薬物乱用防止に向けての緊急メッセージの発信について
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2018年10月11日
薬物乱用防止に向けての緊急メッセージの発信について
京都市立中学校3年生の生徒が大麻所持容疑で逮捕される事案が発生いたしました。
この間,京都市教育委員会,全市立学校,保護者,地域で連携し,「薬物は子どもたち一人一人の身近に迫っている」という強い危機意識を共有し,かけがえのない子どもたちの命と未来を守るために,一人一人が当事者意識を持ち,緊張感をもって行動してきた中,この度の逮捕は,誠に慙愧に堪えません。
私たちは,私たちが考えている以上に薬物乱用が広がっていることに強い危機感と,子どもたちの命と未来を守り抜く「京都はぐくみ憲章」の理念を共有し,子どもたちの健やかな学びと育ちに関わるそれぞれの立場で,子どもたちの心に届く取組を進めなければなりません。
私たち一人一人の大人がこうした決意の下,子どもたちの笑顔と幸せ,そして市民生活の安全安心を守るため,次のとおりメッセージを発信し,薬物乱用の防止に向け一致団結して取り組みます。
薬物「ダメ。ゼッタイ。」緊急メッセージ
○ 子どもたちへ
~絶対(ぜったい)に大麻(たいま)をはじめとする薬物(やくぶつ)を使用(しよう)してはいけません~
大麻(たいま)をはじめとする薬物(やくぶつ)の使用(しよう)は,脳(のう)を壊(こわ)し,心(こころ)と体(からだ)をぼろぼろにし,死(し)んでしまうこともあります。また,自分(じぶん)だけでなく家族(かぞく)や友人(ゆうじん)など身近(みぢか)な人(ひと)の人生(じんせい)を狂(くる)わせてしまいます。「1回(かい)くらいの使用(しよう)なら大丈夫(だいじょうぶ)」「タバコより害(がい)が少(すく)ない」という情報(じょうほう)は間違(まちが)いです。絶対(ぜったい)に大麻(たいま)をはじめとする薬物(やくぶつ)を使用(しよう)してはいけません!
薬物(やくぶつ)の使用(しよう)を誘(さそ)われても絶対(ぜったい)に断(ことわ)りましょう。断(ことわ)れなくて怖(こわ)くなったら,その場(ば)から逃(に)げましょう。そして,必(かなら)ず先生(せんせい)や保護者(ほごしゃ)に相談(そうだん)しましょう。
○ 保護者の皆さんへ
~お子さんに,正しい知識と危険性を伝えましょう~
「『自分の子どもは大丈夫』,『うちの子に限って・・・』」と思う前に,保護者の責任として,正しい知識をお子さんに伝え,危険から守りましょう。お子さんに「あなたを大切に思っている」ことを伝え,絆を深めましょう。そして,しっかりと見守り,少しでも気になることがあれば,学校や警察に連絡しましょう。
○ 地域の皆さんへ
~気になる子どもを見かけたら,学校・警察に連絡しましょう~
多くの目で子どもたちをしっかり見守り,少しでも気になる子どもを見かけたら,学校や警察に連絡しましょう。
○ 教職員へ
~強い危機意識を共有し,指導・働き掛けを徹底しましょう~
学校全体で,子どもたちや保護者等に対し,薬物についての正しい知識と危険から身を守る方法について指導・働き掛けを徹底し,子どもたちの小さな変化やささいな兆候を見逃さず,手遅れのない対応と心の通った指導を徹底しましょう。
平成30年10月9日
京都市PTA連絡協議会
京都はぐくみネットワーク
京都市地域生徒指導連合会
京都「おやじの会」連絡会
京都市小学校長会
京都市立中学校長会
京都市立高等学校長会
京都市立総合支援学校長会
京都市教育委員会
薬物「ダメ。ゼッタイ。」緊急メッセージ
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お問い合わせ先
京都市 教育委員会事務局指導部生徒指導課
電話:075-213-5622
ファックス:075-213-5237