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京都市消防局

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平成29年1月号 局長あいさつ

ページ番号212809

2017年1月8日


 平成29年の輝かしい新春を御健勝でお迎えのことと,心よりお慶び申し上げます。

 さて,昨年はブラジルのリオでオリンピック・パラリンピックが開催され,日本選手団の活気あふれる姿が日本中を大きな感動で包みました。

 2020年の東京開催に向けて,日本国全体の更なる発展に大きな期待を抱いております。

 本市におきましては,多様化する救急事故や増加する救急需要への対応を一層強化するため,昨年10月に四条消防出張所を移転し,救急隊専用の京都市立病院消防出張所を開所するとともに,梅津消防出張所に市内31隊目となる救急隊を増隊しました。

 また,市立病院消防出張所には「高度救急救護車」を配備し,集団救急事故が発生した場合は,市立病院の医師が同乗して災害現場へ出動する新たな体制を構築しています。

 今後も,年々増加する救急需要に迅速,的確に対応するとともに,医療機関との更なる連携を強化し,先進的な救急体制を確立してまいります。

 さらに,昨年は,京都市火災予防条例に規定した「市民による放火対策の実践事項」を推進するため,条例制定日である11月11日を「放火火災予防デー」として,市内全域で放火防止を啓発する一斉行動を実施しました。

 また,放火対策エリアのモデル地区を選定し,重点的に放火に対する取組を実施する「放火対策プロジェクト」を進めています。

 毎年火災原因の上位を占める放火火災の撲滅に向け,これからも市民や地域,関係機関と連携しながら,あらゆる放火防止対策により一層取り組んでまいります。

 一方,昨年の日本国内の自然災害を顧みますと,4月に熊本地方に震度7の地震が発生し,また,10月には鳥取県においても震度6弱の地震が発生しました。

 熊本地方の地震には,本市も緊急消防援助隊として,航空部隊と陸上部隊を派遣し,救助活動等を実施しました。

 大地震への備えには,全国の消防本部相互の応援体制の更なる充実のみならず,地域の防災力の向上が重要であると再認識しました。

 今後も,市内全自主防災会で作成を推進している,防災行動マニュアルの策定・検証・見直しなど継続的なサポートを行い,大規模災害時における被害を最小限に抑えられるよう,地域の災害対応力の更なる強化を目指してまいります。

 いよいよ本年4月には,京都市と京都府の消防学校の共同化がスタートします。市・府が共同で,消防の原点である消防学校教育を力強く推進し,京都の未来を担う消防人の育成に取り組むとともに,これを契機として,府内の消防本部間の連携をより一層強化してまいりたいと考えています。

 今後も京都消防は,未来を見据え,心を一つに,あらゆる災害に的確果敢に立ち向かう「力強い消防」と,消防団や地域の皆様と共に全力で防火防災に取り組む「地域密着型の消防」により,「安心都市・京都」の実現に向けて大きく前進してまいります。

 結びに当たり,皆様と御家族が共に健康で,充実した一年を過ごされることを心から願いまして,新年の御挨拶とさせていただきます。

  • 目次

お問い合わせ先

京都市 消防局消防学校教育管理課

電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195