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京都市消防局

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平成28年12月号 担当区ぐグット紹介

ページ番号207748

2016年12月1日



 上賀茂学区は,東は深泥ヶ池,南は植物園,西は賀茂川と,豊かな自然に恵まれ,世界文化遺産の上賀茂神社,明神川の社家町,大田神社などがあり,シーズン中は,多くの観光客で賑わいます。京野菜すぐきの発祥の地としても有名で,現在でもすぐきを発酵させる「すぐき室」がたくさん点在しています。

 町全体は静ひつで暮らしよく,消防分団員をはじめ住民がこよなく町を愛しており,年2回,学区を挙げての一斉清掃を実施するなど,この町並みを「守っていきたい」との思いが強く感じられる学区です。


 上賀茂学区自主防災会は42の自主防災部からなる組織で,会長を筆頭に10名の役員で運営されています。今年度は,役員の中に元消防職員の方が加わられ,経験を活かして率先して訓練等に取り組んでいただくなど,地域の防災力向上に貢献されています。

 本年9月には,自主防災会等が中心となって「上賀茂学区防火・防災コンサート」を開催しました。このコンサートは,学区民に防火・防災に関心を持ってもらい,火災を減らすために,上賀茂小学校に消防音楽隊を招き実施したものです。当日は,多くの方が参加され,学区民の防火・防災力の向上につながりました。



   上賀茂分団は,総勢31名と大所帯の分団です(平成28年4月1日現在)。分団は若い団員を中心に活気あふれる活動を行っています。分団員のほとんどが農家ということもあり,学区民とのふれあいも多く,それを生かして地域に密着した防火啓発活動を行っています。上賀茂学区には,すぐき農家が多いことから,特にすぐき室所有世帯には熱を入れて防火指導を行っています。

 また,日頃の訓練の成果を披露する消防団総合査閲では,上位入賞を目指して団員一丸となって訓練に取り組んでいます。本年10月に実施した北区総合防災訓練では,小型動力ポンプを使用した実放水訓練を実施しました。日頃の訓練の成果を存分に発揮し,来年度の査閲に向け良い経験ができた訓練となりました。

 近年,消防団員の減少及び高齢化が問題になっていますが,上賀茂分団は,若さと団結力で活動し,今後も上賀茂学区の安心・安全のため,地域に密着し活気にあふれた活動を目指している分団です。



   上賀茂学区内には,上賀茂神社,太田神社等の社寺仏閣や伝統的建造物群保存地区等の歴史的価値のある建物が数多くあります。

 火災が起きた場合,人命だけでなく,貴重な文化財等が失われてしまう可能性があります。そのため,地域全体で貴重な文化財等を守らなければならない,との思いが非常に強いです。

 このような特徴を持つ学区であり,各団体が一致団結して防火・防災に力を入れています。災害時には,消防分団や自主防災会の垣根を越えて「上賀茂学区民」として一丸となって,災害から上賀茂学区を守っていく決意です。

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お問い合わせ先

京都市 消防局消防学校教育管理課

電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195