左京区基本計画（第1期）その2

第2章　左京区のまちづくりの目標

　区の概況と課題を踏まえ，21世紀の左京区のまちづくりの目標を，下記のように定めます。
歴史・文化・学問のまち左京区
緑あふれるやま・さと・まちに広がる出会い！
左京区には，山があり，里があり，まちがあります。
歴史によって高められ，くらしに息づいている文化や文化財があり，学術芸術の息吹があります。
この多彩で恵まれた，緑あふれる環境で，私たちは日常生活を営み，同時に世界中の多くの人々を迎えています。
そして，歓び，楽しみ，学び，働き，遊び，憩い互いに出会って心がふれあうことで，いくつもの感動を生み出しています。
私たちは，こうした出会いの感動を集めて，21世紀を拓き，誰もが「住み続けたい」と愛着を感じ，「訪れたい」「住んでみたい」と憧れる左京区を目指します。

　また，地域別には次のような目標を掲げます。

農山村と都市の新しい関係づくり

北部地域

ふるさとの風情あふれる北部の農山村では，豊かな水と緑の環境が永く守り育てられています。私たちに心身の潤いと，生命の歓びを回復させてくれる，この地域を将来にわたって継承していく原動力を生むような，新しい農山村と都市の関係をつくっていきます。

人が行き交い憩う，緑あふれるまちづくり

中部北地域

まちが人をもてなす雰囲気は，そのまちに暮らす人の生活自体が醸す部分が大きくあります。この地域は，比較的新しく拓けた住宅地に国際コンベンションの施設が立地しており，生活者と来訪者が交わる地域として，緑の安らぎともてなしの配慮にみちたまちづくりを進めます。

区の中心としての，求心力のあるまちづくり

中部南地域

公益的施設や大型の商業施設等の集積もあり，区の中心としての位置付けが大きくなっている地域です。区民の暮らしと交流の拠点となる新しい総合庁舎整備の検討や，大学など地域の顔となる諸施設の連携強化などによって，ますます求心力を発揮していくまちづくりを進めます。

学術・芸術に満ちた，文化・観光のまちづくり
南部地域

有名な社寺，美術館，大学など，文化財や学術・芸術の施設等に恵まれて，文化・観光のまちとしての性格が強い地域です。落ち着いた暮らしの中に内外の来訪者を温かく迎えて，誰もが歩いて巡ってまちとひとにふれあい，地域の魅力を満喫できるまちづくりを進めます。
　

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