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【広報資料】リチウムイオン二次電池による火災の増加について

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2017年1月24日

お知らせ

平成29年1月23日

消防局庶務課(212-6629)

 近年,携帯電話やモバイルバッテリー,ノートパソコン,ラジコンなど携帯機器等の電源に使用されているリチウムイオン二次電池が起因する火災が増加傾向にあります。

 京都市内においては,過去5年間に14件発生し,平成27年は5件,平成28年には7件と急増しており,今後も増加が懸念されています。

 身近で手軽に扱われるリチウムイオン二次電池は,非常に高いエネルギーを有しているものの,無意識のうちに乱暴に扱われることも多くあり,使用者には火災の危険性,維持・管理及び処分方法等の知識が必要と思われますので,火災事例と注意点等を紹介します。

 

1 リチウムイオン二次電池とは

 リチウムイオン二次電池は,小型で大量の電力を必要とするスマートフォン,デジタルカメラ,ノートパソコンなどに使用されている。

 一般的に使用されているアルカリ電池やニッケル水素電池などと比べて,高容量,高出力,軽量という優れた特徴もあり,使用用途が増加している。

 

2 市内の過去5年間のリチウムイオン二次電池が起因する火災の発生状況

火災の発生状況

製品用途

平成24年

平成25年

平成26年

平成27年

平成28年

スマートフォン

2

 2

充電式工具

1

1

 2

モバイルバッテリー

2

 2

携帯式オーディオプレーヤー

1

 1

ノートパソコン

1

 1

その他(

4

2

 6

1

0

1

5

7

14

 その他:電動アシスト自転車,LEDヘッドライトなど

 

⑴ 火災が発生する要因

  • リチウムイオン二次電池の仕様に応じた設定で充電しなかったため,過充電となり出火した。
  • 専用の充電器を使用しなかったため,保護装置が働かず過充電となり出火した。
  • 折り曲げた,犬等が噛んだ等の外力により電池が損傷し出火した。
  • 清掃や修理の際に,鋭利なものを差し込んだため,内蔵のリチウムイオン二次電池が損傷し出火した。
  • リコール対象品等の不具合品を使用していたため出火した。

 

⑵ 火災の発生経過等

  • 出火時の状況では,充電中に発生したものが最も多く,続いて外力によるリチウムイオン二次電池の損傷,リコール対象品を使用していたなどとなっている。
  • リチウムイオン電池には,不具合を防止する保護回路のほか,電圧・電流や温度を監視するセンサー,バランスよく充電するバランサーなどが設置されており,充電中にリチウムイオン二次電池に異常があれば通常充電は中止される。
  • しかしながら,不具合の表示が出ている時にそのまま充電を継続したような場合,専用充電器以外の充電器で充電した場合,間違った設定で充電した場合などは保護回路が正常に働かず,電池内部から発熱し出火に至る場合がある。

 

3 使用上の注意事項等

  • 各機器を購入した時に付属されている充電器やメーカー指定の物を使用する。
  • 接続部が合致するからといって,充電電圧等を確認せずに充電しない。
  • 電池に膨張,異音,異臭など異常が生じたものを使用しない。
  • 最後まで充電が出来ない,使用時間が短くなった,充電中に熱くなるなどの異常があった際には使用をやめて,メーカーや販売店に相談する。
  • 廃棄の際には,地方公共団体や事業団体等で決められている正しい回収方法で廃棄する。

 

4 京都市内でのリチウムイオン二次電池による出火事例


 ⑴ リコール製品から出火した事例 
   〔発生年月〕平成27年12月
   〔被害概要〕大学内で使用していたノートパソコン1台焼失。
   〔出火原因〕ノートパソコン(リコール対象品)内蔵のリチウムイオン電池が製造工程の不備により出火したもの。
 ⑵ 正規品以外の充電器で充電中に出火した事例
   〔発生年月〕平成27年6月
   〔被害概要〕住宅の室内の一部を焼失。
   〔出火原因〕LEDヘッドライトのACアダプター差込口に,他のACアダプターを使用して充電していたため,リチウムイオン電池が過充電となり発熱し,出火したもの。


 ⑶ 機器の損傷により出火した事例
   〔発生年月〕平成28年11月
   〔被害概要〕トイレに置かれていたごみ箱内のスマートフォン1基焼失。
   〔出火原因〕スマートフォンが何らかの外力により屈曲した際,内蔵のリチウムイオン電池も屈曲し,内部短絡を起こし出火したもの。
 ⑷ 廃棄方法が不良であったため出火した事例
   〔発生年月〕平成28年12月
   〔被害概要〕敷地内に置かれていた資源ごみ等を焼失。
   〔出火原因〕仕分け作業で置いていたリチウムイオン電池から出火したもので,電圧が残っていた状態の電池を廃棄していたため,仕分け作業時の衝撃等でリチウムイオン電池が発火したもの。

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お問い合わせ先

京都市 消防局総務部総務課

電話:075-212-6623

ファックス:075-251-0062