました。

 昨年実現した事業の中から,私の印象に強く残るいくつかを申し上げます。

 中小企業への支援策として京都市の提案によって府市協調で創設しました「中小企業あんしん借換融資制度」は,1年足らずで1,400億円を超えるご利用をいただき,中小企業の倒産防止に大きな役割を果たしたところでございます。また,新しい京都の夜の風物詩として市民の皆様とのパートナーシップで実施した「京都・花灯路」は,70万人もの方々に堪能いただき,京都観光の活性化に寄与することができました。また,第3回世界水フォーラムの成功は,世界各地における水問題の解決に向けた具体的な行動の出発点となったところでございます。
 更に,「京都産学公連携機構」の設立や,「京都大学桂キャンパス」の開校,桂イノベーションパークにおける「(仮称)研究成果活用プラザ京都」や,更に大学連携型インキュベータ「(仮称)京大桂ベンチャープラザ」などの整備は,大学の集積と「ものづくり都市」という京都の都市特性を活かしたベンチャー企業や新産業の創出に大きな弾みをつけるものであり,大いに期待いたしております。
 昨年の成果の中でも,とりわけ今後の京都市政にとって重要な意味合いを持つと考えているものが二つございます。
 一つは,市民参加推進条例の制定と,「ひと・まち交流館 京都」のオープンでございます。これは,私が市長就任以来,市政推進の基本に据えております「市民参加」を将来にわたって京都市政推進の基本原則とするもので,条例制定を契機に市民参加を促進する各種の政策を一層推進するとともに,「ひと・まち交流館京都」を中核施設として多彩な市民活動を支援してまいりたいと考えております。
 今一つは,「国家戦略としての京都創生」の提言でございます。日本の象徴である京都の歴史・文化を守り活かすための努力を重ねてきたわけでありますが,京都だけの努力には限界があることから,国家戦略として取り組むことの重大性とその道筋を示していただきました。その趣旨に賛同いただく「京都創生百人委員会」は250名を数えるに至っており,「存在感のある世界の京都」であり続けるうえで,大きな第一歩を踏み出したところでございます。
 そして,新しい年が幕を明けました。
 私の市長2期目の任期は,2月24日まででございます。まずは,厳しい経営環境にある中小企業の皆様の支援をはじめ,京都経済の再生に万全の策を講じるとともに,4年前にお約束した
 160の市長公約の総仕上げと,基本計画推進プランの実行に全力投球をいたします。
 そして,これを一つの区切りとしたうえで,来る市長選挙において,8年間の実績と,「7つの基本政策」に基づく「ますもとマニフェスト」を市民の皆様にお示しして,何としても選挙戦を勝ち抜き,市民生活の安心・安全を将来にわたって確保するとともに,世界に誇る「光り輝く京都」を実現してまいりたいと考えております。
 また,地方分権社会の実現を目指し,年末に,指定都市市長会を新たに発足させ,副会長の重責をお受けいたしました。「地方分権の時代」を迎えたとは言え,掛け声ばかりが先行し,「真の地方の時代」にはほど遠い状況にあります。全国の指定都市との連携を密にしながら,大都市制度が着実に前進するよう,国への提言等を充実・強化させてまいりたいと考えております。
 京都は,まちをこよなく愛する市民の皆様の情熱と叡智と力で発展してきたまちでございます。激動の時代にあって,市民の皆様のお力を借りながら,私が先頭に立ち全職員が総力を挙げて臨めば,必ず道は開けます。本年も引き続き「立ち向かう楽観主義」と「プラス思考」で挑戦してまいりたいと決意を新たにいたしている次第でございます。


2 地下鉄東西線六地蔵~醍醐間の開通

 

