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平成24年度 北区民まちづくり提案支援事業のご報告

ページ番号151205

2012年7月31日

平成24年度 北区民まちづくり提案支援事業のご報告

北区役所では,平成24年度から,区民の皆さんによるまちづくりを進めるため,自主的・自発的なまちづくり活動を募集し,その費用の一部を補助する「北区民まちづくり提案支援事業」を開始しました。

平成24年度に支援した20の事業について,概要をご報告します。

(この内容は,昨年度の市民しんぶん北区版においてご紹介した内容と,各事業から提出された実績報告書をもとに,北区役所にて作成したものです。)

1.上賀茂神社アートプロジェクト・明神川行燈(あんどん)フェア

行燈フェアの写真

 上賀茂神社アートプロジェクトは,上賀茂神社,地域の方々,京都精華大学とが関係してつくる地域連携文化活動で,学生の芸術作品を上賀茂神社内に展示するものです。
 明神川行燈フェアは,このアートプロジェクトに合わせ,地域の子どもが,学生ボランティアの指導のもとで行燈を50基作成し,明神川に展示しライトアップしたものです。
 大学生と地域,小学生が協力して行燈作りを体験し,ものづくりの楽しさを学ぶとともにアートプロジェクト全体で期間中に約1万人の見学者があり,夏の観光資源として地域活性化に貢献できました。

2.防災マップを活用した町内のコミュニケーション事業

柊野学区防災訓練の様子

 柊野学区では,防災マップを活用した,町内のコミュニケーションを高める活動を行いました。柊野まつりでの防災クイズの実施,防災講演会の開催,防災訓練に向けた声掛け運動や広報の強化などに重点を置いて防災意識の向上に取り組んだ結果,初めて避難所運営訓練を取り入れた防災訓練に,学区内の多くの方が参加いただきました。
 今後も,更に地域の防災意識の向上に取り組み,合わせて地域のコミュニケーション活動を展開する予定です。(市民しんぶん北区版 平成25年2月15日号より)

3.上賀茂文化検定(ジュニア上賀茂検定 中級)

ジュニア上賀茂検定中級編テキストブック写真

 小学生をはじめとする地域の方に,上賀茂の自然・文化・歴史などについての知識を伝え,地域への愛着をもってもらうため,ジュニア上賀茂検定(中級編)として,小学6年生を対象とした副読本を作成しました。
 上賀茂小学校の6年生を対象に,校内での勉強会や,葵小学校と合同での総合学習会を行い,中級編をテキストにして,郷土史家の方に上賀茂の歴史をお話いただきました。
 1月には,テキストを基にした検定を実施。全員が合格し,合格認定書をお渡ししました。また,保護者の方が副読本に興味を持っていただけるなど,地域住民が誇れる地域づくりにつながりました。

4.地域交流スペース 西賀茂大将軍神社で夏の野菜市!

 地域の氏神である西賀茂大将軍神社を活かした地域コミュニティの活性化及び地域の特産である新鮮な京野菜の普及をめざし,7月1日に野菜市を開催しました。

 京野菜の紹介パネルを会場に展示し,その内容についてのクイズコーナーを設けたところ,約150名の来場者のおよそ半数が回答。来場者からは,改めて地域の歴史や京野菜について知ることができたという声がありました。また,当日は,京都産業大学の学生ボランティアにも協力してもらい地域と大学生との交流も見られました。

5.お一人暮らしの高齢者への緊急情報キット・災害時安否確認のための黄色旗の配布及び防災マップの作成事業

配付した緊急情報キット・災害時安否確認のための黄色旗の写真

 待鳳社会福祉協議会では,学区内在住の75歳以上のお一人暮らしの高齢者を対象に,緊急情報キット(かかりつけ医や持病,血液型などの情報を入れた専用の容器)と黄色い旗(災害時に無事であれば,玄関先に出してもらい安否確認をする)を配布しています。
 今後は,東日本大震災の教訓を踏まえ,災害時のお一人暮らしの高齢者の支援のために,防災マップを作成し,見守り態勢の充実を図ります。(以上「市民しんぶん北区版 平成24年9月15日号」より)
 24年度中に,一人暮らしの高齢者へのキットの配布を完了し,配付した家庭を学区のマップに記録しました。町内のマップは町内会長に配布し,学区のマップは自主防災会・消防分団・社会福祉協議会で共有しています。

