非常用持出袋を準備しましょう! ~常磐野学区総合防災訓練から
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2017年5月30日
常磐野学区自主防災会では,11月下旬に大規模地震発生に伴う避難訓練を実施しました。 住民の方は,自宅から地域の集合場所へ集合,避難場所である常磐野小学校に避難し,防災行動マニュアルに基づく地域の集合場所での行動等の確認と,避難所運営訓練を実施しました。
今回は,御領田町自主防災部(※)の皆さんに,災害時の高齢者への安否確認の方法を学区の皆さんの前で展示していただきました。
同自主防災部長の村井会長ですが,常日頃から防災に関して熱心に勉強されており,身近な防災の備えとして学区の皆さんに,自身が準備している非常用持出袋について紹介していただきました。
(村井さんの講演)
非常用持出袋の必要性は理解されていると思いますが,「一人一日3リットルの水を3日分用意」となるとそれだけで大変だと考え,準備するのが億劫(おっくう)になると思います。
そこで,もっと現実的に準備ができる方法として,非常用の持出品を3つに分けて考えることにしました。
1つ目は,就寝時の枕元に置いておくライト,手袋,スリッパなどの枕元セット。
2つ目は,玄関先などに置いてすぐに担いでいける,1日分の飲料水や携帯食,ラジオ,応急手当セットなどが入った一次非常用持出袋。
3つ目は,水3リットル×3日分×家族の人数分の食糧等が入った家の中に置いておく二次非常用持出袋(箱)。
これらの準備をするにあたって苦労した話や質問にも答えていただきました。
Q.小さな子供たちの分も別に準備するの?
A.はい,子供たちにも楽しんで準備をさせましょう。ラジオや応急手当のセットなどは,一家族に一つ準備すればいいので,子供たちのものは水と携帯食くらいでいいです。量も少ないので,子供が背負っていけるような小さなバッグを準備するといいと思います。
Q.全部揃えてどれくらいの金額になるの?
A.100円均一でも必要なものが結構揃えられます。今回準備した中身は約5,000円で,市販の持出袋セットを買うと意外と高価で,自分の家庭には必要ないものもあります。各家庭で必要なものを揃えていきましょう。
最後に村井さんからは,「全てを揃えるのは無理でも,1日分の水や食料だけでも袋などに準備してみましょう。」と訴えていただきました。
(※)今年の10月中旬に右京消防署のホームページで,御領田町自主防災部の訓練「お年寄りを災害から守れ!~実働訓練で防災行動マニュアルを検証」を御紹介しています。
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