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京都市消防局

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西京消防の40年とこれから

ページ番号226010

2017年10月1日


    西京消防署長 山田 俊哉

 山紫水明,東に桂川,西には西山連峰に抱かれた水と緑豊かな美しい自然と,嵐山をはじめ松尾大社等数多くの名所旧跡を有する西京区は,昭和51年10月1日に誕生し,それとともに西京消防署も産声を上げ,今年で40周年という節目の年を迎えました。

 この40年間,桂駅を中心とした市街化の進展,洛西ニュータウン,桂坂地域の大規模な開発,近年では阪急洛西口駅,JR桂川駅の開業,それに伴う周辺商業施設の充実,第二外環状道路の開通等交通網も整備され,京都の西の玄関口として発展してまいりました。

 当初約9万人であった人口も年々増加し,現在では約15万人となりましたが,近年は少子高齢化が進み,徐々に減少傾向にあります。まさに,西京区も成熟期に入ったと言えます。

 この社会構造の変化に合わせ,消防署では総力を上げ様々な防火防災対策に取り組んでまいりました。家庭内の火災予防に効果的な「住宅用火災警報器」の設置や,「放火火災防止のための市民実践事項」を規定化し,また,自主防災会と共に震災や土砂災害,水災害等発生時に被害を最小限にとどめるために各地域の実情に応じて実効性のある「防災行動マニュアル」を策定し,検証を進めております。

 さらに,地域防災の要でもある消防団の更なる充実強化に向けた取組を支援する等,皆様の生活に密着した消防行政を強力に推進しているところであります。

 一方,自然豊かな西京区は,時折その自然の脅威にさらされることもあります。平成25年に発生した台風第18号により京都市に全国で初めて特別警報が発令され,管内でも多くの水災害が発生するという不幸な事態に見舞われました。

 しかし,地域住民,消防団,消防署が一体となって活動した結果,被害を最小限にとどめることができました。これは,共に40年間築き上げてきた協力体制と皆様の非常に高い防災意識と行動力が結実したもので,改めて敬意を表するところであります。

 このように消防署,消防団は,区民の皆様としっかりと手を携えて,様々な課題に先進的に取組むことで,これから50年,100年と「いつまでも安心で安全なまち・西京区」を実現する歩みを止めることなく,区の発展に寄与してまいります。

 どうぞ,これからも御理解と御支援,御協力を賜りますよう,よろしくお願いいたします。

 

                                                  西京消防署長  山田 俊哉

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