6.鷹峯地域の自然と歴史の再発見

紙屋川清掃の取組の様子

 これまで紙屋川沿いの清掃活動を続けてきた中で見つけた,鷹峯の魅力をもっと発信したいと考えました。そこで,地域の隠れた観光資源をまとめ,観光客の方やウォーキングを楽しむ方に向けた案内マップを作り,看板に掲示したほか,地域のまつりなどで配布しました。
 また,不法投棄を防ぐとともに,また,川沿いの景観を良くし,楽しんで歩いていただけるよう,紙屋川沿いにもみじやあじさいを植樹しました。

鷹峯散策マップ(PDFファイル)

Adobe Reader の入手
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7.洛北エリア学びの場 RACマンデープロジェクト

 昨年4月に開講したRACマンデープロジェクトでは,洛北エリアの環境や文化に関心をもつ方の,学びと交流のイベントを企画しました。
 毎週月曜の講座では,講師を招いての上賀茂地域での「まちあるきと野外写生会」や,食材の知識や調理を学ぶ「山椒じゃこ作り」などを行ったほか,3月には,洛北エリアで開催された「あおい地球まつり」に合わせ,ワンデーチャレンジスクールとして京菓子製作体験や「漢方入門」などの講座も開催しました。

8.防災教育-昭和10年京都大水害・上賀茂小学校文集「水禍」の紙芝居作成と児童への防災啓発

紙芝居表紙の画像

 上賀茂社会福祉協議会では,小学校の児童などへの防災啓発のため,昭和10年の京都大水害の記録をもとに紙芝居を作成されています。この取り組みについて,発案者である同会副会長の久保田さんにお話を伺いました。
 「紙芝居作成のきっかけは,東日本大震災の災害ボランティアを経験して,災害時に子どもたちを含めた地域の人がその地域を守る必要性があると感じたからです。偶然そのころ,昭和10年の京都大水害について上賀茂小学校の児童が記した文「水禍」があることを知りました。その文章には,当時の児童のメッセージがあふれていました。そこで,これを活用し,子どもたちが危機感を持ち,地域の住民としてできることを考えてもらいたいと思いました。
 小学校低学年くらいの児童ですと,防災についてなかなか興味を持ちにくいものですが,紙芝居にすることで,みんなで鑑賞して防災意識を共有できると考えました。
 この紙芝居を通して,過去に地元で起きた災害を知ることで,常に災害は身近にあるということ,被害を最小限にする減災の意識を持つこと,自分たちで助け合える地域力の向上が必要だということを伝えたいです」
 紙芝居は今年度中に完成の予定で,読み手の大人向けに,当時の水害についての資料を添付し,小学校,福祉施設,児童館の3カ所に贈られるそうです。
 この取り組みで,他の地域でも,世代の別なく自分たちで地域を守る意識が共有されるきっかけになることが期待されます。(以上「市民しんぶん北区版 平成24年11月15日号」より)
 完成した紙芝居は,上賀茂小学校で上演したほか,地域での防災教育に役立てる予定です。

9.ダンスのユニバーサルデザイン・ワークショップ

ワークショッフ゜の様子

 自由に心を伝えるというダンスの基本を広く伝えるため,講師を招いたダンスの体験教室を7月28日に開催しました。
 43名の方に参加いただきました。ダンスはコミュニケーション力を高めるものでもあることを学び,一人一人が自分の体と対話してダンスの特性に触れ,また,参加者同士のコミュニケーションダンスで楽しみました。

