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京都市消防局

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平成27年8月号 情報通信課通信

ページ番号186173

2015年8月3日



 「謎」とか「何してるのかわからん」と消防職員も答えるくらい,周りに知られていない部署です。そこで,今回は情報通信課の普段の業務を紹介します。

 情報通信課は11名で構成されており,その中でも主に「通信」と「情報管理」の2つの業務に分かれています。ここでは,この2つの業務について説明します。


◎ デジタル無線整備

 4箇年計画で実施してきた,消防救急無線のアナログからデジタルへの整備が最終段階となっています。昨年度からデジタル無線の試験運用を開始している救急隊に引き続き,現在は各署所の卓上無線機の設置や各消防隊の車載無線機をデジタル方式のものに整備しているので進捗状況を実感されていることと思います。

 各署管内において,電波の受信状況を確認していただくとともに,デジタル切替え前にデジタル無線に慣れてもらうため,伝搬調査をお願いしています。今のところ,10月下旬にアナログ無線からデジタル無線に一斉に切り替える予定ですが,それまでに全職員がデジタル無線を理解し適切に運用してもらえるよう,今後も説明を実施していく予定です。

◎ 無線機の貸出

 情報通信課では,各署に配備されている以外の携帯型や可搬型の無線機等を管理しています。これは,大規模災害時や祇園祭,京都マラソンなどの警備で使用するためのものですが,貸出で多いのは無線機の故障や破損により代替機が必要な場合です。経年劣化によるものが多いですが,破損等については簡単な経過報告をお願いしています。

 なお,無線機の貸出については,各消防署の警防課消防係を窓口に書類提出をお願いしています。

◎ 無線の保守業務

 携帯無線機等の修理は,月に1度,取りまとめて実施しています。そのほか,「アンテナが折れた」や「無線機のカバーが破れた」などの軽微な事案については情報通信課で修理したり,交換部品を渡しています。消防車両の無線や車載端末装置(ナビ)の修理が必要な場合は,情報通信課から保守業者に連絡し,業者が署所で修理,部品交換等をします。

◎ 電話機の増設等

 人事異動のある4月や10月になれば,署所の座席などの移動があり,同時に電話機の増設や移設も必要になります。簡易な移設の場合は情報通信課員が署所で作業する場合もあります。


 情報管理部署の業務は,大きく分けて3つあります。

◎ 先端技術の企画提案

 今年度本格運用しました消防指令システムをはじめ,専用のノートパソコンやタブレットを用いた現場指揮支援システムがそれに当たります。119番通報から災害終結までを,迅速かつ的確に処理する消防指令システムでは,増加する救急需要や地震,風水害など,大規模災害に的確に対応していくため,「情報収集機能」と「情報共有機能」を強化しています。

 また,災害現場の指揮者にノートパソコンやタブレットを配備することにより,例えば火災現場等で必要となる地図,航空写真,危険物等の保有情報,高所カメラやヘリテレビ映像などを消防指令センターからリアルタイムで送ることができるようになりました。

 それらの機器を最大限に活用することにより,迅速かつ効果的な災害現場活動が実施でき,被害の軽減が図れるものと考えています。

◎ 上記システム等の保守運用

 消防指令システムは,24時間365日,休むことなく動いていますので,トラブルを起こすことなく常に正常な状態を維持できるよう管理しています。また,様々な方面から要望を聞いてシステムの一部に改修を加えたり,新機能を追加することで効率的な災害現場活動へとつなげられるようにしています。

◎ 消防局の情報セキュリティ管理

 業務で扱う電子情報をしっかりと管理するために,消防局独自のルールを定めています。


  • 目次

お問い合わせ先

京都市 消防局消防学校教育管理課

電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195