平成24年度 夏の文化財防火運動

　東山消防署では、夏の文化財防火運動（7月12日～同月18日）に先駆けて、東山消防団清水分団と合同で、伝統的建造物群保存地区の住民や観光客等に対して、高台寺公園周辺において文化財防火を呼び掛けました。

　午後3時から大谷本廟において、大谷本廟自衛消防隊、公設消防隊及び東山消防団六原分団が参加した合同消防訓練を実施しました。

　大谷本廟明著堂から出火し延焼拡大する中、堂内には逃げ遅れた方や重要物品があるとの想定で訓練が開始されました。

　自衛消防隊の初動活動では、消火器や小型動力ポンプによる消火活動が実施されたほか、重要物品の搬出や参拝者の避難誘導等が実施された後、自衛消防隊と公設消防隊との一斉放水訓練により、訓練は無事終了しました。

　合同消防訓練終了後には、自衛消防隊員や大谷本廟職員に対して、消火器や小型動力ポンプの取扱訓練のほか、防火講話も合わせて実施しました。

　八坂の塔で有名な法観寺で、「法観寺文化財市民レスキュー」の皆さんがDIGを実施しました。八坂上町自主防災部や近隣事業所が参加され、法観寺の防火体制や今後の協力体制について再確認をしました。