10.北少年補導委員会紫竹支部主催 夏の教育キャンプ

勉強会の写真

 8月11日~12日に,小学生対象の夏のキャンプを行い,31名が参加しました。

 キャンプの中では,子どもにエコ活動への興味を持ってもらうため,北山杉についての勉強会のほか,河川の清掃活動,間伐材を利用した火おこしなども体験しました。9名の学生ボランティアにも協力いただきました。

11.コミュニティサロン801広場

健康教室の模様

 801商店街の空き店舗を活用して,地域の高齢者が気軽に集い,語らえる交流の場を提供しています。
 大学や,地域包括支援センターなどと連携し,高齢者向けのペン習字や体操教室のほかに,小さい子どもと保護者も参加できる折り紙教室などを実施しました。利用者の方も,チラシを作って仲間を増やすよう,サロンの盛り上げに協力していただいています。

12.紫竹ecoフェスタ

エコフェスタの模様

 紫竹学区は,平成23年に京都市低炭素モデル地区「エコ学区」に認定され,地域実験事業として,ecoフェスタを開催しました。
 24年度は紫竹の冬まつりとしてeco フェスタを開催。
フリーフリーマーケット(使わない衣料やファッション小物を持ちより,無料で持ち帰ることができる)やモデル世帯での紫竹エコデー取組発表会でエコ活動の優秀者と小学生のエコ標語の表彰を行いました。
 また,会場では,加茂川中学校吹奏楽部の演奏,古着を使用したファッションショーや模擬店,北エコまちステーションの協力による資源物回収も実施。楽しみながらエコについて学べる催しとして,多くの方に参加いただきました。

13.紫野学区PR大作戦「おもてなしの京都・紫野」発信プロジェクト

地域の歩き方紫野学区の冊子の画像

 紫野学区社会福祉協議会と〝フナッツ〟(紫野の魅力発信に取り組んできた若者グループ)が連携して,平成22年度に設立した「紫野カルチャー亭運営協議会」では,高齢者と若者の世代間交流会や,紫野学区のまちづくり活動を行ってきました。昨年度は,一人暮らし高齢者の会「パープルフレンズ」の立ち上げも支援しました。
 昨年9月には,紫野会館で,隔月開催の「カフェ紫野」をオープンしました。カフェ紫野は,パープルフレンズのメンバーが中心となって運営しており,地域の方々が気軽に立ち寄っておしゃべりしていただける交流の拠点となっています。
 また,パープルフレンズのメンバーが歌う「紫野サンバ」にのせて,紫野学区の観光資源を撮影し紹介する映像を製作しました。あわせて,紫野学区の観光案内冊子「地域の歩き方in紫野」を作成しており,いずれも3月下旬公開・配布予定です。
 ぜひ,映像や冊子をご覧いただき,紫野学区にお越しください。(以上「市民しんぶん北区版 3月15日号」より)
 紫野学区の店や史跡を紹介する観光案内冊子「地域の歩き方in紫野」は,区役所や地元のお店などで配布しています。また,映像は,現在,YouTubeにて配信しています。

映像はこちらから外部サイトへリンクします。YouTubeのページに移動します。)

14.来て 見て ふれる 雲ヶ畑 ~みんなでつくる森の文化祭~

会場の様子

 雲ケ畑学区で活動する学生サークルなどを中心に,11月3日に「森の文化祭」を実施しました。今回は,企画段階から地域の方の協力をいただき,何度も打ち合わせを重ね,杉玉づくりなど雲ケ畑ならではの体験企画を実施しました。
 当日は,シカ肉のシチューや手作りバームクーヘンなどの模擬店,クリスマスリース作りや笛づくり体験,笛の演奏会,火おこしレースなどの企画を行い,多くの来場者で賑わいました。

15.新大宮こどもの基地

ワークショッフ゜の写真

 商店街に子どもの居場所を作り,地域への愛着を持ってもらうことを目的に,3月の土曜・日曜に,新大宮商店街の空き店舗を活用した「新大宮こどもの基地」を開設しました。
 「子どもの想いを形にする」をテーマに,表現に関する体験教室として,えほんづくりや写真教室などのワークショップを行いました。また,最終日には,子どもたち地震の手で成果を発表する「こどもの基地展」を開き,保護者や地域の方をおもてなししました。