 次に,「地下鉄東西線六地蔵~醍醐間の開通」についてでございます。
 地下鉄東西線は,平成9年10月に醍醐~二条間が開業して以来,京都市民の足として,毎日12万人の方々にご利用いただいている重要な交通機関でございます。
 京都市では,JR奈良線や京阪宇治線との結節による広域的な鉄道ネットワークを形成し,より利便性の高い鉄道輸送を実現するため,地下鉄東西線の六地蔵~醍醐間の延伸事業を平成11年10月から進めてまいりました。
 当初計画では,平成16年秋の開通を目標としておりましたが,平成14年1月,石田駅工区の掘削工事中に予期せぬ異常出水が発生したことから全体工程を見直す必要性が生じ,完成時期を平成16年12月末といたしておりました。
 その後,厳正な進行管理と徹底した建設費の縮減に取り組み,昨年5月には六地蔵~醍醐全区間のトンネルが貫通し,土木工事がほぼ完了した9月に建設費の点検を行いました結果,当初見込んでおりました総建設費712億円を世界初となる大断面矩形シールド工法の導入などにより100億円削減し,612億円の見込みとなりましたことは,皆様ご案内のとおりでございます。
 工事の進捗につきましても,夜間作業の実施や並行工事の採用などにより順調に進み,1箇月以上の工期短縮が図れることとなり,その結果,本年11月中旬に営業開始のための準備が整い,トンネル及び駅施設等の検査を経て,平成16年11月末に開通できる見込みとなりました。
 また,仮称としておりましたこの区間に新設されます2つの駅の名称は,「六地蔵」と「石田」に決定いたしました。
 本事業は,多様な都市活動を支える京都の発展に必要不可欠な交通基盤整備でございます。昨年11月30日に開催いたしました六地蔵~醍醐間の軌道を歩きながら見学をする「トンネルウォーク」には,募集1,000人に対し,6,000人を超える皆様からご応募をいただくなど,市民の皆様の大いなる期待と関心を実感したところでございます。
 こうした市民の皆様の熱いご期待に応えるため,今後,駅設備工事や車両の試運転など,開通に向けた準備に万全を期してまいります。

 

3 「市民水の日」制定記念事業及び「岡崎桜回廊十石舟めぐり」

 

 次に,-2004年京都の春 水の語らい-「市民水の日」制定記念事業及び「岡崎桜回廊十石舟めぐり」でございます。
 昨年3月,京都市を中心として開催されました「第3回世界水フォーラム」には,世界183の国・地域から,2万4千人を超える人々が集い,閣僚級国際会議や351に上る分科会,更には,市民参加による本市独自の様々な事業などにより,熱心な討議や交流が繰り広げられ,大成功のうちに幕を閉じました。
 京都市では,この世界水フォーラムを契機に高まった水問題への関心を一過性のものとせず,また,将来にわたって水問題に対して積極的に貢献するため,「京都市・国際ソロプチミスト京都 世界水大賞」を創設するとともに,平成16年から国連水の日である3月22日を「市民水の日」に定めることといたしました。この度,その「市民水の日」制定記念事業の概要がまとまりましたので,お知らせいたします。
 一つ目は,「京都・水フォーラム」でございますが,これは,京都はもとより,世界の水事情,水問題を学び,市民の皆様が具体的な行動を起こしていただくための討議や交流を2日間にわたって行うもので,水にちなんだ体験や水・自然環境の保全に関する市民の皆様の取組を紹介いただく「水との共生3行レター」もあわせて募集いたします。
 二つ目は,「水をめぐる散策と語らい」でございます。これは,京都における文化・歴史と水の関わりを,身近に感じていただくため,岡崎と伏見において,散策と「京都の水」に造詣が深い講師による語らいを実施してまいります。
 そのほか,関連事業といたしまして,岡崎公園一帯での「春をよぶ・水辺美化ウォーキング」と「環境防災水利~命の水対策~」を開催することといたしております。
 次に,「岡崎桜回廊十石舟めぐり」でございます。
 これは,「第3回世界水フォーラム」を記念して建造され,昨年3月に18日間,記念事業として岡崎の疏水で運航し,期間中,会議出席者や市民の皆様など延べ3,500人の方々にご乗船いただき,好評を得ました,名前が水古都(みこと)と水都季(みずき)という木造和船十石舟2艘を春爛漫,桜のもとで運航させるもので,先人の営みを振り返りながら山紫水明の都・京都の春の風情をご堪能いただきたいと存じます。
 以上,こうした事業を通じて,生命に欠かすことのできない貴重な資源である「水」の恵みの重要性をしっかりと将来に伝え,合わせて,華やぎに満ちた京都の春を演出してまいりたいと考えております。
 なお,各事業についての募集案内は,順次発表させていただきます。

