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京都市中京区

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明倫学区

ページ番号13399

2012年9月25日

面積:0.215k㎡
人口:2,627人(平成17年2月1日現在)

 

明倫自治連合会に執筆を依頼

 

楽しく暮らせるまちをめざして

茶屋四郎次朗邸跡

 元明倫学区の環境は,烏丸通,四条通,三条通,西洞院通に囲まれた京都市の中央部に位置し,平安京以来,商業,経済の中心地として栄え,千年に及ぶ長い歴史と,そこに育てられた伝統を現在も伝承している。
 昔から,いわゆる織物,染呉服の問屋街として知られていたところで,今日でも尚,全国を相手とする商社の中心地で,繊維の室町筋として,その名を知られている。
 そして,これらの衣服,織物に関係する加工業があり,烏丸四条から三条通一帯は,会社,銀行等の集合地域として知られている。
 面積0.215k㎡の中に27町があり,また祇園会の山鉾の町として祇園祭の期間中を通して,全国から観光客が訪れる地でもある。
 また文化の面からも,「京学」と呼ばれる全国的な有名人が存在し,経済,文化の中心地として長く継承されている所である。また,この町の町名の起因を考えれば,この土地の成立がうかがえられる。
 祇園祭事に関係ある町,また人物に関する町名の中で,特に有名なものは,了頓図子町,三条町がある。また釜座,衣棚の同じ職業を持つ人々の住居の多い場所等がある。例えば,室町通,三条の一帯は有名である。
 この町の中心的な存在であった明倫小学校は明治5年,下京区3区から下京3組,下京3学区を経て,昭和4年に明倫学区となり,現在は地域の単位となっている。
 現在,この地域内に残されている史跡を紹介すると,

●大黒庵武野紹*(ジョウオウ)邸跡(菊水鉾町)
●広野了頓邸跡(了頓図子町)
●茶屋四郎次郎邸跡(百足屋町)
●南蛮寺跡(姥柳町)
●三条釜座
●饅頭屋町
●三井八郎八郎兵衛宅跡
●林道春、木下順庵、橘逸勢邸跡等がある。

 現在の元明倫学区の状況は,自治連合会組織が27町内会,19の各種団体によって構成されている。また小学校の跡地には,平成12年4月に「京都芸術センター」が創立され,目下,京都からの芸術文化の発進基地として活動している。
 将来にかけて,この学区が楽しく安心して暮らせる町づくりを目指していけるよう努力していくことが重大要素である。


平成12年9月
明倫自治連合会 会長 秋山 和三郎

お問い合わせ先

京都市 中京区役所地域力推進室総務・防災担当

電話:庶務担当075-812-2420 地域防災担当、調査担当、企画担当075-812-2421

ファックス:075-812-0408