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京都市消防局

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平成28年7月号 担当区ぐグット紹介

ページ番号201187

2016年7月1日



 梅逕学区は,北は東海道新幹線,東は大宮通,南は九条通,西は壬生通で囲まれた地域です。面積としては大きくない学区ですが,近年,マンションの建設が進むなど,人口は増加傾向にあります。

 学区の南部地域には,世界文化遺産に登録されている真言宗総本山の東寺(教王護国寺)があります。毎月21日には,境内で開催される縁日の弘法市が「弘法さん」と市民に親しまれ,毎月20万人ほどの人が訪れ,賑わっています。

 また,北部地域には,清和源氏発祥の宮と呼ばれる六孫王神社があり,その境内に南梅逕消防分団の器具庫があります。

 このように,梅逕学区では多くの文化財がまちに溶け込み,受け継がれています。



 梅逕学区自主防災会は560世帯の8自主防災部で構成された小規模な自主防災会で,形岡自主防災会長のリーダーシップのもと,様々な事業が展開されています。主な恒例行事として,6月には本部役員を対象にした避難所運営研修,9月には災害発生時の知識及び技術を習得するための基礎研修,11月には総合防災訓練が実施され,学区の災害対応力向上を目指されています。

 特に,総合防災訓練については,参加者の高齢化を改善するために若い世代を取り込もうと,ここ2年は子どもが楽しんで訓練に参加できるよう,防災に関するクイズをカードゲーム形式で実施するなど,内容を試行錯誤してきました。その甲斐もあり,若い世代の参加が増えることで,総参加者数が増えてきています。

 また,当学区には公立の学校がなく,避難所が存在しないことが長年の課題でした。以前は隣の学区の京都市立南大内小学校に避難する計画でしたが,南大内学区は世帯数が多いことから,小学校の体育館では,南大内学区と当学区の住民の両方は収容できないのではないかという不安を抱えていました。

 そこで,梅逕学区自主防災会では学区内にある私立洛南高等学校・附属中学校に避難できないかと考え,同校に協力をお願いしたところ,快諾を得ることができ,同校は平成27年1月に避難所に指定されました。私立の学校が避難所に指定されるというのは,市内では少ないとのことですが,今後,防災訓練などで連携を密にし,地域一丸となって,防火防災に取り組んでいかれる予定です。



 南梅逕消防分団は,荒川分団長以下13名(平成28年7月1日現在)で活動しています。その中で,女性団員は3名おられ,予防啓発活動や救急指導等で,物腰が柔らかく優しい対応が学区民の方に好評です。 

 また,南梅逕消防分団は,地域と一体となった防火防災活動を目指し,取り組んでいますが,分団員の高齢化が著しく,大規模災害発生時など,いざというときに活躍できる若い力を必要としており,団員募集にも力を入れています。 

 数は少ないながらも,分団員は郷土愛護精神の強い方ばかりです。学区の安心安全を守ることはもちろん,そのほか,東寺等の日本の貴重な遺産を火災等から守り,そこに集まる人々の安全を確保するという崇高な精神のもと,日々活動を行っておられます。



 高齢化が進み,木造家屋が密集している当学区ですので,独自の取組として,社会福祉協議会,南梅逕分団及び南消防署の三者合同による防火安全指導を企画するなど,地域の方と消防団,消防署が連携を密にした出火防止,焼死者防止の活動を行っています。 

 地域の方々とのふれあいを通して,地域の絆がより強固なものになるよう,これからも,日々,防火防災意識の向上に努めていきます。 

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電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195