 

 私からは,以上でございます。

 

(市長記者会見資料)

 

平成16年1月5日
京都市
交通局高速鉄道部
交通局建設室
822-9176

 

地下鉄東西線六地蔵~醍醐間の開通について

 

 地下鉄東西線は,平成9年10月に醍醐~二条間が開業して以来,京都市民の足として,毎日約12万人の方々が利用する重要な交通機関です。

京都市では,地下鉄東西線の六地蔵~醍醐間の延伸事業を平成11年10月から進め,当初,平成16年秋の開通を目標としていましたが,平成14年1月,石田駅工区の掘削工事中に異常出水が発生したことから,全体工程を見直し,完成時期を平成16年12月末としました。

その後,工事は順調に進捗し,軌道工事における夜間作業の実施,信号テスト及び操縦訓練期間の短縮等により,1箇月以上の工期短縮が図れ,その結果,本年11月中旬に,営業開始のための準備が整い,本年11月末に開通できる見通しとなりました。また,新設する2つの駅名を,「六地蔵」,「石田」に決定しましたので,下記のとおりお知らせします。



1 開 通
平成16年11月末

 

2 整備概要
区  間:六地蔵~醍醐<別紙のとおり>
鉄道事業免許:平成10年5月取得
工  期:平成11年10月~平成16年11月末
延  長:2.4km(京都市域 1.9km,宇治市域 0.5km)
施  設:六地蔵駅と石田駅の2駅
建設費:612億円

 

3 工期の短縮

 

工期の短縮

項目

     工期短縮理由

短縮日数

軌道工事

<実施済>

・夜間作業を実施

・精密な測量を行うことにより,工事区域を8区間に分割し,並行工事を実施

25日

信号テスト*1

<今後実施>

・夜間テストを実施

5日

車両試運転*2
及び操縦訓練*3

<今後実施>

・1日当りの運転回数を増加

7日


*1 信号テスト
 車両を走行させて,車両運転室に信号が正しく表示されるか,及び信号設備が正確に動作するかの確認テスト。
*2 車両試運転
 全ての車両を順次走行させて,自動列車運転装置などの車両機能,列車無線,ホームドア等について,正確に動作するかの確認テスト。
*3 操縦訓練
運転士の車両操縦訓練

 

4 新駅の名称

「六地蔵」

地下2階構造:地下1階コンコース,地下2階ホーム
出入口:4箇所(JR南側:1箇所,六地蔵奈良町交差点付近:3箇所) 
ホーム:島式,ホームドア有り

「石 田」
地下3階構造:地下1階機械室,地下2階コンコース,地下3階ホーム
出入口:4箇所(石田森東交差点付近:2箇所,合場川北側:2箇所)
ホーム:島式,ホームドア有り

(市長記者会見資料)

 

平成16年1月5日
京都市
建設局管理部建設総務課
222-4048
産業観光局観光部観光振興課
222-4133-2004年

 

-2004年京都の春 水の語らい-
「市民水の日」制定記念事業及び「岡崎桜回廊十石舟めぐり」

 

 昨年3月,京都市を中心とする琵琶湖・淀川流域を舞台に開催された「第3回世界水フォーラム」には,世界183の国や地域から2万4千人を超える人々が集い,熱心な討議や交流が行われ,大成功のうちに幕を閉じました。

 京都市では,この世界水フォーラムを契機に高まった水問題への関心を一過性のものとせず,また,将来にわたって水問題に対して積極的に貢献するため,昨年1月に「京都市・国際ソロプチミスト京都 世界水大賞」を創設するとともに,平成16年から国連水の日である3月22日を「市民水の日」と制定しました。

この度,「市民水の日」制定記念事業の概要等がまとまりましたのでお知らせします。

 

 

