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市長記者会見(2002年10月24日)

ページ番号13493

2013年6月7日

平成14年10月24日 桝本市長定例記者会見資料

はじめに

 

 本日は,皆様方にお知らせしたい案件が2点ございます。
 1点目は,来年,築城400年を迎えます元離宮二条城のお正月無料公開。2点目は,ISO14001の認証取得を目指しております京都市役所庁舎における,雨水貯蔵タンク及び太陽光発電設備の設置についてでございます。

 

1 二条城お正月無料公開

 

 まず最初に,二条城のお正月無料公開についてでございます。

 二条城は,慶長8年(西暦1603年)に徳川家康公が,京都御所の守護と将軍上洛時の宿泊所として造営したもので,建造物や障壁画が国宝や更には重要文化財に指定されており,また,世界文化遺産「古都・京都の文化財」の一つでもあります。

 そして,この世界に誇る貴重な文化財は,年間120万人もの観光客が訪れる京都市内屈指の観光名所であり,これまでから,より多くの皆様に,その魅力を堪能していただくため,様々な事業を企画してまいりました。

 一例を申し上げますと,春・秋の「本丸御殿特別公開」やこの春実施いたしました桜の時期の「ライトアップ」,祇園祭や五山の送り火に合わせた公開時間の延長や浴衣姿の方の無料招待,更に,このほど開催いたしました国際音楽祭「サクレッドリズム」などでございます。

 そしてこのたび,築城400年を記念した新たな取組として,これまで公開していないお正月に無料公開することといたしました。

 現在,二条城は,年末年始の10日間(12月26日~1月4日)については公開しておりませんが,来年の1月2日から4日までの3日間を無料公開し,市民や観光客の皆様に,世界に誇る歴史と文化が今も息づくまち京都でのお正月を,清らかな水と豊かな緑に包まれた二条城で御堪能いただき,併せて,新たな賑わいを創出しようとするものでございます。

 こうした取組により,築城400年という歴史の大きな節目を市民や観光客の皆様とともに祝い,貴重な文化財である二条城を美しい姿で後世に引き継ぐことの重要性を知っていただくとともに,世界的な財産である二条城を国内外に更にアピールし,「5,000万人観光都市・京都」の実現を目指してまいりたいと考えております。

 

2 「市役所庁舎における雨水貯蔵タンク及び太陽光発電設備の設置」

 

 次に,「京都市役所庁舎における雨水貯蔵タンク及び太陽光発電設備の設置」についてでございます。

 私は,京都議定書誕生の地,そして,来年3月の世界水フォーラム開催地の市長として,すべての分野で環境を基軸とした政策を展開することを基本とし,環境への負荷の少ない持続可能なまちの実現を目指しております。

 その一環といたしまして,本年オープンいたしました「京(みやこ)エコロジーセンター」や「京都アクアリーナ」などには,太陽光や雨水などを利用する環境負荷低減のための設備や技術を導入しますとともに,先般お知らせいたしましたとおり,世界水フォーラムを契機として,全ての京都市立小学校に雨水貯蔵タンクを設置することといたしております。

 そしてこのたび,ISO14001の認証取得に向けて,全庁を挙げて環境にやさしい取組を進めております市役所庁舎に,省エネルギー化の促進と環境保全啓発のシンボルとして,雨水貯蔵タンクと太陽光発電設備を設置することといたしました。

 雨水貯蔵タンクについては,今年度中に5基の設置を予定しており,合計2,200リットルの雨水を貯蔵し,市役所庁舎の植栽等への散水に利用しますとともに,植木や,更には路上への散水用として近隣の皆様にもご利用いただきたいと考えております。

 本日,その第1号を設置することといたしておりますので,この後,是非ご覧いただきますようご案内申し上げます。

 また,太陽光発電設備につきましては,京都紫明ライオンズクラブ様から結成40周年を記念して御寄付いただくものでございます。

 年間約1,500キロワットの発電を見込んでおり,庁舎の照明などの電源として利用することといたしております。

 今後とも,市民,事業者の皆様と連携を密にしながら,環境にやさしい政策を進め,「環境共生型都市・京都」の実現に向けて邁進していく所存でございます。


 私からは,以上でございます。

 

(市長記者会見資料)

 

平成14年10月24日
京都市
文化市民局文化部文化課
222-4105

 

-築城400年記念「元離宮二条城で迎える京都のお正月」-

二条城お正月無料公開について

~新たな賑わいを創出~

 

 この度,京都市では,平成15年の築城400年を記念して,下記のとおり,お正月に「元離宮二条城」を無料公開することとしましたのでお知らせします。

 二条城は,建造物や障壁画が国宝や重要文化財に指定され,また,世界文化遺産に登録されるなど,極めて貴重な文化財です。加えて,年間約120万人もの観光客が訪れる市内でも屈指の観光名所でもあります。

 本事業の実施により,市民の皆様や観光客の皆様に,世界に誇る二条城で過ごす京都ならではのお正月を堪能していただくとともに,「5,000万人観光都市・京都」の実現にも資する新たな賑わいを創出いたします。



