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京都市消防局

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コミュニティーラジオ「FM845」に生出演!! {100歳まで元気! 健康長寿のコーナー}

ページ番号244721

2018年11月8日

 伏見消防署の消防課第三部の吉﨑担当課長補佐と同じく消防課市民指導担当木澤担当係長の2名が今までの救急隊長の経験を生かした「健康長寿」にまつわる話をさせていただきました。

 当日の放送は午後1時から同35分の予定を大幅に超える,45分までの10分オーバーとなる熱のこもったトークとなりました。

 この放送は,『ワカバンNEO』という番組の新しいコーナーの企画で,12月17日までの毎週月曜日午後1時から3時まで,7組のゲストを迎える予定の初回に登場して,健康にまつわる色々なメッセージを放送するもので,遠藤のぶこさんがパーソナリティを務め,ご高齢の方だけではなく自身にも注意喚起ができると身近な話題だとリスナーに訴えておられました。

 



高齢者の家庭内における救急事故について

〇 平成29年中の京都市内の救急件数 86,528件(一昨年より1,890件増)  1日平均約237件

〇 平成29年中の伏見区内の救急件数 16,800件(一昨年より134件増)    1日平均約 46件

〇 平成30年中の京都市内の救急件数 75,805件(昨年同日より4,240件増) 11月1日現在

転倒・転落事故

京都市内における昨年の発生状況は転倒7,068件,転落887件,合わせて7,955件です。

 原因

 加齢とともにバランス感覚や筋力が低下し,思っているより足が上がらなくなり,転倒しやすくなる。
 

予防対策

・ 室内の段差をなくす。
・ 室内の整理整頓をする。
・ 暗い場所には,照明をつける。
・ 手すりをつける。
・ 草履やサンダル,スリッパなど脱げやすい履物を避ける。

応急処置

・ 痛むところに,はれや熱感があれば,安静にして水道水や氷,保冷剤などで冷やす。

・ 痛みやはれ,熱感が強ければ病院で診察を受ける。

・ 出血があれば感染防止のため,他人の血液を触らないようにして,傷口を直接圧迫します。



窒息事故

 平成29年中の京都市内の発生は253件(65歳以上)

原因

 唾液の分泌の減少,歯の消失などから,噛み砕くことや飲み込む時等の食べる機能低下が主な原因となる。

予防対策

・ 細かく調理,ゆっくりよく噛むこと。

・ お茶や汁物などで水分を取りながら食べる。

・ キッチンばさみを用意するのもいい。

応急処置

・ 窒息が疑われるときは「喉が詰まったの?」と尋ね,反応を確認する。

・ 傷病者が咳をしているときは,できる限り咳を続けさせる。(咳は異物除去に最も効果的)

・ 意識があるとき 背部叩打法が有効(手のひらの付け根で左右の肩甲骨の間を力強く数回連続してたたく。)

・ 意識がなく,普段どおりの呼吸がないとき,心肺蘇生法を開始する。
  



入浴中の事故

・ 平成29年中の京都市内における発生状況は,心肺停止状態が286件(内65歳以上が253件),{概数}

・ 特に冷え込みが厳しくなる1月~3月に集中しています。
  

原因

・ 寒暖差が関係している。

・ 寒暖差が大きいほど血圧の変動も大きくなり,体への負担が増す。

・ 脱衣所と浴槽のお湯との寒暖差は,夏より冬の方が大きいため,寒い時期に事故が増加する。

予防対策

・ 脱衣所・浴室を暖める。(浴槽のふたを開けてておくなど,あらかじめ脱衣所や浴室内を暖めておく。)

・ お湯の温度はややぬるめが良い。(お湯の温度が高いほど,血圧が大きく変動する。「41℃以下」)

・ 長時間の入浴は避ける。(時間が長いほど血圧降下が激しくなるので避ける。)

・ 半身浴を心掛ける(心臓や肺への負担を軽減させる。)

・ 飲酒後の入浴は避ける。(アルコールには血管を拡張させる作用があり血圧降下が激しくなる。)

・ 入浴前後に水分補給を行う。(入浴前後にコップ1杯程度の水分をとる。)

応急処置

・ ためらわずに119番通報をする。

・ 浴槽からすぐに引き上げる。(浴槽から出せない場合は浴槽の栓を抜く。)

・ 反応がなく,呼吸がない場合は,ただちに心肺蘇生法を開始する。

 



健康長寿の秘訣とは?

最後に,吉﨑さんにお聞きしますが,健康長寿の秘訣を教えてください。

1 事故を予防すること!

2 よく食べること!

3 FM845を聴くこと!


吉﨑さん,ナイスです。

お疲れ様でした !(^^)!


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お問い合わせ先

京都市 消防局伏見消防署

電話:075-641-5355

ファックス:075-643-1999