1 「市民水の日」制定記念事業
 市民の皆さんとともに,様々な視点から「水」について見つめ直す契機とし,水問題の解決に向けて自ら行動する意識を高めるため,「市民水の日(3月22日)」を中心に各事業を実施する。

 

<各事業の概要>

(1)「京都・水フォーラム」(特別協賛:京都北ライオンズクラブ)
 京都はもとより,世界の水事情や水問題を学び,参加者自身が具体的な行動を起こすための討議や交流を行う。

① 「世界の水事情」 ~子どもたち,現地からの報告~
カンボジアの水事情を現地で調査した子どもたちや,洪水に見舞われたプラハの状況等の報告や意見交換を通して,世界の水事情の一端を学ぶ。
日  時 

平成16年3月20日(土) 午後1時30分~4時30分

 

場  所 

京都会館 会議場

 

定  員 

約200人

 

募集等 

当日受付

 

運営協力 

子どもと川とまちのフォーラム
第3回世界水フォーラム事務局

 

② 『環(わ)のくらし』フォーラム~京都・水物語~
私たちの暮らす京都と水の関わりを,京都において水とともに育まれてきた文化・芸術等を通して考え,水の果たす多様な役割を考える。

日  時

平成16年3月21日(日) 午後1時30分~4時45分

 

場  所 

先斗町歌舞練場

 

内   容    

・パネルディスカッション
(パネリスト)嘉田由紀子さん(京都精華大学教授)

白幡洋三郎さん(国際日本文化研究センター教授)

村田吉弘さん(京料理店三代目主人)

・加藤登紀子さんの歌とトーク

 

定  員 

約500人

 

募集等 

事前申込制

 

主  催 

京都市,NHK京都放送局,京都新聞社

 

*「水との共生3行レター」募集

上記①,②の事業とあわせて,市民の皆さんの水への関心と「市民水の日」の気運を高めるため,各自の水にちなんだ体験や,水・自然環境の保全に関した取組を紹介いただく,水へのメッセージを募集し,「京都・水フォーラム」の実施や「京都市水共生プラン」の策定に当たり活用する。

(2)「水をめぐる散策と語らい」(特別協賛:京都北ライオンズクラブ)
 京都における文化・歴史と水との関わりを,身近なところから感じていただくため,岡崎と伏見において,講師のお話と散策を楽しむ集いを開催する。

① 岡崎・散策と語らい
琵琶湖疏水から庭園に水を取水している平安神宮,無鄰菴,白河院の庭園散策と,京都と水についてのお話

日  時 平

成16年3月22日(月) 午後1時~4時

 

場  所 

平安神宮,無鄰菴,白河院

 

定  員 

約150人

 

募集等 

事前申込制

 

語り手  

米山俊直大手前大学学長
本多和夫平安神宮禰宜

 

② 伏見・散策と語らい
名水を有し,舟運との関わりの深い伏見と水についてのお話と,十石舟の乗船
日  時 

平成16年3月26日(金) 午後1時~4時

 

場  所 

伏見夢百衆ほか

 

定  員 

約50人

 

募集等 

事前申込制

 

語り手 

三木善則御香宮宮司

 

(3)その他関連事業
①「春をよぶ・水辺美化ウォーキング」
「市民水の日」制定を記念して,水辺におけるごみのポイ捨て防止及び不法投棄根絶など市民の美化意識の向上を図るため,岡崎周辺において美化活動を実施する。
日  時 

平成16年3月20日(土) 正午~午後1時30分

 

場  所 

岡崎周辺

 

〔担当課 環境局まち美化推進課 TEL222-3461〕

 

②「環境防災水利~命の水対策~」(公開委員会)
地震等の大規模災害時における消火,生活,医療に必要な水の確保を目指す「京都市防災水利構想」の推進について,京都市環境防災水利整備計画研究会の委員と市民の意見交換会を開催する。
日  時 

平成16年3月20日(土) 午後1時30分~4時30分

 

場  所 

京都会館第1会議室

 

〔担当課 消防局防災対策室防災課 TEL212-6796〕

 