1  趣旨

より多くの皆様に,世界に誇る二条城で過ごす京都ならではのお正月を堪能していただくため,初詣などで外出される機会が増える年始3日間(1月2日~4日)を無料で公開し,新たな賑わいを創出する。

 

2  日程
平成15年の1月2日,3日及び4日(二之丸御殿の観覧は除く。)

※現在,年末年始(12月26日~1月4日)は一般公開をしていない。

 

3  時間

午前10時から午後4時まで(最終入城午後3時)

※通常は,午前8時45分から午後5時まで(最終入城午後4時)

 

4 入城料

無料

※通常は,一般…600円,一般(団体)500円

中・高生…350円,小学生…200円

     

<参考>

○ 元離宮二条城について
  二条城は,1603年(慶長8年)徳川家康が,京都御所の守護と将軍上洛のときの宿泊所として造営し,3代将軍家光により,伏見城の遺構を移すなどして,1626年(寛永3年)完成。1867年15代将軍慶喜の大政奉還により,二条城は,朝廷のものとなり,ついで1884年(明治17年)離宮となり,1939年(昭和14年)京都市に下賜され現在に至る。
 また,全域が史跡に指定されており,二之丸御殿の6棟が国宝,本丸御殿など22棟が重要文化財に指定されている。1994年(平成6年)12月には,ユネスコの世界遺産条約に基づき,「古都京都の文化財」として世界遺産に登録された。


○ 築城400年記念事業について

 平成15年に「元離宮二条城」が築城400年という節目の年を迎えるのを記念し,次の事業を行う。

1 新収蔵庫の建設(平成15年度中の完成予定)

障壁画の原画の永久保存を図るため,新収蔵庫を建設する。

2 大広間の模写画はめ替え

 二之丸御殿大広間の障壁画の原画197画(模写期間昭和57年~平成9年)を模写画にはめ替える。(平成14年度建具作成,平成15年度表具工事及びはめ替え完了予定)

(参考)二之丸御殿障壁画模写事業

・開始年 

 昭和47年

・対象面数                            

 1,035面(2,535.09㎡)

・進捗状況(平成14年3月末現在)  

  546面(1,408.56㎡)

・平成14年度模写予定                   

  21面(     28.69㎡)

※平成4年には黒書院223面(525.41㎡)のはめ替えが完了。

3 その他

(イベントの実施を検討中)

 

(市長記者会見資料)

 

平成14年10月24日
京都市
総務局総務部総務課
222-3045
環境局環境企画部地球環境政策課
222-3452

 

京都市役所庁舎における雨水貯蔵タンク及び太陽光発電設備の設置について

~環境にやさしい市役所を目指して~


 京都市では,すべての分野で環境を基軸とした政策を展開することを基本とし,環境への負荷の少ない持続可能なまちの実現を目指しています。

 この度,ISO14001の認証取得に向け,環境にやさしい取組を進めている市役所庁舎に,省エネルギー化の促進と環境保全啓発のシンボルとして,下記のとおり,雨水貯蔵タンク及び太陽光発電設備を設置します。

 タンクに集められた雨水は市役所庁舎の植栽等への散水をはじめ,近隣の市民の方々にも植木の育成や路上散水など幅広くご利用いただくとともに,太陽光により発電された電気は市役所庁舎において利用します。



1 雨水貯蔵タンクの設置

(1)設置時期及び台数

本日(平成14年10月24日),200リットルタンク1台を設置。

平成14年度中に,500リットルタンク4台を順次設置。

(2)設置場所
寺町通に面する市役所西庁舎壁面をはじめ,市役所各庁舎の壁面

(3)タンクの概要
200リットル及び500リットルのステンレス製の円筒形。

廃材を再利用した木質複合素材(リサイクルウッド)による仕上げを施した,景観に配慮した仕様。

(4)雨水の利用方法
① 「中京区・区民の誇りの木」である「ヒマラヤ杉」など市役所庁舎前広場や庁舎周囲のフラワーポット等の植栽への散水に利用し,緑化の維持・推進に役立てます。
② うるおいのある美しいまちづくりの一助となるよう,近隣の市民の皆様に,植木の育成や路上散水などの用途でご利用いただきます。

 

2 太陽光発電設備の設置

(1)設置日(寄付受納日)
平成14年11月13日(水)

(2)設置場所
市役所庁舎前広場西側 ゼスト御池吸気口の上部

(3)発電設備の概要

① 発電パネル 36枚(縦 約6.5m,横 約4.6m:年間発電量 約1500kwh)

② 表示盤(発電量を電光表示)

(4)電気の利用方法

市役所庁舎において利用し,省エネルギーに役立てます。

* 本設備は,京都紫明ライオンズクラブ(田中博武〈ひろむ〉会長,結成:昭和37年11月)から結成40周年を記念して,本市に寄贈されるもの。

お問い合わせ先

京都市 総合企画局市長公室広報担当

電話:075-222-3094

ファックス:075-213-0286

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