16.モノづくりで区民をつなぐ-北区民ものづくり教室

ものづくり教室の様子

 モノづくりから人の輪を広げ,北区の文化活動を発展させることを目的とした活動です。
 空き家を活用したギャラリーで,,ものづくりの体験教室を開催しました。版画やシルクスクリーン,木の飾り(オーナメント)作りなどに,子どもから大人まで真剣に取り組み,ものを作る面白さを体験していただけました。また,作業中には参加者同士の交流もみられました。最終日には製作された作品の展示会も行いました。

17.環境と文化を軸にした地域固有の資源発掘とプログラム開発における人材育成事業

 洛北地域の活性化に向けて,地域固有の観光資源の発掘と,観光プログラムの企画・試行を通じて,地域に根差した観光の仕組みづくりを行うことを目指しました。地域の「人」に着目し,地域の魅力を伝えていただくことができるツアーを企画しました。

 3月31日に開催された「あおい地球まつり」に合わせ,「鴨川でつなぐ縁結びツアー」,「北山通 現代建築ツアー」,「植物園 フタバアオイと葵遣(あおいつかい)」などのツアーを企画。普段地元に住んでいても気が付かない地域の魅力に触れていただきました。

18.寺子屋-てらこや-

寺子屋の様子

 NPO法人寺子屋轍(わだち)では,学校・家庭以外の子どもの居場所,地域で行う教育の場の提供を目的に,今年3月から,「寺子屋―てらこや―」をスタートしました。毎週水曜日と金曜日(午後4時~7時)に,近隣の小学生が,鳳徳学区にある「新大宮みんなの基地」に集まり,ボランティアの大学生と一緒に個々の宿題に取り組んでいます。
 大学生は,先生という立場でなく,自分の勉強や研究を行いながら学習をサポートしており,大学生と小学生が同じ空間で学んでいるのが寺子屋の特徴です。
 また,地域の方々との交流としても,西陣織や指人形などを作るワークショップを月1回開いています。主催者の蔵田翔さんは,「〝轍〟は,車が通った車輪のあとという意味。子どもたちには,同年代だけでなく,年上,年下の人と共に育み合い,たくさんの人が歩んできた〝轍〟に触れ,様々な『モデル』と出会い,成長してほしい」と話をされました。
 寺子屋轍は,子どもたちと地域の方とが出会う場であり,将来の地域を担う子どもたちが地域と共に育つ場でもあります。ここで学ぶ子どもたちの明るい笑顔は,これからの地域活性化にもつながると感じました。(市民しんぶん北区版 平成24年10月15日号より)

19.北区の新しい魅力を発見し発信するプロジェクト

燻製作りの様子

 若者と地域のつながりや,北区の魅力発信を目的に,北山の自然などの北区の資源を発見し,新たな活用や発信方法の検討を行いました。
 24年度は,雲ケ畑小中学校(休校中)を主な活動場所とし,燻製作りや納豆もち作りなど地元に伝わる食を体験し,その様子を撮影。映像としてまとめ,発信しています。

20.紫竹学区民体育祭「前夜祭」

50メートル走の様子

 学区体育祭の60周年記念として,スポーツの楽しさを知ってもらい,また,気軽に参加し,次世代の地域リーダーを発掘することを目的に,健康やスポーツに関する講習会と,体育祭の前夜祭を行いました。
 「ケガの予防と応急処置」「お年寄りの骨折防止」をテーマにした講座には約60名の参加がありました。また,50メートル走の記録会や自転車発電などの企画とお祭りの雰囲気を出した前夜祭には,予想を超える400名の参加がありました。用事から70代まで幅広い方が記録会に参加され,関心の高さを知りました。

お問い合わせ先

京都市 北区役所地域力推進室総務・防災担当

電話:庶務担当:075-432-1197、地域防災担当:075-432-1199、統計調査担当:075-432-1199、企画担当:075-432-1199

ファックス:075-432-0388