スマートフォン表示用の情報をスキップ

京都市消防局

言語選択を表示する

検索を表示する

スマートフォン表示用の情報をスキップ

現在位置:

平成27年6月号 担当区ぐグット紹介

ページ番号182593

2015年6月1日



 勧修小学校は,山階小学校と共に明治5年に開校した,創立140年を超える山科区で一番古い小学校で,山科区の発展に伴い,大宅校,百々校,小野校と分立していきました。

 勧修学区は,西野山・椥辻・栗栖野の3ブロックに分かれており,学区内に区役所や東部文化会館など,山科区の中心的な行政機関や公共施設があります。

 また,平安時代の初代征夷大将軍である坂上田村麻呂の墓と伝えられる場所や,縄文時代から平安時代まで続く中臣遺跡があります。中でも,中臣遺跡は京都市内で最も古い時代の遺物の一つであり,旧石器時代のナイフ形石器などがこれほどまとまって発掘された場所は全国的に類がないそうです。


 平成26年度の勧修学区総合防災訓練では,雨天にも関わらず300名を超す参加者がありました。サランラップなど身近なものを利用しての応急手当,勧修消防分団員自作の消火まとを利用しての消火訓練のほか,学区地図を使用したブロックごとの防災型DIGなど,参加される学区民が「実際に体験し,意識を高める」ことを念頭に,毎年,斬新な試みが計画,実施されています。

 また,その他にも,紙管を使った間仕切りや家屋耐震構造等について,自主防災会独自で専門家を講師として招き,防災講習会を開催するなど,新谷自主防災会会長を中心に,広い視野に立った災害対応力の向上を推進されています。

 なお,これらの活動が評価され,平成27年1月17日に中京区のゼスト御池で開催された「街角シンポジウム」では,会長と副会長が京都市の自主防災組織を代表するパネリストとして,阪神・淡路大震災体験者等と対談されました。



 勧修消防分団は,昭和23年10月2日に結成された歴史ある分団です。昨年度末には新たに1名が入団し,団員数は21名となりました。勧修消防分団では,勧修学区総合防災訓練や普通救命講習等において,学区民に対し防災指導を積極的に行うとともに,普段から防火パトロール等の防災活動を実施し,地域の中で防災の要として学区民から深く信頼される存在となっています。また,藤野分団長を中心に分団員が一丸となり,日々,訓練に励んでおり,個々の分団員からは地域愛に根差した活気と覇気が感じられます。




 勧修学区には,自治連合会をはじめとした地域組織のネットワークを基に,地域のイベントでボランティアとして活躍されている方が多数おられます。

 地域社会とのつながりが希薄化する昨今にあって,皆で力を合わせ,陰ひなたなく日々努力されているその方々の活動は,震災等の大規模な災害が発生した場合においても,力を発揮されることと心強く感じています。

 最後になりましたが,学区の名前である「勧修」の語源は勧修寺という地名と「勧学・修身」という言葉から名付けられたそうです。「勉強熱心と良心に基づく行動」。これは,確かに私がこの学区の方々と接し,日々感じていることです。

  • 目次

お問い合わせ先

京都市 消防局消防学校教育管理課

電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195