平成23年度 京都市交通事業事務事業評価（平成22年度実績に対する評価）の実施結果について

　京都市交通局では，経営健全化等の取組の進ちょく状況を管理し，サービス改善と事業の効率化を図るとともに，市民の皆様やお客様への説明責任を果たすため，独自の事務事業評価を行っています。

　この度，平成22年度の事務事業の実績と決算数値等に基づき評価を行いましたので，その概要及び結果をお知らせします。

　平成22年3月に策定した地下鉄事業・市バス事業の経営健全化計画に基づいて事務事業評価を実施しました。

　内容としては，平成22年度の地下鉄事業・市バス事業の経営状況及び経営健全化計画の実施状況を総括し，健全化計画に基づき交通局が取り組んだ各事務事業について，目標に対する達成度の評価を行いました。

　各事務事業の評価については，進ちょく状況を表す「活動量指標」とその取組による効果を表す「成果指標」を設定し，その達成度を勘案して3段階で評価しています。活動量達成度，成果達成度がともに100％以上で目標を達成できたものを「A」の評価とし，いずれか一方が100％未満となったものを「B」の評価，さらに，いずれもが100％未満で目標を達成できなかったものを「C」と評価しています。

　地下鉄事業については現金収支の黒字化を2年連続で達成し，市バス事業も8年連続となる黒字を確保するとともに，経営健全化計画に対しても，計画以上の改善を図ることができました。しかし，依然として厳しい経営状況であることには変わりなく，引き続き，経営健全化の取組を着実に推進していく必要があります。