2 「岡崎桜回廊十石舟めぐり」
第3回世界水フォーラムを記念して建造された木造和船十石舟2艘の運航による新たな観光資源の創出を行い,山紫水明の都・京都の景観を多くの市民や観光客の皆様にご堪能いただく。

(1)期  間 

平成16年4月1日(木)から平成16年5月9日(日)

 

 

(2)運航場所 

琵琶湖疏水

 

 

(3)航  路 

南禅寺舟溜り(琵琶湖疏水記念館前)から夷川ダム
往復約3km(約40分)

 

(4)運航 

20分おきに1日20便程度
(一艘あたり15人定員・乗員含む)

 

(5)乗船料 

有料

 

<参考>
○第3回世界水フォーラム
第3回世界水フォーラムは,世界の水問題の解決を目指して,平成15年3月,本市を中心に琵琶湖・淀川流域で開催された。
183の国や地域から2万4千人の参加のもと,閣僚級国際会議や351の分科会等をはじめ,会場内外で熱心な討議や交流が行われた。
主  催 

第3回世界水フォーラム運営委員会,世界水会議

 

期  間 

平成15年3月16日~23日

 

○京都市・国際ソロプチミスト京都 世界水大賞
 第3回世界水フォーラムの開催都市として京都市は,世界の水問題の解決に貢献し,合わせ,将来においても世界水フォーラムが成功,発展することを願い,水問題の解決に顕著な功績を残した個人又は団体を称える国際的な賞として,国際ソロプチミスト京都の協賛を得て,世界水フォーラムの主催者である「世界水会議」に提唱し,「世界水会議」と共同で創設。2006年3月にメキシコで開催される第4回世界水フォーラムにおいて授与する予定。

 

○京都北ライオンズクラブ
 京都北ライオンズクラブは,京都市域では,13番目のクラブとして誕生し,2003年10月に設立40周年を迎えられた。
 初代スローガンは,「微笑(ほほえみ)と責任」で,崇高なライオンズ精神に則り,地域社会の発展と社会福祉の向上のため,様々な分野にわたる奉仕活動を展開しておられる。
会  長:宮崎健次氏
事務局:京都市中京区東堀川二条下る 京都国際ホテル3階 307号室

 

○子どもと川とまちのフォーラム
 淀川流域住民が将来にわたって,安全で快適な生活環境を維持・向上・改善することを目的として設立され,地域特性を生かした住民主体のまちづくりや,流域関係者との交流・情報交換などを行っている市民団体。
 第3回世界水フォーラムに向けて,「世界子ども水フォーラム・京都」として数々のプレイベントを実施。開催期間中には,会場に「子ども特派員」を派遣,取材活動,新聞発行(日英)を行った。その後継組織として,2003年4月発足。
 代  表:嘉田由紀子氏(京都精華大学教授)
 事務局:京都市中京区醒ヶ井通六角下ル

 

○雨水流出抑制対策「京都市水共生プラン」
 雨水流出抑制対策「京都市水共生プラン」は,第3回世界水フォーラムを踏まえ,継続的な水に関する取組として,健全な水循環の回復や都市型浸水被害の軽減,ヒートアイランド現象の抑制などを図るための本市の指針として策定するもの。
 策定に当たっては,本年1月に,水に関わりの深い学識経験者や市民の皆様からなる本基本方針策定委員会の提言を受ける予定をしている。
 〔担当課 建設局河川課  TEL222-3591,下水道局計画課 TEL672-7840〕

 

○木造和船十石舟
 京都商工会議所が日本財団の助成を受けて,2艘建造されたもの。第3回世界水フォーラム終了後,伏見夢工房に譲渡され,観光資源として活用されている。
 船 名:水古都(みこと),水都季(みずき)
 大きさ:全長8メートル,全幅1.91メートル,全深0.65メートル,屋形付き
 搭乗人員:15人(乗員含む)
 *参考:第3回世界水フォーラムにおける疏水十石舟めぐり
 期間 平成15年3月11日から平成15年3月28日
 航路 南禅寺舟溜りから夷川ダム

お問い合わせ先

京都市 総合企画局市長公室広報担当

電話:075-222-3094

ファックス:075-213-0286

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