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京都市教育委員会

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「古典の日」の推進・伝統文化体験事業<11月1日は古典の日>

ページ番号156754

2023年10月19日

 11月1日は「古典の日」です。平成24年9月、「古典の日に関する法律」が施行され、国や地方自治体が古典に関する行事を実施し、家庭や学校、地域でも古典に親しむ機会の整備に努めることが求められています。

 「古典の日に関する法律」において「「古典」とは、文学、音楽、美術、演劇、伝統芸能、演芸、生活文化その他の文化芸術、学術又は思想の分野における古来の文化的所産であって、我が国において創造され、又は継承され、国民に多くの恵沢をもたらすものとして、優れた価値を有すると認められるに至ったもの」とされています。(古典の日に関する法律第二条)

 本市では、「古典の日に関する法律」の趣旨も踏まえ、お家元をはじめ各流派の方、地域の方等の協力や下記事業の活用などにより、全ての京都市立小・中・高等学校で、生活文化に息づく茶道、華道、和装等の伝統文化体験活動を実施しており、知識と共に体験を通して伝統や文化を受け継ぐ意欲と態度を育てています。

 また、地域の方や大学、博物館、神社仏閣、企業等の協力を得て、文化的・歴史的遺産や京都三大祭の見学並びに調べ学習、地域の伝統行事への参加等を各校において行うとともに、伝統文化に関する専門家の派遣や「歴史都市・京都から学ぶジュニア京都検定」等を実施しています。


古典の日を契機とした伝統文化体験の充実

 日本の心を伝える古典の振興に資するよう、学校教育における伝統文化体験活動のより一層の充実を図っています。

朗読コンテストの実施

 子どもたちが古典文学の内容をくみ取り、感情をこめて読み上げる「朗読」に積極的に取り組み、その成果を発表する場として朗読コンテストを実施します。(京都市中学校総合文化祭朗読コンクールにおいて、平成25年度から「古典」部門を設置しています。)

伝統文化に関する専門家の学校派遣

 わが国の伝統と文化を理解し、それらを尊重する態度の育成を図るため、京都に息づく伝統文化、伝統芸能などの専門家を学校に派遣し、実演及び実技指導を行う「専門家派遣事業」を平成25年度から実施しています。

実施内容

和装、日本舞踊・茶道


邦楽鑑賞・体験教室の実施

 日本の伝統楽器である箏・三絃・尺八・琵琶などによる邦楽の演奏会とともに、専門家の指導のもとでの演奏体験を行っています。

伝統文化体験(茶道・華道等)の充実

小・中学校

 文化庁の京都への全面移転を契機に、全ての児童生徒が、在学中に一度は茶道・華道を体験する事業を全市立小・中学校で実施しています。(令和元年度から段階的に実施校を拡大し、令和4年度以降は全市立小・中学校で実施。)

 小学校では茶道体験、中学校では華道体験を実施し、子どもたちが日本人が大切にしてきた伝統文化である茶道・華道を体験することを通じて、所作、礼儀、道具を大切に扱う心、草木の生命・風興などを学び、生活文化としての定着とその振興・継承を図り、次代の担い手を育む機会を創出します。

 なお、本事業は宿泊税を活用して実施しています。


高等学校

 市立高校生全員が、茶道を含め、在学中に伝統文化に関する取組を2回以上体験する事業を平成28年度から実施しています。 

 また、一般社団法人京一商西京同窓会から御支援いただき、能楽鑑賞会や坐禅体験会などを実施することで、日本の伝統文化の奥深さや美しさなどについて、深く学ぶきっかけとする機会を創出しています。 

 さらに、各校においては特色ある教育活動の一環として、京都や日本文化に対する理解を深める授業の実施、また、鑑賞や体験授業を積極的に行うなど、多彩な伝統文化事業を実施することを通して、次代を担う高校生に、我が国の伝統文化を尊重し継承する心の育成を図っています。

京都三大祭の見学

葵祭の見学

 子どもたちが伝統文化に親しむ機会の拡充を図ることを目的に、京都市立幼稚園の全ての5歳児を対象に葵祭見学席を設けていただき、葵祭を見学しています。

時代祭の見学

 子どもたちが伝統文化に親しむ機会の拡充を図ることを目的に、京都市立小学校6年生を対象に、特別観覧席を設けていただき、時代祭を見学しています。

京の「匠」ふれあい事業(伝統産業職人による制作体験教室)【産業観光局所管】

 児童生徒が本物の伝統産業製品に触れることを通して、京都の伝統産業に対する理解を深めるとともに、文化や伝統を尊重する態度を育成するため、伝統産業製品を制作する職人を小・中学校に派遣し、制作実習又は制作実演等を行っています。

実施内容

京鹿の子絞、京友禅・京小紋、京くみひも、京漆器、京焼・清水焼、京扇子、京仏壇・京仏具、金属工芸品、京象嵌、京竹工芸品、京版画、京たたみ、京房ひも・撚ひも

ようこそアーティスト 文化芸術とくべつ授業 【文化市民局所管】

 伝統文化から現代美術まで、幅広い分野にわたる京都で活動する一流芸術家を学校に派遣して子どもたちに授業を行う「ようこそアーティスト 文化芸術とくべつ授業」を平成19年度から実施しています。

 京都が育んできた多様な文化芸術を将来にしっかりと継承し、子どもたちが優れた文化芸術の「ほんもの」の魅力に触れ、文化芸術を身近に感じ、心から楽しめる豊かな感性や人間性を育むとともに、次代の担い手を育成します。

実施内容

  • 伝統芸能

    能、狂言、邦楽、日本舞踊、落語

  • 伝統文化

    茶道(抹茶・煎茶)、華道、香道、書道

  • 舞台芸術等

    演劇、洋楽、洋舞

  • 美術・造形

    陶芸、現代美術、マンガ、写真

  • 文芸

    短歌、俳句

古典の日記念 京都市平安京創生館

 「古典の日記念 京都市平安京創生館」では、平安京復元模型をはじめ、源氏物語車争図屏風複製(部分)などの資料を展示しており、古典に触れることができます。

 場 所:京都市生涯学習総合センター(京都アスニー)1階(京都市中京区丸太町通七本松西入)

 休館日:火曜日(祝祭日の場合はその翌平日)・年末年始

 展示時間:10~17時(入場は16時50分まで)

 入場料:無料

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電話:075-222-3806
ファックス:075-231-3117